100円ローソンで売ってるタイカレーの缶詰

カレーなる名無しさん

実際、こういうものをふと気まぐれに買って帰り、食べ終えた時に、
カレーというのも色々あるものだと思う。

実は、オレが一番好きなカレーは、自分で作った海鮮風カレーである。
自分で作るのだから、自分の好きな味にするのは当然。順当である。
しかし、「作る」行為がだんだんと面倒になり、何よりも「舌」そのものが「特に美味いものを求めない」ようになった。
昔だったら、「絶対に、これが食いたい！」というものがあった。
しかし、今では、そこそこのものに甘んじる姿勢になった。
セックスが快楽から疲労に変わるように…
あぁぁ…切ないな。

この前、某ドライブインの自販機で、鮭のおにぎり（2個入りで360円・税込み）を買った。
2分程温めたが、外側の海苔がだら～んとして異様な熱さだったが、中身のご飯は冷たくてボソボソ。
テレビで柳葉が100円程度のおにぎり（ローソン製品）を食べているシーンを思い出しながら、
「オレは今、2つで360円の鮭おにぎりを努力して食っている」と舌鼓ではなくて舌打ち状態。
でも、仕方が無い…自販機の中のおにぎりは元々凍っているわけだしさ。
その凍っているものを数分温めて食おうという行為そのものが、柳葉の食うおにぎりとはスタートラインが違うのさ。

話はすっかり飛んでしまったが、いつだったが、「お子様専用」のレトルトカレーを食った事がある。
甘さがコンセプトのカレーだったが、これだって結構美味いと思えた。
つまり…「食えりゃいい」というレベルにまで自分の舌が落ち着いたというわけだ。
以前、自販機でカレーライスも買った事がある。やはり「食えりゃいい」である。
「美味い！」というのではなく「食っている（食えている）」状況に安心しているのか…