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琵琶湖のカバ総合スレッド

1 :バカは氏んでも名乗らない:2016/09/08(木) 20:37:28.92 ID:RR073rJO.net
立てました。

528 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 12:12:29.98 ID:???.net
私もうちの猫と犬に食べられるのはぜんぜん平気だよ。
そのわりに医学の為と称して解剖体に提供したりする勇気はないんだ・・・

気になるといえば。
私の肉を食べて生き延びてくれた子たちが、世間に白眼視されないかって事。
あの子たちが私の遺体を食べようとも思わず餓死しそうになったら、
乗り移ってでも自分の体を食べさせるけどな・・・

529 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 12:17:28.30 ID:???.net
何処とは言えませんが東京で犬を食わせてくれる店を、一軒知っています。
驚いたことに、そこのオモニはイルボンです。前店主が年老いて、店員だったオモニがあとを継いだそうです。犬は宮崎の牧場から仕入れてるそうです。
オモニは犬を止めたいのですが、その店の歴史が許してくれません。
朝鮮大学寮の側のその店には、学生の頃犬を食ったチョソンサラムが懐かしさを求めて、集まってくるそうです。
「オモニ! ケはねぇんか?」その声を無視するわけにはいかないそうです。今でも、そんなハングルのサラムの声で、店を開けています。
もう70才近いのに。。。

530 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 12:30:04.26 ID:???.net
昔マレーシアに行った時、ロシアンルーレットやってた人が目の前で死んだよ(笑
小学校の時下校途中で眼球が片方飛び出てる猫も見たことあるよ
あと最近は猫が引かれる瞬間も見たな、じっと見た分けじゃないから外傷は分からなかったけど、もがいてた

531 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:23:04.29 ID:???.net
ガキの頃の経験で不思議に思ったから書いておきたい

うちの実家は随分イナカなんだけど、俺がまだガキの頃「おせったい」?とかって弘法大師?を奉るイベントがあって
お地蔵さんを飾って、来た子供とかにお菓子あげんの棒ジュースだとかぽっこん菓子?とか駄菓子だけど
(米ふくらませたような甘いヤツ

それが地区で当番制になっててその年はうちの家が当番だからお地蔵さんを預かった

そんでもって、俺も家族もみんな結構いい加減だから汚い作業台(木の加工とかするような薄汚い机だったんだけど)に適当に放置してた

で、そのお地蔵さんってのが、えらい険しい顔してて、家族みんな「なんか険しい顔の彫りのお地蔵さんだねぇ」
とか言っててさらに放置(汗

で、イベント当日、祭壇?みたいの作ってそれなりに綺麗に飾ったんだけど、そん時改めて見たら冗談抜きでマジにこにこ顔なのよ!

俺も家族もあんまり信心深い方じゃ無いから、
「ありゃぁ彫った人が大したもんだわ」
「なんか光の加減とかでそう見えるんやろうねぇ」
ってな話で片づいてたし、当時の俺もドラえもん大好きな似非科学少年だったから
「きっと赤い布の影響で光のスペクトルがなんちゃらかんちゃら」とか
(祭壇の飾り付けに赤い布を使ってた)
ワケワカンナイ理屈つけて適当に納得してたんだけどなんだかんだ言っても結構不思議に思った

結局アレは何だったんだろうなぁ
とにかく「怒った顔に見えた」>「笑った顔に見えた」
って事だけは実体験だから確かってだけなんだけど・・・

532 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:23:46.54 ID:???.net
あと経験した不思議な事って言ったら、
・小学校の教室に急にカラスが来るようになって〜
・葬儀屋のバイトしてた時に泊まりに来た友達が〜
・試験の帰りに急に友達が
 「こっちから帰ると嫌な予感がする」と言い出して〜

って経験があるんですけど、どれもそんなに
恐いわけじゃ無いんでそっちに書いてみます

533 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:24:23.59 ID:???.net
聞いた話なんですけど。

ある有名な心霊スポットへ、友達と二人、深夜に車で行ってみたんですって。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ!と思って、慌ててブレーキを踏んで、降りてみたところ、
そこに人影はなく、目の前は崖。
なんでもガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら
落ちてしまっていたかもしれないということです。

「あの幽霊は助けてくれたんだ」

そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についたそうです。

トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に、先ほど、
目の前を横切った女の人の姿が‥‥。
その女の人は、こう呟いて、すぅーっと消えたそうです。

「死ねばよかったのに」

534 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:25:10.25 ID:???.net
私は職業柄、深夜遅くまで自宅で作業している事が多い。
そんなある日の深夜、ふと窓に何かがぶつかる音がした。
夏だったら私の自宅は田舎なので、カナブンか何かだろうと思うが、
その時の季節は冬だ。不審に思った私は部屋の換気もかねて、
窓を開けて外を見てみる事にした。

家は一軒屋なのだが、その門の前に女の子が背を向けて立っている。
年端は小学生高学年といったところだろうか。夜中といっても、
とっくに1時は回っているし、歩ける距離にコンビニも自販機さえない。
その時、俯き加減だった女の子が突然こちらを振り向いた。目が合った。
流石に気味が悪くなった私は愛想笑いをして、窓を閉め、寝る事にした。

少し恐怖はあったものの、心霊の類に遭遇した事の無い私は
そのまま眠りにつき、そして何事もなく朝を迎える。
昨日の子は何だったんだろう…親とケンカでもしたのかと思いつつ、
カーテンを開け、再び門の前を覗いてみる。

すると窓には無数の子供の手形がつけられていた。それらは全て内側からだった。
窓にうつりこんだ部屋の中には、その女の子が立っていた。

535 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:28:39.61 ID:???.net
怖かった話をします、話はちっとも怖くないんですけど、だって、お化け屋敷の話だし、でも、その時モノスゴク怖かったんです、
数年前に某テーマパークで夏期のみ限定のお化け屋敷があったんです、たくさん人が並んでいて、係の人に「コレ怖いですか?」と聞いたら「怖いですよ」と言うから友達と入ることにしたんです、
そしたらそしたら、中に入ったらお化けに扮した人がたくさん出てくるんです、
いきなり角からガバッと飛び出てきたり、横から突然現れたり、出てくるお化け、全部、人が扮しているんです、それでそれでスゴイ怖いんです、
ワタシお化け屋敷全然平気な人のつもりだったんです、作り物のお化けなんて「へっ」て感じなんです、でもそのの人が扮しているお化けはすごい怖かったんです、
それでそれで、キャーキャー逃げていたら目の前に檻があるんです、中に人が扮したお化けがいて、檻がギ、ギ、ギ〜って開きだしたんです、
友達はみんなキャーってその前を走って逃げたですけど、ワタシ、怖くて、その場に立ち竦んじゃったんです、檻が完全に開いちゃって、どうしようどうしよう、
ワタシも開く前に逃げればよかった、開いたら中のお化けの人、出てくるのかな、でもおお化けの人は仕事で扮しているのだし何もしないよね、
ここで立ち竦んでいても仕事でお化けの人も困るだろうし、早く向こうに逃げなくちゃと思うけど怖くて、茫然としていて、そしたら中のお化けの人が出てきて、
しゃ〜って口を開けて、怖くて怖くて、ああ、でもこうしちゃいられないと思って「あ、すみません。通ります」と謝ってそのお化けの前を失礼して、泣きそうになりながら友達を追っかけて、
追いついたらまたお化けの人がガバッと現れて、ギャー!って逃げて、友達突き倒して、走って走って、ああ、ワタシは何かに襲われたら友達置いて逃げる人なんだって自分の人間性を垣間見た気がして、
出口を飛び出したら、そこはお店で、怖いグッズが売っていて、明るい和やかな雰囲気で、はぁと一安心して、なんでさっきまであんなに怖かったのだろうと思って、

