陰の実力者になりたくて！ Episode.46

名無しさん＠お腹いっぱい。

モードレッド「己の力を過信したか…、愚かな男だ」
　　　　　　
　　　　　　「精々身の程を知るがいい…」

？？？「誰が愚かかは直ぐに分かる」

モードレッド「ん…？」

ベータ「初めてましてかしら、ラウンズ第九席［人越の魔剣］モードレッド卿」

イプシロン「さっそくだけど貴方を殺すわ」

ベータ「その前に答え合わせをさせてもらうけど」

モードレッド「実験体如きが…身の程を知れと言ったぞ…」

　　　　　　　キィィィン

イプシロン「！！」

　　　　　「見えない斬撃…、成程それが「人越の魔剣］と言う訳ね」

モードレッド「如何にも…、我が剣技は眼に見えぬ剣…一撃を躱しただけでも見事だ」

イプシロン「魔剣インビジブル」

モードレッド「なっ！」

イプシロン「見えない刃を放つ古代エルフのアーティファクト」

ベータ「他人の成果を奪って誇るなんて、流石ディアボロス教団と言った所かしら」

イプシロン「鎧にマントまでアーティファクトで揃えて…」

ベータ「随分臆病だこと（笑）」

モードレッド「ッッ！！」

イプシロン「その剣は滅び逝く故郷を嘆き、エルフの刀匠が命を賭して鍛え上げたもの…、返してもらうわ」

モードレッド「口を慎め！！！」

イプシロン（無言で剣を振るう）

　　　　　　　交差する刃と刃

モードレッド「何っ！！、ぐっ」

　　　　　　「くっ、魔力の斬撃！…、私の知らぬアーティファクトか！」

ベータ「我らが賜りし叡智をお前如きの尺度で計らないことね…、そのカビの生えた知識を全て明かしなさい」

イプシロン「さもないと少し痛い目をみてもらう事になるわよ！」

モードレッド「凡愚共めが！出来ると思うか！！」