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アゴ男イッシーこと石田雅敬さんヤクザに殺される 11

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/03/09(土) 15:29:57.83 ID:???.net
「金払いが良かった」。神奈川県の50代の会社役員の男性は、恋人と信じていた女子高生に法廷で突き放された。SNSで知り合い、プレゼント代などに1年間で265万円を費やした相手に本当の交際相手がいたことが判明。「恋愛詐欺」と怒りに震えて提訴したが、裁判で浮かび上がったのは40歳近く年の離れた2人の関係のいびつさと危うさだった。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く2020年夏、男性はSNSのメッセージ機能でやりとりを始めた都内の女子高生と東京・渋谷の繁華街で会う約束を取り付けた。離婚後、独身生活を10年以上続けていた男性。友人と現れた女子高生に「次会うときは2人きり、カレカノ(彼氏彼女)の関係で」と伝えると「はい」と返事があった。その反応を、交際の承諾と受け取った。

ルイ・ヴィトンの財布、フェンディのかばん――。会うたびに買い物に付き合い、小遣いも渡した。10万円以上するブランド品も「誕生日」「付き合った記念」と理由を付けてプレゼント。外形的にはデートや飲食の対価に金銭を支払う「パパ活」にしか見えなかったが、男性は「お金がなくて困っているという『彼女』を助けるのは当たり前」と意に介さなかった。
約1年間で男性は女子高生に計265万円を費やした(写真はイメージです)

「パパ活ではなくて彼氏彼女の関係だよね」。念のため繰り返し尋ね、会った後もSNSでしつこく確認した。女子高生は「はい」「わかりました」などと答えていたが、買い物と食事以外で男性と会おうとしなかった。やがて「家出している」「財布を無くした」などと理由をつけ、口座への入金も迫るようになった。

ある日、女子高生のSNSをひそかに監視していた男性は、自分ではない本当の「彼氏」の存在を目の当たりにする。出会いから1年以上がたった21年10月。怒りに震えた男性は女子高生の住まいを突き止め、内容証明郵便を送った。その後、東京地裁に損害賠償を求めて提訴。「恋愛感情を利用して265万円を詐取した」とする訴えだった。

地裁は、男性が女子高生と知り合った際に使っていたSNSのアカウント名に「papakatsu」という文字列が含まれていたことに注目。SNSのやりとりからも恋愛を誤信させる要素はなく「パパ活と合意していた」と男性の主張を一蹴した。高裁も24年2月下旬の判決で地裁の判断を支持した。

年端もいかぬ未成年に対して執拗に交際を求めた理由について、女子高生側の弁護士らから質問されても「真剣に交際する対象だった」「何度も恋人だと確認した」と繰り返すばかりだった男性。法廷にいる誰の目にも下心は透けて見えた。

逆に、女子高生のほうがしたたかに映る。男性に彼氏の存在を突き止められ「学校に連絡する」「親の財産も差し押さえる」などと脅された結果、男性のSNSを「ブロック」した。

ところが3カ月後、化粧や口調、しぐさを変えるなどして別人を装い、違う名前で再び男性に接触した。さらにむしり取れると考えたのか、またもや「交際」の言質を与えないまま高額のプレゼントを迫り、男性はさらに100万円ほどを出費。男性は法廷で「実際に会ったときも同一人物と気付かなかった」と肩を落とした。

法廷で「恋人」を主張し続けた男性について、悪びれることなく「パパ活している50代の男性」とにべもなかった女子高生。男性が自ら証拠として提出した赤裸々なSNSのやりとりには明らかに「援助交際」を要求しているとうかがえる内容もある。結果的に、男性が児童買春の罪などに問われうる事態は起きなかった。裁判中、女子高生は本当の彼氏との子どもを出産した。

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