536 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:31:10.79 ID:???.net
お店の中にはお化けに扮した人がうろうろしていて、でもそれを見てももう怖くなくって、
お化けの人を眺めていたら、お化けの人が、ひょいとお化け屋敷の出口から中を覗き込んで、そしたら中から「うわぁ、出たぁぁぁ〜っ!!!」って、野太い男の悲鳴が聞こえて、
それが可笑しくて可笑しくて仕方なくて、でも自分もさっきまで怖がっていたし、
そういえば、他のお化け屋敷でも、作り物のお化けだけのお化け屋敷と思っていて、お化けの人がいると知らなくて、中で「ここで写真撮ろうよ〜」と友達並べてシャッター切ろうとしたら、
「ウォラ!」と突然、お化けの人が現れて、びっくりして思わず「ウオオ!」と悲鳴を上げて、他にも、お化け屋敷をふらふらしていたら、
後ろからペタペタ音がするから、何だろと思って振り返ったら、腰を曲げたお化けの人がペタペタ追っかけてきていて、ギャー!!!って駆け出して、
作り物のお化けは平気なのに、なんで人のお化けはこんなに怖いんだろうって不思議なのだけど、みんなはどう?って長々書いてごめんなさい。

537 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:32:57.59 ID:???.net
小学生のとき、祭のときだけ河原にかかっていたオバケ屋敷の小屋を
思いだしたよ。
なんの仕掛けもなくて、暗闇に人がバケた幽霊がでてくるだけ。
でも、そいつが触ってくるんだよー。
こっち全員小学生なのに。
入り口三メートルで、女の子はみんな逃げました。本当に怖かった。
結局、触られた客が他にもいて警察がきて、一日で小屋は無くなったけど。
生身は怖いよー

538 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:39:23.24 ID:???.net
これは学校にまつわるっていうか俺の体験談なんだけど。

うちの学校(とはいっても十数年くらい前の卒業生なんだが)は半寮制の学校で学校から遠い人は学校の近くの寮に入るっていうシステムだった。
ちなみに中高一貫教育で 大体中1〜中2、中3〜高1、高2〜高3で別の寮っていう感じに3つの寮があった。

んで俺が高1の時、つまり2番目の寮に移った時の話なんだけど。


その寮は地下1階地上3階の造りで(正確に言うと傾斜地に立てられているので見方によっては4階建て)各階がL字型をしていた。
問題の話は3階の部屋に部屋替えで移ってきた時に起こった事なんだ。
ちなみに各階にトイレは2ヶ所づつあるんだけど、なぜか3階のトイレだけは1ヶ所にしかなかった。他の階のトイレがある位置はなぜか「あかずの間」になっていた。俺は丁度その「あかずのトイレ」の隣の部屋に移ってきたんだ。
丁度学校は2学期を迎えるくらいの時だったから9月の上旬くらい。まだ夏の蒸し蒸しした感じが強い頃だった。

俺が移ってきたその部屋は、入ったときからいやーな感じがしていたが、その寮自体が老朽化していた事もあり、ぼろいからこそ嫌な感じがするんだろうなーくらいにしか感じてなかった。
ちなみに部屋の構成は2段ベッドが2つ高1が二人で中3が二人といった感じで俺は2段ベッドの上の方にいた。
大体高1がベッドの優先所有権を持っていて大体の奴は下を選択していたが、その寮は極めてぼろく、部屋の中にムカデやゴキブリがたくさん出るような状況だったから、その手のモノが大嫌いな俺は、迷わず上のベッドを選択していた。

539 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:41:04.55 ID:???.net
そんなある日の夜、俺はなかなか寝付けずに、寝苦しい夜を過ごしていた。
周りからは周囲3人の寝息くらいしか聞こえない。なんかやだなーといった漠然とした不安があった為、どうにかして寝ようと悪戦苦闘していた。
そんな時、不意に俺の体が動けなくなった。いわゆる金縛りの状態だ。
よく金縛りにあう状況の時はラップ音を聞くとかいうが、そんときはそんなもんは聞こえず、いきなり固まった。
しばらくその状態でもがいていると隣の「あかずのトイレ」が開く音がした。
「ギイィィィィ。。。。。」
「うわっ やばいっ!!」
俺は必死で目を閉じた。(金縛りだったがどうにか目を閉じる事は出来たので)
すると「あかずのトイレ」からは
 ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
と何者かが出てくる気配がする。そして「あかずのトイレ」の前の部屋に止まる。
(この時そのモノがどこにいるのか、何故か明確に把握出来ていた)
「俺の処に来るなーーー!!」
そう念じてみるものの、そのモノは俺達の部屋の前まで移動を開始した。
 ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
「うわぁぁーーー」心のなかではまさに半狂乱。
しかしそのモノは、俺の心が通じたのかどうか、また移動を開始した。
 ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
ホッとはしたもののまだ金縛りは解けない。でも自分の部屋を通り過ぎた安堵感で正直嬉し泣きしそうだった。
そのモノは各部屋の前で一旦停止し、また動くという事を繰り返し、結果として3階全部の部屋をまわった(見てないので はずだ。)
L字の先のところまで辿り着いたはずだ。
相変わらず俺の金縛りは解けない。そしてそのモノはまたこちらのほうに向かって歩き出した。
 ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
今度は各部屋の前で止まらずまっすぐ開かずのトイレに向かっている様子だ。

540 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:41:19.57 ID:???.net
「はやく自分の居場所に戻ってくれーーーー」
俺はずーーーっとそう念じていた。
ところが、、、
そのモノは俺の部屋の前で止まった。
その上俺の部屋に入って来た!!
 ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
「うわぁぁぁぁ!!!!!!」(号泣)
もう半狂乱どころの騒ぎではない、大泣きである。不思議と涙は出なかったが(笑)
そして俺のベッドの前に来てしまった(涙)
もう、そいつが人間のようなものであるという事が、鋭敏に伝わってきていた。
なにしろ、前述の通り俺は2段ベッドの上の方。
そいつの顔が俺の真横にあるのを感じるのだから・・・
そいつの鼻息のようなものまで、リアルに感じる。

その時そいつはこう言った。

「オレノベッド・・・・」

俺はその言葉を聞いた瞬間に、遠のく意識を感じた。
ようするに気絶してしまったのだ。ちなみに気絶したのは先にも後にもこれが初めて。
2度としたくない。

541 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:42:06.81 ID:???.net
〜後日談

その日の事を「どうせ信じて貰えないだろう」と舎監に話したところ、

「そうか、お前も会ったのか・・・」と一言。

それを話したその日に、俺の嘆願通り部屋替えをしてくれた。
舎監が言うには、大体2年か3年に1度くらいは
そういう事を言ってくる輩がいるとの事。

さらにこれは卒業後に聞いた事だが、昔心臓に病をもった俺の先輩にあたる人がいて
その人はその病を苦に現在「あかずのトイレ」になっているそのトイレで自殺を図った
らしい。そしてその自殺をした時に使っていた部屋は俺の部屋で、
当然寝ていたベッドは俺の寝ていたその場所だったらしい。
以上、いままで経験した一番怖かった霊体験のお話でした。

542 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:43:13.06 ID:???.net
右に伊豆天城山の大きな黒い陰、左は田んぼ、空には星が瞬いている。

