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【雑談OK】50代以上でテレビまんがを語ろう part10

265 :127:2024/03/24(日) 19:44:21.93 ID:l9UyWx9T.net
>>253>>254
まだ角川春樹が社長だった頃、横溝正史原作、野村芳太郎監督のミステリ映画「八つ墓村」が、松竹で制作されたのな。
ただこの映画、当初の撮影期間を大幅にオーバーしたと(自分が持ってるBDの解説によると2年3か月に及んだとか)
角川の方では、映画公開に合わせて横溝正史のミステリ小説を大量に売り出そうと増版してスタンバってたのに、一向に映画がクランクアップしない。
しびれを切らせた角川春樹が松竹を訪ね「これこれこういう事情で大量の本が出荷待ちのままなんですが、映画いつ公開になります?」と聞いたところ、
松竹側の返事がまさかの「なんで本屋の都合に合わせて映画撮らなきゃいけないんだよ」と突き放すようなものだったと。
そこでカチンと来た角川春樹、自社へ取って返して、すぐさま芸能事務所「角川春樹事務所」を設立し、市川崑や石坂浩二にオファーを出し、
映画「犬神家の一族」を制作、「八つ墓村」を待たずに出荷に漕ぎ付けた、とのこと。

上記のエピソードが載っていたムック本で「1970年代にメディアミックスというものを理解出来ていた」と指摘されていて、
まあ色々あった角川春樹だけど、その点は、確かに感心するよな。

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