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【俺妹】高坂桐乃 は京介にいっぱ189されたい(いっぱいハグ)
- 115 :【SS】:2020/06/07(日) 17:10:30 ID:Iw78oCHk0.net
- 今日はプロポーズの日という事らしいので…
『幸せの鎖』
俺と桐乃が普通の兄妹に戻ってしばらく経ったある日、俺はリビングでのんびりくつろいでいた。
「ふう…たまにはこんな優雅な休日もいいもん―――」
「ねえ京介!今日はプロポーズの日なんだって!」
元気な桐乃様がリビングに飛び込んできた。
「おう桐乃」
桐乃は俺のすぐ隣に腰を下ろすと、
「へへへ、しかしあの時は本当にびっくりしたよねー。まさか告白だけじゃなくてプロポーズもされるなんてさー」
意地悪そうに覗き込んでくる桐乃。
「あ、あん時は必死だったんだよ!その、お前を手放したくなかったし…」
「京介ってさ、何気に独占欲強いよねー」
「おまえが言うな!」
「あたしはいいの。可愛い妹だから。そんなのあたりまえっしょ?」
可愛いのは認めるけどな。
「でさ、あんたこれからどーすんの」
「どーもこーもねえよ。彼女も作れねえ結婚も出来ねえ人生を歩むだけだ」
「ふひひっ、寂しい人生だよねー」
「ああそうだな。泣けてくるぜ…」
やっぱロードし直す―――
「でも安心して。あたしの生涯をかけて添い遂げてあげるから。ね、京介」
―――必要なんて一切ねえな。
「まあでも、さ。これからどの『選択肢』を選ぶのかはあんたに任せる。どんな選択肢でもあたしは最後まであんたの味方だし、守ってあげるから」
「俺、守られる側なんだ…」
「あったりまえじゃん。あたしのほうが経済力もあるんだし。そんな事より」
「そんな事より?」
「ずっとあたしのそばにいてよ。あたしも…もうあんたを手放したくないからさ」
どうやら俺たち二人は、
「分かったよ」
本当に似た者同士の様だ。
「そういえばあんた一人暮らししてた時あたしに『一生ドレイになってくれるんだよな?』とか言ってたよね」
「ああ、そういやんなこと言ったな」
「いいよ」
「へ?」
「なったげてもいいよ?」
「それってどういう…」
「その代わりあんたもあたしのドレイになってね。これ命令だから」
「お、おう…」
相変わらずひでえ妹様だ。お互い鎖に縛られてるじゃねえか。けど――
「ふひひ、ずっとずーっと一緒だかんね♪」
――それも悪かねえ人生だと俺はその時思った―――
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