「やっぱりなにかいるわ」由美が前方の闇に目を凝らす。
由美の視線の先を孝史も追ってみたが、はるか遠くに街灯が一つ見えるだけだ。
「おい、変なこというなよ。何も見えないよ」
「あの遠くの明かりの五十メートルくらい手前。あっ、白い服を着た女の人!むこう向いてる。見えない?」
「いねーよ、そんなの…」
「こっち向いた!」
怯えた由美の口調に孝史も思わず身体を震わせた。
「やだ、来る、来るよ!」前方の何かを見つめながら叫ぶ由美の声が
悲鳴に変わる。
「やだーっ!」
「まじかよ?」
「逃げるよ!」由美は元きた方向に駆け出した。「なにしてんの、はやくはやく」
由美にせかされ、孝史も後を追って駆け出した。何か、不気味な気配を背中に感じる。
二人が走るスピードよりはるかに速く、それはぐんぐん迫ってきた。
宿まで三百メートル。
二人は懸命に走った。後ろを見る勇気はなかった。あと二百メートル。
そのとき、突然、由美が立ち止まった。
「由美どうした!?」
孝史は振り返って声をかけた。しかし由美はそのままの姿勢で動かない。
自分の身体の中を凝視するように視線を虚空の一点に張り付けている。
ふいに由美が叫んだ。
「憑かれた」
「え?」
「憑かれちゃったー」
「由美なにいってんだ。しっかりしろ」
駆け寄ろうとした孝史に由美の顔がゆっくりと向いた。

543 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:44:58.71 ID:???.net
さとし君は小学三年生、大のお婆ちゃん子だった。
学校から帰ると、さとし君はいつも二階のお部屋からお婆ちゃんによばれる。
たばこのおつかいをたのまれるのだ。
五百円玉をわたされて二百五十円のたばこを買ってくると、残りのお金はさとし君
へのおだちんだ。
やさしかったお婆ちゃん、大好きだったお婆ちゃん。
そんなお婆ちゃんが心ぞうの病気で、急に死んでしまった。
お婆ちゃんのお葬式が終わって、親せきのおじさんおばさんたちが帰ると、
家の中は急に静かになった。

さとし君は二階のお婆ちゃんの部屋に行ってみた。
夕日がさしこむ部屋の中には、お婆ちゃんが使っていたタンスや座布団がそのまま
残っている。
「おばあちゃん」さとし君は小さくつぶやくとタンスの一番下の引き出しをそっと
あけてみた。
引き出しの中にお婆ちゃんが横になって、にこにこしながらさとし君を見つめていた。

544 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:46:09.67 ID:???.net
残念ながら作り話じゃないです。オレが経験した実話です。
6年前の阪神大震災のとき、ホストスナックで働いてた俺は、そのとき一緒に閉店作業を
してたカズってやつと二人で潰れたビルに閉じ込められた。閉じ込められたというより二人とも
気を失ってて、ふと気が付いたときには、カウンターにもたれかかるように倒れたボトルラック
の下の隙間に二人並んで寝てた。例えるなら形のいびつな二人用の棺おけみたいなもんかな。
俺はカズの「おい!起きろ!大丈夫か!?」の声で起きたんだけど、二人ともどうすることもできんので
「爆弾おちたんかなぁ」とか「みんな死んだんかな・・・」とか異常に落ち着いて話してました。
真っ暗で寒かったけど、全然怖くはなかった。アタマの中では「俺らが生き残った最後の人類」みたいに思って
たからかな。何分か何時間か、ず〜っと二人で話してると、ふいに頭の上でかすかに
「誰かおるかー!」って声が聞こえてきた。(助かる!!)急に元気になってここに閉じ込められてることを知らせようと
大声で叫ぶんやけど、どうやら気づいてくれない様子。
つづく

545 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:46:33.42 ID:???.net
結局気づいてくれないままどっか行ってしまったんで、どうしようかと考えてると
横のカズが怪我をした足がひどく痛むと言い出した。最初は俺も「大丈夫か」とか
言ってたんやけど、よっぽど痛いらしく「イタイイタイイタイ!」とか叫び始めた。
俺は時間の感覚はなくなってるけど、少なくとも怪我してから数時間経つのに
なんで急に痛がるんやろうとか思いながら、「大丈夫大丈夫」とか言って励ましてた。
イタイイタイの叫び声がそのうちに「ギャア」とか「ウオォォ」とかになってきて
冷静だった俺もイライラして「こんな狭いとこでうるさいねん!お前は!もうすぐ助かる
からだまっとけや!」と怒鳴ると「んなもん痛いもんは痛いねん!お前にこの痛さがわかんのか!」
とかいいながら、全然叫ぶことを止めない。よっぽど痛いんだろうなとか思いながらも
俺のイライラも限界に達して「やかましいわ!」と言いながら、そいつの口を手でふさごうとして
(カズは俺の胸の横ぐらいに顔があった)口に手を当てた。でも動いていない・・・唇が動いていない。
声は聞こえる。全てを悟った俺はそのあと救助されるまでずっと泣きながら「大丈夫、大丈夫」と言い続けました。
3日後カズの実家の滋賀県より両親が遺体を引き取りに来たときに、さすがにその話はできなかった。
つづく 後日談へ

546 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:47:08.30 ID:???.net
後日談
カズの両親から聞いたんやけど、カズは首の骨を折っていたそうです。(恐らくボトルラックがあたったのかも)
あと左足が電子レンジの下敷きになって骨が飛び出ていたそうです。両親曰く
「警察が言うには首折って即死やったから、苦しい想いはしてないみたい。それが救いやわ・・・」
何も言えませんでした・・・地震直後に即死してたというのを聞いてから
実は全く非科学的なことは信じない俺は、カズと話してたのもカズが叫んでたのも
俺の精神的な疲労による幻聴だろうと思っていました。
でも俺を助けてくれた人たち(警官一人、ビルの管理人、通りすがりの兄ちゃん二人)
によると、この下に人がいるって気づいたのは、カズの叫び声が聞こえたのだそうです。

もう一つあとから思い出して気になったのが、叫び始める前にカズと話してた内容。
やたらと昔話をしてました。そんときは「こいつこんなときになにをゆうとんねん・・・」
とか思ってましたが・・・

おしまい

547 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:48:45.89 ID:???.net
北海道Y市の高校に通ってた頃の話です
私は親元を離れ、N寮に入っていました
入って直ぐ、先輩に「ここは出るよ」と話を聞き以下の説明をされました。
ちなみに、その寮は建物は古く、小さな病院みたいな作りでした。
(トイレなど水周りはタイル張り、床と壁はコンクリートっぽい物に緑の色塗り)
この寮が、まだ近くの会社の寮に使われていた頃、新入社員の人がいじめを苦に二階のトイレで自殺したらしい、その時の恨みつらみを壁一面に書いてあり、その文字はまだ消してなくトイレ閉鎖されたままだと言うのです。
確かに、二階の一番奥にトイレがあり入り口は南京錠で閉ざされていました。

私自身、幽霊を信じていなかったし先輩の手前「物置に使ってるから、鍵を付けてるだけなんじゃないですか」と説明し、ドアをがたがたと揺らしました。
4月のその時にしてはとても寒かったのですが、北海道だし、建物の作り上こうなのだろうと納得しましたが・・・
しばらく何事も無く過ごしていました。
8月に入り寮の管理人が急に変りました。新しい管理人は年配のおじさんでした。
引継ぎも落ち着き、管理人が二階の物置を掃除すると言い出しました。
もちろん、そこはあのトイレなので先輩や同級生もみんな嫌がり手伝いませんでしたが私は信じてないので、立候補しました。
その時が来て、鍵を開けてドアを横にスライドすると長い間、開けていなかったのか開けた瞬間に、「ぶわん」と中から風が出ていき、その後中に空気が流れ込んだような感覚に教われました。
続く

