2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

5億年ボタン神「3つまでアニメ持ち込む特典

27 :名無しちゃん…電波届いた?:2019/10/23(水) 06:13:55.34 ID:vdwihPbEt
NRFUが結成されてから、NRFUにおいて様々なルールの検討・変更が行われました。
その検討・変更の主たる理由も、仕事をしながらプレーを行うというプレーヤーの事情に適合させていく流れでした。

まず「負傷を回避する観点」から、ラック、モール、ラインアウトといった「密集戦」を生み出すルールが廃止されました。
こうしたルール変更は、ラグビー競技の有り様に大きな影響を与え、
ラグビー・ユニオン競技とは大いに異なるラグビー・リーグ競技が確立されていったのです。
逆に言えば、こうしたルール変更によりラグビー・リーグ・フットボールが生まれたとも言えます。

「スクラム」はルール上残されましたが、これもハードコンタクトは無く、形としては組み合いますが押し合うことをせず、
ボールをインプレーにする手段のひとつに過ぎません。
ラグビー・リーグ関係者の間では、長年にわたりスクラムの廃止が検討されているようです。

ここに重要なポイントがあると、私は考えています。兼業のプレーヤーに怪我をさせない・保護するために、
ハードコンタクト・密集戦(腕力等によるボールの取合い)を極力排除したために、
ゲームにおいて「ボールの所在が良く判る」「攻守が明確」という特徴が生まれたのです。
結果として、ラグビー・ユニオンに比べてボールが良く動き、フィールド全体に展開される・
ランニングプレーが多い、ラグビーになって行ったのです。

現在のラグビー・リーグ・フットボールの特徴的なルール(ラグビー・ユニオンに比して)を記載します。

 @ 1チームのプレーヤーの数は13人。ラグビー・ユニオンの15人より2人少ない。
 A 攻撃側のプレーヤーに対して、守備側のプレーヤーのタックルが成立した段階でプレーを止めます。
   攻撃側のプレーヤーは、足下にボールを置き、ボールを足で後方に蹴ることで、インプレーになります。
   (従って、タックル成立の後、両チームのプレーヤーがボールに殺到し奪い合う、というプレーが存在しません)
 B 前述のタックルが6回成立すると、攻守交代になります。
   6回目のタックルが成立した地点で、相手方の攻撃が始まります。従って、5回目のタックルが成立した後は、
   攻撃側のプレーヤーは、相手陣地に大きく蹴り込み地域を挽回するプレーを行うことが多くなります。
   もし、5回目のタックル成立後の地点が、相手ゴールに近ければ、ドロップゴールを狙うこともあります。
 C ノックオンやスローフォワードといった軽い反則の時や、ボールがタッチラインを割った時には、
   スクラムでインプレーになります。ラインアウトはありません。
 D トライは4点、トライの後のキックは2点、ペナルティーキック・ゴールは2点、ドロップゴールは1点の配点になっています。
 E フィールドは、ゴールライン間が100m、幅は68m。ラグビー・ユニオンのフィールドの幅は70mですから、幅が2m少なくなっています。

こうして観ますと、Bの攻守交代ルールなどは、アメリカンフットボールのルールに通じるものがあるように思います。

さて、前述の特徴あるルール設定により、ラグビー・ユニオンに比べて、密集戦が少なく、
展開主体のスポーツとなったラグビー・リーグは、スピード感に溢れる競技になりましたから、
当然ながら見ていて面白いものになりました。

現在では、発祥地であるイギリス北部はもちろんとして、オーストラリア・シドニー周辺の東海岸一帯や
パプア・ニューギニアでも、非常に人気のあるスポーツとなっています。
また、近時のラグビー・ユニオンにおける様々なルール変更を見ると、
ラグビー・リーグのルールに近づいているように感じます。
お客様から見えにくく、解りにくく、時間がかかり、ボールが止まってしまう密集戦を減らして、
スピーディで、ボールが良く動き、トライも生まれやすいラグビー・ユニオンを追求していくと、
ラグビー・リーグに近づいていくというわけです。

現代のあらゆるスポーツの観客から、最も求められている普遍的な要素は「解りやすさ」と「スピード感」なのかもしれません。
「パワー」は、この二つの要素が達成された状態の上に、積み上げられるべき要素なのかもしれません。

28 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★