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ガールズ&パンツァー GIRLS und PANZER 1780輌目

58 :名無しさん@お腹いっぱい。@\(^o^)/ (中止 bd93-g1cW):2016/12/24(土) 13:10:02.95 ID:19oJT0TJ0EVE.net
本当は深い話かもしれない(笑)
tan***** さん 2016年12月23日 11時29分 閲覧数 33 役立ち度 0
総合評価
★★★★★

本当は深い話。
ステマと宣伝だけでは売れるのは初動だけ。画像と音響と表面上の面白さだけでは2か月が限度。SF的ギミックなどすぐに飽きられる。
今でも劇場が満員なのは、話の深さがあったから。

映画の奥にある深い話
(1)少子化と過疎化問題
物語の根底には少子化問題と過疎化問題がある。それがあって初めて物語が始まる。
ヒロインは結局「自分のムラ」を守るのだが、残念ながら、国全体の問題になっている少子化過疎化問題については解決策を提示できていない。

(2)現代日本を象徴する格差社会
ヒロインの「田舎のムラの貧乏な公立高校」も、生きていくには不自由なく、それなりに生活できている状態ではあるが
「都会の私立の学校」はスゲー金持ちであり、ヒロイン達もそれが羨ましいと思ってたりする。
格差自体はあるが、現代中国の田舎と都会、アメリカの黒人スラム街と上級国民街とは異なり、乞食と王様でなく平民と貴族くらいの格差というのも現代日本的表現である。

(3)細部に拘った作り
一例を挙げると、ヒロインの実家とヒロインの転移先では気候が違う。
画面上の木々の違いだけでなく、耳を澄ませば虫の音色も違うのがわかる。
ヒロインの実家では大量の蜻蛉(トンボ)が飛んでいたが、トンボは綺麗な水が大量にないと生きていけない虫である。ここでも自然環境の違いが示されている。

(4)政治的交渉
政治家の偉い人と交渉する場面では、無駄に長くて不評ではあるが、あれがあるのが深みになる。
ほぼ政治だけを描いた作品を除けば(海賊とか?)、今年の映画で真面目に政治を描いた日本映画はシンゴジラだけかもしれない。
経過や結論には、アニメならではのご都合主義はあるが、それはそれとして(笑)
ゴジラでも「こんなつまらないのを早くやめろ、早く怪獣をやっつけろ」と思った人が多いが、残念ながらこの作品でもそう言われている。
シンゴジラ以外の昔のゴジラや怪獣作品でも、政治ネタ出してきた作品結構あるが、ことごとく不評。
でも、120分間ずっと怪獣と戦っても、それはそれで退屈だと思う。

(5)共同体の喪失
ヒロイン達はムラを追い出されて疎開先で暮らすのだが、三者三葉、十人十色。
それなりに楽しんでいる人、ノリノリの人、筋トレやる人、仕事を頑張って余計なことを考えないようにしている人、不良になった人。
苦しいだけでない、少しは楽しいがやっぱりお家に帰りたい。そういう生活が描かれている。

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