548 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 17:51:43.89 ID:???.net
中は薄暗く、光があたらないのか8月にしては、ひんやりとして気持ちが良かったです。
3個の個室と、4個の小便器、その間という間に荷物がおいてありました。
それを廊下に運び出しているうちに、すっかり怖い話の事など忘れていましたし気づけば怖がってた人たちも手伝っていました。もちろん壁にも、落書きなどありませんでした。
荷出しも終わりに近づき、最後の個室に取り掛かっていた時私は「おわぁ」という声を出してしまいました
個室の壁に文字が見えたのです。荷物を全部出して確認すると
「OOのせいで死ななきゃならない」「OOを呪ってやる」「先に行ってるからな」
等、たくさんの恨みつらみが書いてあり、本人の名前と年月日が書いてあったのです。
S A 昭和56年9月21日  OOを怨んで
さすがに飛び上がってしまいましたが、一週間もすると怖さも薄れ、面白おかしく人に話していました。

すっかり出来事も忘れた頃、(私は二階の部屋を友人と二人で使っていました)夕方?6時ごろ一階の部屋から
「やっべ〜」というなんだか泣きそうな声が聞こえました
なんだろうと思い窓を開けようとそっち側に近づくと、窓の外から誰か覗いていたのです。
(北海道は二重サッシで、一枚あけていました)
脅かす風でもなく、睨んでる風でもなく、ただ見ていました。
びっくりして、固まっている友人を引きずって外に出ました。
一階の人に聞くと、「窓の外に気配を感じ外を見ると、二階を覗いている人がいるでも、よく考えると胴だけが長い」そこで思考能力は限界になり
「やっべ〜」と言う悲痛な叫びが出たようです。
あまり怖くないですね、ゴメソ
自殺した人と幽霊の関係も不明だし(顔知らないから)・・・

549 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 18:45:05.93 ID:???.net
 敷地内の渓泉会館は、よくクラブ活動の合宿にも利用されているが、非常に気味の悪い絵画が飾ってある。巨大な牛と、その傍らに横たわる妙に蒼白い子供。
絵の意味は不明だが、どうやら「牛の首」という非常に恐い話に関係があるらしい。

 「牛の首」とは、今から25年ほど前に当高校の数学教師だけが全てを知っていた怪談。当時先生は生徒を数名ワゴン車に乗せて、移動中に恐い話をしていた時の事である。
さんざん恐い話を聞かせたあげく、最後にとっておきの「牛の首」という話をはじめた。
しばらく静かに聞いていた生徒達も次第に恐怖が限界に達し、「先生!もうやめて!!」と耳を塞ぎながら各々が叫びはじめたが、先生は面白がって生徒の訴えを無視し夢中になって話続けた。
そして、ふと車内が静かになっているのに気付き、後ろを振り返ると生徒全員が口からアワを噴いて失神していたのだ。あまりの恐怖に気を失ったらしい。
それ以来この先生は二度と、この「牛の首」の話を口にださなくなった。

 私が在学中の頃、この先生に「ねぇ、牛の首って話ご存じですか…」と話かけると、急に先生の顔色が変わり「一体どこから聞いた?!そんな話は知らん!!」それっきりこの「牛の首」は謎のまま。
渓泉会館の絵もどうやら関係あるらしいのだが深くまでは解らない。また、今でも、クラブの合宿中に絵の飾ってある部屋で泊まると不思議な出来事が起きている。

550 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 18:46:43.69 ID:???.net
田中河内介の最期


 大正時代の始め頃、東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、そこの3階には同好の志が集まって持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合うということがよく行われていた。


 ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。どんな話かと聞くと、田中河内介の話だという。田中河内介は明治維新時の知られざる尊皇志士のひとりである。
その男は、「田中河内介が寺田屋事件のあとどうなってしまったかということは話せばよくないことがその身にふりかかって来ると言われていて、誰もその話をしない。知っている人はその名前さえ口外しない程だ。
そんなわけで、本当のことを知っている人が、だんだん少なくなってしまって、自分がとうとうそれを知っている最後の人になってしまったから話しておきたいのだ」と言う。


 始めは、よした方がいいなどと、懸念してとめる者もいたが、大半の人々が面白がってうながすので、その男が話を始めた。
前置きを言って、いよいよ本題にはいるかと思うと、話はいつの間にかまた元へもどってしまった。
河内介の末路を知っている者は、自分一人になってしまったし、それにこの文明開化の世の中に、話せば悪いことがあるなどということがあるはずもない。だから今日は思い切って話すから、是非聞いてもらいたい。
というところまで来ると、またいつのまにか始めに返ってしまって、田中河内介の末路を知っている者は、と話し出す。なかなか本題にはいらない。その間に、一座の人が一人立ち、二人立ちしはじめた。
別に飽きたから抜けていくというわけではなくて、用で立ったり、呼ばれたりして立ったのだそうだが、私の父も自宅から電話がかかってきて下に呼ばれた。


 下におりたついでに帳場で煙草をつけていると、又あとから一人おりて来て、まだ「文明開花」をやってますぜ、どうかしてるんじゃないかと笑っていると、あわただしく人がおりてきた。
偶然誰もまわりにいなくなったその部屋で、前の小机にうつぶせになったまま、彼が死んでしまったというのだ。とうとう、河内介の最期はその人は話さずじまいであった、というのである。

551 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 19:21:36.82 ID:???.net
怖くないかもしれませんが、取り合えず私が若かりし頃のお話を・・・

私がまだ師匠の元で修行をしていた頃の話です。 
ある日、師匠の家から私の自宅へ帰る途中街を歩いていると中年の男性が私の前を歩いていました。
霊力を持つ私にはその男性の背中に黒いモノが憑いているのが一目でわかったのですね。
そして、それが関わり合いにはなりたくはないタイプのモノともわかりました。

しかし、この道で食べていこうと志していた私はその人を見捨てるわけにはいかなかったのです。
そして、私は意を決してその男性に声をかけることにしました。 
「もしもし、なにか悩んではいませんか?」
「なんだよ、あんた、宗教の勧誘かよ?」
「違いますよ」(ここで少しムカツキました)  
そして、男性に憑いているモノをよくよく観察してみますと黒いモヤが彼の背中を覆っていて、そのモヤの中に本体がいるなと感じ取りました。
「私は これこれこういったものです あなたの背中に達の悪いものが憑いているのでお払いしたいのですが?」
「冗談じゃないよ! 急になに言うんだよ!あんた。」街中で男性は大きな声で叫びました。
「すいません、じゃあそこの喫茶店ででもー・・・」 「ふざけないでくれよ!セールスか?なんなんだよ!」
男性は急ぎ足で私から遠ざかって行きました。    師匠の教えの中に、「発つ者は追わず」というモノがありましたが私はおせっかいなのかその人を追っていきました。

552 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 19:23:11.14 ID:???.net
男性は「いい加減にしろ!」と言いますが、私は放ってはおけません。 
その黒いモヤはかなりの毒気を含んでおりましたから「あなたはこのままでは取り殺されるかもしれない! その背中のモノはそれだけ危険すぎる!」私は珍しく叫びました。

553 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 19:23:41.73 ID:???.net
「・・・背中? あんた、なんでわかるんだよ? なぁ、あんたか?あんたが俺をこんなにしたのか?おい、答えろよ? おい!」 
男性は血相を変えて私に掴みかかりました。私は「落ちつきなさい、まずはいつからそうなったのか、それを教えてください。」と男性をなだめました。
男性は、いつからなったのかはわからないと言いました。
なにもしないのにあんなに危険な毒気が憑くはずはないと思いつつ私ではどうすることもできないので彼を師匠の家へと連れていったのです。
師匠の家に付き、師匠に事情を言うと、師匠は早速、彼を見ようと言ってくださいました。
そして、師匠が私に嫌がる男性の服を脱がせ そして、その男性の背中には見るも無残にも、皮が爛れていました。 師匠が「よくもまぁこんなになるまで放っといたもんだ・・・風呂に入ると染みるだろう?」
男性ははにかみながら「ええ、まぁ.先生治りますか?」 「私は医者ではないんだが・・・。」師匠は苦い顔をし、続けました。

