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- 92 :※以下引用:2015/08/14(金) 00:20:19.69 ID:ZoPyymVGS
- 福島事故。畑村洋太郎・元政府事故調委員長に聞く
「原発は外国から持ってきた技術、生みの苦しみを通っていない」
竹内敬二
2015年03月27日
http://webronza.asahi.com/science/articles/2015032600003.html
(前略)
原発の「安全神話」について畑村氏は、
「事故後、原子力は安全とだれが言ったかを聞いていくと『らっきょうの皮』で芯がない、俺が言ったという人はいない」
という日本社会の不思議な雰囲気を指摘した。
また「マニュアルなどを決めたり、つくったりしたらそこでおしまい」という考えがあったとし、
事故を想定した実質的な訓練もなく、
事故が本当に起きたときに必要な実力をもっていなかったと述べた。
(中略)
本当は、原発をフルロードで動かしているときにIC★、その非常装置を作動させる訓練をしていなくてはいけなかった。
でも、東電は一度もそいつをやったことがない。
原子力安全保安院はそれをやらせる立場にいたのに、(運転開始以来)40年間もやらないことに文句も付けなかった。
でもこれは、政府事故調の報告書には書いていない。
Q)誰から聞かれましたか?
A)事故調が報告を出した翌年の2013年、ヨーロッパで聞きました。
スペインでの講演の際か、IAEAとの議論で出たのか、はっきり覚えてない。
ただ、「自分の国では3年に1回か何か、
フルロードで運転しているのをきっちりと止める訓練やっています。
あなたのお国ではしないんですか」と聞かれたんだ。
だから、その国では全員、あれが作動した時は雷のような大きな音がするというのは常識になっている。
日本では訓練を一度もやらずに、安全安全と言う。
言ってみれば、試しもしないで?を言っていたんだよな。
誰もそれの重要性の共有もできていない。必要性も感じない。
ずっと代々その程度にやってきたんだよ。
保安院というのは規則の紙切れに書いてある文字だけを追いかけていた。
誠にそうなんだよ。
だから、やらなきゃいけないことを全部見ている人たちで規制組織を作ることや、
なんの目的で規制をやっているかって考えることは全くやっていなかった。
日本中が、形の上だけやってありさえすればそれでよしとして、その本質的なことを理解しようとしなかった。
だから、安全神話と言われているものは、
中身は何も無いのにみんなで安全だと言うことにして動いていきましょうという、
見えないコンセンサスじゃないか。そんな感じがするよね。
★IC(非常用復水器。事故時に原子炉を冷やす)中略部分に記載有り★
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