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量子化学クソ難しすぎワロタwwwwwwwwwww

543 :あるケミストさん:2018/11/28(水) 15:02:30.99 .net
>>491 >>523 >>595

ハイトラーの本は良書ですが、ポーリングの本は良からぬ示唆に富んでいます。
sp^3 だの sp^2 だのと、有りもしない混成AOが出てきます。


(説明1)
当時はXPSも無い時代で、2s軌道 と 2p軌道 のエネルギー差が過小評価されていました。
そのため、2-3eV とか、ほとんど差がない と言う人さえいました。
実際はメタンでさえ 7.53eV も差があり、アンモニア、水、… となると更に急増しますので、混成するは無理ですが。

・参考サイト
http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~tishii/Lab/hybrid/ch4/ch4.html

・XPSデータの出典
S.Huefner:"Photoelectron Spectroscopy" (Springer Series in Solid-State Sciences 82), Springer Verlag (1994), p.156-158 Fig.5.9


(説明2)
エネルギーが大きく異なる 2s-AO と 2p-AO を「混成」してしまっています。
見かけ上は「単結合」であっても、じっさいは複数のAOが寄与しています。

また、反応の途中では、一部のAOの結合が切れた「半結合」と呼ぶべき状態が出現します。
これは不安定な中間体ですが、それによって反応機構が決まってしまう重要なファクターです。

「単結合」が1つのAOだけで構成されるなら、こうした中間体は存在しないことになります。

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