「まぁ、払ってあげましょう。」師匠はその男性の後ろに立つと呪文を唱え始めました。そして、私に卵と酢を持ってくるように指示しました。そして、私がそれらの品物を取って戻ってきた時に見たモノは・・・。

周りに黒いモヤの毒気を撒き散らしながら男性の背中から体をだし、苦しそうに体をくねらせている赤紫色の巨大なムカデでした。
師匠は私から卵と酢を受け取ると、呪文を唱えながら、ムカデに卵をぶつけ、その後で酢をふりかけました。
 「ギュキキィィィィィイィィィィ」 奇妙な声をあげ、巨大なムカデは男性の体から分離し、その後で師匠がまた呪文を唱えるとムカデは燃えて消え去りました。(その中年男性には見えなかったでしょうが。)

554 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 19:24:58.76 ID:???.net
そして私は男性に服を着せました。 男性は「体が軽くなりました。ありがとうございます。」と師匠と私に頭を下げました。
 そして代金を聞いてきた男性に師匠は言いました「お代はいりません。 その代わり、それをどこで拾ったか教えなさい。」
男性は普段通り生活をしているといつの間にかああなっていたとしか言いません。
師匠は「では普段の生活を言ってみなさい。」と尋ねました。
男性がボソッと答えた事は 彼は3週間に一度、女性を買うそうです。
そして師匠はムカデの正体を語り出しました。

ムカデは『病魔』だったそうです。
師匠と男性の話を照らし合わせると、女性を買った時に性病を染され、病院に行く。
それを繰り返しているうちに病魔に魅入られたそうです
こんなことを言うと男性に失礼かもしれませんが、あの病魔は健康な体であればまず憑かないタイプのものだったのです。 
 そして憑かれたとしても自然の産物を食べていれば下ろせたのですが、男性はインスタントしか食べていなかった。
 そうした事が病魔を突け上がらせ、男性の生気を吸いつづけ私が「関わり合いにはなりたくない」と思うほど毒気を吐き出すレベルにまで成長してしまったのですね。
みなさんも健全な生活を送りましょう。  まぁ、怖くなかったかも知れませね。 そこのところはご勘弁を(^^;

555 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:03:51.46 ID:???.net
「月はどっちに出ている」のヤンソギルが書いていた話が怖かった。
彼はもともとタクシードライバーだったんだけど、そこで聞いた話。同僚が武蔵野
のほうを運転中、墓場の近くを走った。いやだなあ、と思ったら髪の毛を振り乱した
女性が車に向かって鬼のような形相で走ってきた。
「うわっ幽霊だ!」と思い本能的に加速。その場を立ち去った。
次の日、なにげなく新聞を見ると、若い女が墓場の近くで襲われ、殺されていたことが
判明。それを見て同僚は愕然としたという。「あのとき助けていれば…」

556 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:05:06.09 ID:???.net
バイトの面接を受けようと、フロムエーか何かを見て電話をかけた時の事です。
「もしもし…」などと言ったのですが、返答がありません。ただ受話器の向こうから赤ん坊の泣き声が聞こえていていました。
しかも受話器の遠い所からです。不思議に思いかけ直してみたら、普通に職場にかかりました。
その話しを友達にしたら、同じような体験をしていて、気味が悪くなりました。一体なんだったのでしょう?

557 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:05:44.39 ID:???.net
昔田舎で,くわがた とか かぶと虫を,採りに行った時と思ってください

空が,完全に明け切る前に行くのがベストというわけで
朝4時ころの暗いうちから起き出て,友達とつるんで行ったわけ。
薄暗い中を枝をかき分けながら,目星をつけていた所をあれこれまわって
でかいのがいるとラッキーてな感じで歩き回るうちに
枝をかき分けて何かにあたって,何だと思ったら

目を向いた死体が,目の前でこっちに近づいてぶつかった

あとは書けん


  最初に首吊死体にぶつかって,押された死体が吊られた状態で
  戻ってきてたんだと思う

558 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:07:59.69 ID:???.net
少なくとも当人達にはシャレにならない話
根本敬「人生解毒波止場」収録「極道ちょっとイイ話」より

かの奥尻島とも程遠からぬ、ある猟師町。

土地柄、「あわびの密猟」が任侠道の人たちのシノギとなっていた。
その日の晩も組の者があわびを獲っていたのだが、
その最中に例の大地震が起きたのであった。
しかし海中にいたためか、彼らは全く気づかなかった。
で、海から上ると何やら丘の方が騒々しい。
見るとパトカーが止まり、警官が立っている。

警官達「おめえら早ぐ来い 早ぐっ」(津波が来るから)

893達「みつかっちまった!逃げろ!」

警官達「あっバガヤロッ!どごさ行ぐ!」

組の者達は慌ててボートを漕ぎ、
闇につつまれた沖合に消えて行ったという。
港に津波が押し寄せたのは、それから数十分後の事であった。

559 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:08:59.48 ID:???.net
市松人形の話

押し入れに一体の市松人形が眠っていた。
厳重に包まれて桐の箱に大事そうに入っていおりその為あって保存状態はすばらしく良かった。
長く黒い髪、白い肌、赤い蝶の刺繍が入った着物。
これは高く売れると質屋に持っていった。
質屋もその人形をたいそう気に入りガラス窓の一番目につく場所に飾った。
ある日、一人の少女が店の前を通りかかった。
少女はその人形を一目見て気に入りすぐさま両親にねだって買ってもらった。
それからしばらくは少女の格好の遊び相手となった。
しかし少女も大きくなりそんな人形があった事などすっかり忘れてしまい
中学入学の日ふと人形の事を思い出した。
やっとの思いで探し当てた人形はかつての姿は微塵と無くそれはそれはみすぼらしかった。
髪はぼさぼさ、着物はすす汚れていて腕は割れていた。
しかしその割れた腕の隙間からなにやら黒く細長いものが出ていた。
少女は気になりよく見てみるとそれは髪の毛だった。
何故髪の毛が?そう思って引っ張ってみるとするするするするどこまでもぬけていった。
さすがに奇妙に思いその人形を叩き割ってみたところ中からミイラ化した1、2歳の赤子が長い髪の毛に包まれ姿を現した。
少女は悲鳴をあげ倒れこんだ。
数日後、お寺に人形を持っていき供養してもらった。
それから十数年の月日が流れた。その少女も今やすっかり年老いてしまい孫までいた。
たまたま遊びに来ていた孫は押し入れの奥からなにやら箱を取り出してきた。
見たことも無い箱だった。しかし孫が箱を開けた瞬間老婆は驚きを隠せなかった。
そう、確かにあの時寺で供養し焼き捨てたはずの人形が新品同様な状態で眠っていた。
そんな驚きを知らず老婆の孫はその人形を気に入ったようだった
そして孫は老婆にせがむ。
「ねぇおばあちゃん、この人形私にちょうだい」

560 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:11:44.39 ID:???.net
深夜、誰もいないビルに一人でいた事がありますか?
薄暗い廊下で立ち止まると、ボーッいうような耳鳴りが聞こえそれが次第にじんじんとした痛みに変わり、一瞬でも気を緩めると頭から次第に暗がりに溶けていくような錯覚がする。

親戚からの頼みごとを安請け合いして、私は思いっきり後悔していました。
「さっき車で通りかかったら入口にタチの悪そうなヤツがいたから、念のため見回りに行って欲しい」
場所は私の家から車で数分、日ごろお世話になっている親戚であるし、足が不自由な人なので2つ返事でOKしました。

