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【咲-Saki-】須賀京太郎カプ総合スレ131
- 577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/02/19(金) 08:07:49.73 ID:+2gczZ2b0.net
- 「ねえ、京ちゃん」
名前を呼べば彼は優しい眼差しで何だとばかりに私を見る。
手を伸ばして触れた彼の頬は暖かく、心地好い倦怠感は人肌の温もりを通してじわじわと幸福な気持ちへと繋がっていく。
「不思議だね」
「何が?」
性別の違う大きな体は引き締まっていて少しゴツゴツと硬くも逞しく、簡単に私を持ち上げられる。
力だけでなく体力の差も段違いであり、何度もまざまざと実感させられた。
「やっぱり不思議」
何が言いたいのか分からないのか彼は首を少し動かし、キョトンと浮かべた表情が可愛くて愛しい。
「秘密」
彼は私を知らない。
私は彼を知っていた。
「照」
教えろとばかりに強い力で腕の中に引きずり込まれ、キスが出来そうな至近距離で見詰めてくる。
「だぁめ」
可愛かった幼い彼を私は見たことがある。
あまつさえ話したことすらあったのだ。
妹を通じて知り合い、交際し、男女の関係になり、ふとした切っ掛けで彼が昔に遊んだことがあった男の子だと思い出した。
互いに名前も知らず、行きずりに一度だけ遊んだそんな私達が今では同じベッドの上で絡み合う。
「京ちゃん愛してるよ」
あなたが愛おしい。
カンッ!
遅れたぜ
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