親戚がオーナーのそのビルは3階建てで、1,2階はテナント
(店が入っても長続きせず、当時は1,2階とも空きでした)
3階には親戚が書斎代わりに使う部屋と、私が倉庫として借りている部屋がありました。
到着したのが夜の11時頃。ビルと言ってもかなり小さく、全部の階を回っても30分はかからない。手早く済まそうと駆け込みました。
1階から順に回り始め最後の3階まで異常はありませんでした。
3階の書斎で一息つくため、煙草に火をつけましたが、前述のとうり何も音がしないという事に対する恐怖が、段々と重くのしかかってきて、さっさと引き上げる事にしました。
3階建てですが足の不自由なオーナーのためにエレベーターが有るので、早速それに乗り込み1階のボタンを...
焦っていたのか2階のボタンも押していました。
2階に到着。軽い振動とともに扉がスーッと開きました。

私はぼんやりと扉の向こうの2階の壁を見ていました。
エレベーター内の灯りがフロアにもれる...
いつもならそこには少し黄ばんだ白い壁があるはずでした。
...何かが違う...
初めはシミか何かと思っていたソレに気づいた瞬間身体は硬直して動かなくなりました。

無表情な女の顔でした。
扉越しに見える壁いっぱいの大きな顔でした。
透けたその顔はシーンと静まりかえった中に浮かんでいました。
私は目を外すことが出来ませんでした。
その顔は表情を段々と変えていくのです。

561 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:12:18.22 ID:???.net
笑っていました。
精神を病んでいる様な笑い方でした。
でも声は全く聞こえず、相変わらず静まりかえっていました。
エレベーターの扉はオーナーの為に時間設定を変えてあり
通常より閉まる時間が遅くなっていました。
身体が動かずボタンも押せない。視線も顔から外せない..
数十秒後に扉が閉まるまで、ずぅっと狂った様に
笑い続けていました。

私は逃げるように家に帰りました。途中、鍵を返すために
親戚の家にも寄りましたが、何も話せませんでした。

今まで音が聞こえない恐怖に怯えていましたが、
もしあの時、笑い声が聞こえていたら...

562 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:13:42.46 ID:???.net
二ヶ月くらい前、隣の部屋から女の子の絶叫が聞こえた。
バット持って行ってみると半狂乱になって泣いていた。
話できるような状態じゃなかったけど、どうも
家中の写真や人形の眼がつぶされていたらしい。
みんな黒目だけになっていた。

その子はすぐにいなくなった。どうなったかは知らない。
俺も一人だったら叫んでたと思う。今も思い出すとゾッとする

563 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:14:40.21 ID:???.net
山で、遭難者の白骨死体が発見されたんですが、彼が生前助けを求める為に木の枝を組み合わせて、大きく「SOS」って文字を作っていたんです。
でも発見されず、そのまま死んでしまった。
その後その辺りを撮影した航空写真(すっごいでかいやつ)の右下に小さく、「SOS」ってあったんです。
幼稚園に通っていたくらい小さかった私ですが、ものすごく怖くなりました。
覚えてる方いらっしゃいますか?

564 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:17:17.27 ID:???.net
知人に聴いた話である。

とある山小屋に泊まったときのこと。
部屋に入ったとたん鼻がひん曲がるほど臭気が充満している。
部屋の中を丹念に探してみたが臭いの元となるようなモノは無かった。
皆、首を傾げることしきり。しかし、このままではここで寝ることも出来ない。
仲間の一人が押入を開けると、天井の板が少しずれていた。どうやら、屋根裏にそこからいけるようだ。
しかも、臭いの元はどうやらそこである。
当然の事ながら皆、最悪の事態を想像していた。
一人が、意を決して屋根裏に上った。

絶叫とともにそいつは押入を転げ落ちてきた。
ひと、ひと、が寝てる!
寝てる?皆、首を傾げる。生きてるのか?そいつは。

だって、にやにや笑っていやがるんだ!

浮浪者が住み着いているのか?
もう一人が勇気を出して懐中電灯を片手に屋根裏に上った。
確かに真っ暗な中に黒い陰が横たわっている。くさい。
死体か?でも、確かに笑っている。やけに暗闇に白く浮き出た顔が、ニヤニヤと笑っている。
懐中電灯を顔に当てた。
口のあたりがモゾモゾと蠢いている。

それは、顔にびっしりとたかった蛆だった。
死体の顔がニヤニヤと笑っているように見えたのは、蠢く蛆の動きだった。

565 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:20:20.01 ID:???.net
私はマンションのロビーでエレベーターを待っていた。
彼氏の家を深夜12時に出て、車で送って貰ってきたところだ。
エレベーターは3階にあった。2階、1階、そして地下へと
降りて、また、1階に上がってきた。
チン、と音がして、エレベーターの扉が開いた。
どきっとした。
女の人が乗っていた。五十歳くらいだろうか。主婦のようだ。
両手を自分の前で重ねたようにして、うつむいて立っている。
どきっとしたのは、その人が、入り口に背を向けていたからだ。
ガラス張りで外の見えるエレベーターならいざ知らず、
こんな小さなマンションの、五人も乗ったら窮屈な感じのする
このエレベーターに、一人で壁の方を向いて乗っているなんて。
私は乗るのをためらった。
だが、その後ろ姿からは攻撃的な感じは見受けられない。
小柄で、着ているものだって母や近所の主婦達とたいして
変わらない。大丈夫だろう、と判断した私は、エレベーター
に乗ることにした。さりげなく乗り込んでドアを閉め、
4階のボタンを押して、また、あれっと思った。
どこの階のボタンも押されていなかったのだ。
住人ではないのだろうか。エレベーターの操作がわからない?
何階に行くのか聞いてみようか。
だが、私がそんなことを考えている間もその婦人は少しも
動かないままで、声をかけることができないまま4階について
しまった。一緒におりてきたらどうしよう、と思ったが、
自然にドアが閉まる音が背後にしただけで、その人が動いた
様子はまったく感じられなかった。
眠っている母をおこさないように風呂に入り、
冷蔵庫をあけると、風呂上がりには欠かせないいつもの牛乳
がきらしていることに気づいた。私の喉は習慣で、
こんなにも牛乳を欲している。
マンションのすぐ近くにコンビニがある。夜中に出向くことも
珍しくない。私は財布を持ち、ドアに鍵をかけて
エレベーターに向かった。エレベーターは4階にあったので、
下向きの矢印ボタンを押したらすぐに扉が開いた。
ぎょっとした。
先程の女の人が、まだ同じ姿勢のまま乗っていたのだ。
恐い、と感じた。
今度は乗れない、と思った。
私はその人が振り向いたりしない事を祈りながら
階段のほうへ向かった。
・・・・・

566 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:20:55.22 ID:???.net
俺が厨房一年生の時に経験した事なんだけど
山の中に小屋があって、そこの屋根裏に浮浪者がいるって友達が言ってたので
ちょっと見に行こうかって事になって山小屋に行ったんだけど浮浪者はいなかった。
それから半年位たった後に、四人の同級生とプールに行った帰りにやる事なかったので
久しぶりに山小屋に冒険しに行こうって話になって四人で行くことになった。
小屋に入って押入れから屋根裏に上ると布団とエロ本などが散乱していて、やっぱり浮浪者はいなかった。
凄く臭いにおいがしてたんだけど浮浪者が住んでるからかなって思い気にもせず
「やっぱしおらんね〜」って言ってたら、友達が布団の中からはみ出してる腹巻みたいなものを引っ張りながら
「なんかネバネバする」って言ってて「なにやってんだ?」って思いながら見てると
布団の中からミイラになってる手みたいな物が出てきた!
速攻で屋根から飛び降りてダッシュで山から下り警察にいった。
警官と山小屋に行って確認してもらったら、やっぱり死体だったよ。
(なんか>>450の話に似てない?俺の話が都市伝説になったみたいな?んなわけないか。)
新聞にも載ったよ。餓死か病死だったみたい
あとで肝試しにも行ったよ(バカ厨房)みんな道知らないから俺が先頭だった。

567 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:24:28.09 ID:???.net
私が小学五年生のころ、スペースワールドという遊園地に一週間ほど滞在するツアーみたいのに、従兄弟と2人で参加したときのことです。
一日目、楽しい体験をたくさんしてホテルに帰り、従兄弟と一緒に「明日はどんなことするんだろうね?」とか話してました。確か夜8時ごろだったと思います。
突然、自分と同い年ぐらいの女の子の声が、「ねえねえ、」と話しかけてきました。
ちょっとびっくりしましたが、すぐ隣の部屋から聞こえてくることがわかり、その子と一時間ぐらい、たわいない雑談をしました。
・・・ここまでくればわかるとお思いですが、次の日その部屋をのぞこうと隣にいってみると、そこに部屋はありませんでした。
私の部屋の隣は、階段になっていて、わたしの部屋の壁とおぼしき所は、とても人が話せる位置にはありませんでした。
あのときは不思議におもっただけでしたが、今になるとぞっとします。
昨日の雑談のとき、彼女が言った言葉・・・・
「ねえ、こっちの部屋にこない?」
あの時、「もう寝る時間だしいいよ」といってなかったら・・・
かなりヘタレな文章になりましたが、実話です。
ちなみに、部屋に泊まる際に言われたのですが、以前ツアー中に部屋でふざけていて、ベッドから転落し首の骨をおって亡くなられた人がいたそうです。
確認して見た所、その子は小学五年ぐらいの女の子で、私の泊まった部屋で亡くなられたそうです・・・。
もう少し、この話しには続きがあるのですが、少し延ばします。
全部話しちゃったらおもしろくないんで。まあ、そんなに長い続きでもないんですがね。では。

568 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/25(金) 22:26:03.52 ID:???.net
では、続きを・・・
その日を過ぎると、その女の子の声は聞こえなくなりました。
それでまぁ、少々気になりながらも残りの日を過ごし、いよいよ最終日となった訳です。
この日は最終日でおわかれ、ということで全員で集合写真をとることになったんです。
・・わたしの肩に手がくっきりとうつっていました。周りの人の姿勢をみても、
いたずらでやられたようには見えませんでした。第一、私は列の一番左にいたのに、
左肩に手が置いて置いてあったのです。
恐らく彼女はさびしくて私についてきたのでしょうね。
あれ以来別に何も怪奇現象が起こっていないので、悪い霊じゃないのだと思いたいです。
ただ、彼女の冥福をお祈りしたいです。
以上、終わりです。ある程度予想できた結末だったと思いますが。ではでは。

569 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 04:51:57.85 ID:???.net
スタジオ
5〜6年前の初夏の頃の事です。駆け出しのアレンジャーがいました。仮に名前を
Aとします。Aはその日、都内の某スタジオでレコーディングをしていました。
そのスタジオは1階がロビー、受付、守衛室、駐車場。2階はA〜Cスタジオという風に
3つのブースに分かれていてその日は2階のBスタでの作業となっていました。
アーティストとその関係者は既に帰った後でBスタジオにはAとエンジニア、そして
アシスタントの3名のみです。時間は深夜3:00を過ぎようとしていました。
コーヒーの飲み過ぎか腹の具合が悪くなったAは作業を中断してトイレに行きたくなりました。

「ごめん、ちょっと…」

二人を部屋に残してAは廊下に出ました。スタジオの中は冷房と除湿が効いていますが、
季節がら廊下は湿気を含んだぬめっとした空気につつまれていました。
廊下を曲がり、暗くなったAスタとCスタを過ぎて突き当たりまで来て、普段なら常に
電気のついているはずのトイレの蛍光灯が消えているのに気づきました。
明かりといえば階下から洩れてくるロビーの明かりと非常灯のみです。

「誰か消しちゃったんだな、ここまで消えてると流石に恐いな…」

そう思いつつAは蛍光灯のスイッチを入れました。ブ…ゥン、微かな音を立てて蛍光灯
がつきます。そしてトイレに足を踏み入れた途端Aは自らの異常に気づきました。
全身の毛が逆立っているのです、とともに悪寒が身体を包み込みます。
空気も肩にのしかかるように重く淀んでいる気がしました。しかしAは自分の肉体が
発している警告を信じる事が出来ませんでした。もともと霊感も無く休憩時間に前述の
二人とスタジオにまつわる怪談話をしたせいもあり、怖じ気付いてるだけだと
思ってしまったのです。何より下腹部の事情も事情です。思い直して
奥の一つしかない大便所へ足を運びました。

570 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 04:52:31.15 ID:???.net
ガチャッ。「あれっ……」

鍵がかかっています。ちょっと間をおいてコン、コン、とノックが2回
返って来ました。全身の血の気が引いていきます。

「真っ暗なトイレでこいつ何やってたんだ?」

なによりAは知っていました。他のスタジオで仕事をしてた人達は12:00過ぎには
みんな帰ってしまっていた事を。1階に残っていた守衛達は1階のトイレを使う事を。

「だ…誰!?」

思わず声が出てしまい入り口の洗面台まで後ずさった瞬間、そのドアがゆっくりと
開きました…。ドアノブを支える手が見えました。日に焼けて無い真っ白な手です。
そして次に顔が半分ぬぅっと覗きました。男の顔、目はじっとこちらを見据えていました。
なんの表情も読み取れない人形のようなその顔は蛍光灯に照らされて、さらに青白く
血管までが透けて見えそうな程です。しかしAが感じた違和感はそこではありませんでした。

「か、顔の…位置が……」

その男の顔は半開きになったドアに伸びた手のずっと下、床のすぐ上にありほんの少し
首を傾げた形で、まるで床に置いた生首のように見えました。顔が覗く位置があきらかに
人間のものとは違っていたのです。

「ギャアアアァーーーッ!!!!!」

弾かれたようにAは駆け出しました。無我夢中で転げながらスタジオに戻ると
二人を呼び顛末を話しました。声を聞いて慌ててやって来た守衛達も連れて
恐る恐るトイレに戻ってみると、その男の姿は既に霧のように消えてしまっていました。

571 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 04:52:59.43 ID:???.net
その後Aが守衛に聞いたところ、スタジオの出入りの人数は(盗難防止の為)厳しくチェック
されており、確かにその日はBスタの3人と守衛が2人しか構内に残っておらず、
その時間2階のトイレに入っていた者は皆無との事でした。念の為全スタジオ内を捜索
しましたが、やはり他に誰も残ってはいませんでした。

「……以前からここはよくでるらしいんです。なんてったってこれですから」

トイレに戻った時に守衛のひとりがそう言って、洗面台の脇にある窓を空けました。
スタジオの裏手にある小山が眼前にせまりまばらに竹が生えていて急斜面が
上に続いていました。見上げると上の方に無数の石碑のような…
…ぞっとしました。

「ほらこっち墓場でしょ?降りて来てここに溜まるらしいんですよ。」

…俺の体験なんですけどね。あれ以来霊の存在を信じざるを得なくなっちゃいました。
ちょこっとだけ設定は変えてありますが実話です…。長々とすみません。

572 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 04:54:37.30 ID:???.net
この話を聞くと聞いた人の所に
霊が実際やってくるってパターンのやつで、詳しい内容は覚えてないけど
聞いた人の所に「トントン」ってノックする音が聞こえて
その音が聞こえたら、同じ場所に同じ音の数だけノックし返さないと
何かが起こるって話あったのね。

でね、その話を読んで大体2週間くらいたったある日の夜。
時間はAM3時くらいかな?寝つけなくてね。
何回も寝返りうってたら突然「トントン」って音がしたのよ。
最初は夫か2階の人かと思ったんだけど、夫は普通に寝てるし
2階からもまったく音がしてこないの。

全然そんな話信じてなかったけど、マジにビックリって感じ。
どこから音がしたのか分からなかったから色んな所をノックしまっくたよ。
それからは目をつぶると女の人の顔が浮かんでくるし
更に眠れなくなっちゃった。金縛りとかはなかったけどね。

勘違いかもしれないけどさ。私はかなり恐い思いをしたよ。

573 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 04:58:05.00 ID:???.net
先ほど爆睡中に家のインターホンが鳴ったので出た。
もちろん寝てたので半袖ハーパン。そして出ると・・・・宗教勧誘!
おばちゃん二人組みで、捕まる事延々40分・・・・
話が始まり約10分が経過したとこで親孝行がどうたらとゆう話の中で一人が泣き出した!
お人よしの俺は追い返す事もできず、しょっぱい笑顔で話に付き合った。
寝起きで薄着の為寒いし・・・・だいたい何故泣き出す?勘弁シテヨ
死ぬほど洒落にならんわ!

574 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 05:02:07.25 ID:???.net
仲間が免許を取ったと言うことで、地元だと結構有名な心霊スポットの旧・弥彦山気象観測所に行ってみることにした。

先輩の話によると、施設自体は2階のそこそこ大きな建物で、
1階の一部が土砂崩れかなんかで埋まっており、外装は白なのに内部は真っ黒になっていて、2階の一番奥のフロアの天井に何かの器具をぶら下げるような大きなフックがあるらしい。

このフックの話しは俺が言うまでもなく地元だと有名だけど首吊りに何度も使用されているらしい。
俺が一度だけ新聞で見たのは、確か女の人がここで自殺(首吊り?)をしたという新聞記事を新聞で見た記憶がある。

その施設の近くに観測用に使われていた大きな鉄塔が有る。
鉄塔の直ぐ下は5.60メートルはある崖でここから飛び降りると、下の山の森で死体なんてほぼ上がってこないのは有名な話しらしい。

まぁ、前置きはそんなところで実際、こういう話しが本当なのか仲間4人と行ってみた。
場所は先輩から聞いているし、問題はなかった。
が、行った早々、トラブル発生。

旧・気象観測所は山の奥に有る施設なので、どうしても弥彦山の山道を通らなくてはならないのだが、この道は冬の間は封鎖されていたのである。
ご丁寧に、工事現場に置いてあるような進入禁止のバリケードも置いてあった。

仕方がないので、俺達はそのバリケードをずらして車1台が通れるくらいの幅を開けて無理矢理進んでいった。

バリケード付近までは民家も若干はあり、明かりがあて心強いことだったが、バリケード以後は明かりは全くの0で車のライトを消したら、真っ暗な状態となる。
おまけに両脇には木が密集していて、本当の山道に入ってきたことが分かる。進むにつれ明かりは車のライトのみの状況は変わらず、木の量だけはどんどん増えていった。
殆ど両脇が木。

575 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 05:03:12.47 ID:???.net
そして、山道と言うこともあってか結構、急カーブとかが激しくて運転している仲間は初めてのドライブで随分ビビっていた様に思えた。
この状態で進みながらしばらく立つと、道が分岐している所に出た。

ここが、目印でこの辺りに旧・気象観測所の施設は有るらしい。
路肩に車を止め下り、懐中電灯を辺りに向けるとそいつあった。
ちょっとした山を登らなくてはならない。
また、写真には写っていないがこの施設の左側に例の鉄塔が建っている。

まぁ、状況説明はこの辺にしておいて、とりあえず俺達はこの「ちょっとした山」を登り始めた。
木々が進行方向に生えているので、小さい木は倒したり、大きい木は避けて登っていった。

すると、仲間の一人が「あぶねー!!」と大きい声で叫んだ。
俺は、突然の声に驚いたが、よく足下を見てみると…、とりあえず、下は崖でした。
木が本当にいっぱい生えていて全く先が見えないのでマジでビビった。

と言うか、この施設は、山の切り崩しの上にあるようで、周りは全部崖です。
土砂崩れでも有ったのか?

こんな状況を繰り返しながら、何とか登り切った。
目の前には、例の施設がある。
施設は、草のツタ(?)が窓から壁からグルグル覆っていてさながらバイオハザードの館みたいな強烈なイメージがあり、土砂崩れの影響か、土が2階まで達していて、玄関と思われる物だけが
1階部分として姿を見せていた。

576 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 05:05:53.00 ID:???.net
まぁ、2階からも入れるようだけど、やっぱり1階から進みたいとみんなで決めてツタが絡まっている玄関のガラスがないドアを開けて入った。

入って早々、凄い嫌な感じがした。
それに変な臭いがする。

…と思ったら、入って早々にぼっとん便所があった。
これですな、臭いの正体は。

トイレは男子用の便器が4つ、大便用のトイレが2つありかなりの荒れ具合だった。
トイレの隣は、結構大きなフロア(20畳くらいか?)があり全く何もなかった。
唯一、フロアにはドアが有ったが、土砂崩れの影響かドアが全く開かないので無視。
また、床がこれも土砂崩れの影響なのか、盛り上がっていたり陥没していたりして、とても真っ直ぐは進めない。

続いて玄関まで戻り、2階へ上がる階段を登った。
折り返しの階段となっており、登り切ると宿直室と思われる2段ベットが1つほど置いてあった。
他の部屋はコンクリートむき出しだったのに、この部屋だけは床が木だった。

更に前に進む。

577 :バカは氏んでも名乗らない:2017/08/26(土) 05:06:23.04 ID:???.net
が、この2階は1階よりも床の状態が悪く、とても真っ直ぐは進めない。
床の状態が平らなコンクリートを選んで、進む事になる。

大きなフロアを通過中、先ほどの臭いが段々酷くなってきた…。
つーか、なんだこの臭い…。
あまりの臭いの強烈さに頭痛と吐き気がしてくる…。

便所の臭いじゃなかったのか?
もう、今までに体験したことのない「臭い」と言うより「悪臭」に鼻がどうにかなりそうだ…。

そして、いよいよフックが天井にあって、首吊り自殺が頻繁にあるとか有名の部屋へ…。

あー、分かった。
つーか、臭いの正体。
だってさ、人死んでんじゃん。
白色のダウンジャケットなんて着てるから黄ばみって言うか、何かヘンテコなのしみ出ているから白って言うかクリーム色って言うか、ある種、迷彩服じゃん。
それにさ、ブラブラしている下には何か変なのあるし。
足から、汁みたいなの滴ってるし。

髪の毛長いって事は、女の人?
顔見たいけど、垂れ下がっててサッパリわかんねーよ。
人間て、こんなにクビ長いっけか?

つーか、懐中電灯持ってる自分もそろそろ手、震えているし。
そろそろ、引き上げ時か?

…等と、冷静ではいられず、大声で叫びながら本気で逃げた。
崖とか気にせず、ほんとは鉄塔の方も見たかったけど、そんな余裕無しでした。
本気で逃げるともうみんな、車の中でガタガタ震えていた。

今まで、本物死体なんて見たこと無かったから、多分俺は本気で震えていたと思う。

急いで、車を飛ばしてそこらの警察に行きたかったけど、地理感覚がないので、地元まで帰って、地元の警察に事情を説明した。
なんか、色々聞かれて、バリケードの事とかコッテリ怒られた。

結局帰宅したのは、午前4時半頃。
家について、シャワーを浴びたが、どうもあの臭いが鼻から取れなくて、何度も自分の体洗った。

でも、臭いはまだ鼻に残っていた。
臭いと共に、あの女の人がぶら下がっている情景が出てきて、酒によっても居ないのに、吐いた。

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