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てっここ

1 :名無しちゃん…電波届いた?:2021/06/15(火) 22:31:09.84 .net
てっこ

471 :真琴:2023/09/22(金) 01:45:43.94
真間山が古鏡の片面であった頃、オガワエガオは古鏡の両面を貫通する
黄泉比良坂の関係者だった。当時、飯田橋の運河を漕ぎ渡るカヌーが、あるいは
ヴェネツィアのゴンドラがあった。舟は305号室の窓辺まで来た。
305号室の内部では凄まじい音量でオーディオが鳴っている。
椅子のなかにはにんげんが仕込まれている。壁の額装された写真が堕ちる。

472 :真琴:2023/09/22(金) 01:50:47.87
部屋にベッドがあり、ベッドが寄せられている壁には大きな窓がある。
長方形の窓にはカーテンが掛かっておらず、その外は剥き出しの夜。
それが途轍もなく恐い。
「深淵車庫前」第3幹線軌道の壁の<外>は虚空。
剥き出しのアーカーシャの底知れぬ寒さにわたしはガイアに潜り込む。

473 :真琴:2023/09/22(金) 03:02:17.00
時間が凍結している時間。
すべての粒子が還元される。前世の痕跡は来世に残るのだろうか。
――だから「痕跡的な小川」が重要な論点なんだ…
フダラク市が離陸するとき崖の上と崖の下が究極的に引き裂かれる。
わたしは石段の上、鳥居の下に立ち、遠い海を眺めている。

474 :真琴:2023/10/08(日) 01:02:54.73
そこには座標など無い。針の先端。わたしはアグノーシア宮殿の
とあるエレベータを登り、塔のうえの行き止まりのフロアに出る。
密封された空気。窓から宮殿の庭園を見下ろす。庭園のスキマから
一瞬新興住宅地が見える。更地が見える場合もある。庭園の人物と
一瞬眼が合ったような気がすることもある。でもそれはありえない。

475 :真琴:2023/10/08(日) 01:07:57.78
NOVA警察はガイアに蔓延り、ガイアに神経系を与える。
ガイアがアーカーシャのなかの管蟲だとすればいきものとしては
随分単純だという気もする。
みあげるとはるかな高みを大鴉が舞っている。
NOVAを目差す様々な「線」がある。その一つは百万都市船である。

476 :真琴:2023/10/22(日) 04:18:18.58
舟が一艘、虚空に浮かんでいる。舟は運河のうえを滑る。
運河の岸にはビルがあり、その一室は住居である。住居には
蟲と蟲と蟲と……、が棲んでいる。蟲たちは蠢き壁の時計は三時を指し示す。
不意に音響が鳴り響く。凄まじい音は部屋中を震わせる。気がつくと
窓の外に舟がいる。窓は開かない。部屋のなかで食器棚の硝子が割れる。

477 :真琴:2023/10/22(日) 04:27:44.21
真間山の石段の麓から左へ坂が延びている。その坂の横腹に小さな坂が
階段で接続してくる。その階段から少し外れたところに生体がある。
死体ではないから生体だが生きているというわけではなくむしろ死んでいる。
蟻たちが生体をついばんでいる。蟻と蟻と蟻と……、が生体を
無数のパケットに分解して運ぶ。真間山の胎内へ、世界卵のなかへ。

478 :真琴:2023/10/22(日) 04:33:17.27
夜。満月に背中を押されながらわたしは大門通りを歩く。
つぎはしを渡る。痕跡的な小川を渡る。
つぎはしのしたを凄まじい勢いで粒子が流れている。
濁流は江の島の裏側の海岸にぶつかりしぶきを上げる。
わたしが歩く正面には真間山の石段が見える。右手に手児奈参道。

479 :真琴:2023/10/22(日) 04:39:09.14
わたしは真間山の石段のうえに立ち前方へ、満月の方角へ延びる
大門通りを見下ろしている。大門通りを向こうからこちらへ
わたしが歩いてくる。NOVA警察が待ち構えていて余計なことをしようとするので、
わたしは軽く手を動かし削除し磨り潰す。駐屯基地が爆発すると同時に縮滅する。
わたしが歩いてくる。わたしは見下ろしている。

480 :真琴:2023/10/22(日) 04:45:34.49
石段の上から海岸に沿った細い村を見下ろすわたしの視界に
ペルタンルアバ海が広がっている。
わたしの背後は崖。崖のうえには別世界があり、住宅街が広がっている。
崖の<なか>には土蜘蛛の世界が広がっている。
土蜘蛛たちは穴を蠢き成田山まで繋がっている。

481 :真琴:2023/11/14(火) 00:40:12.28
真間山のうえの路を歩いている。
右には大学の壁がつらなり、左には墓地の生け垣がつらなる。
やがて左右の壁が尽きた頃、左手には路が分かれ、右手には団地が現われる。
本来は五階建ての団地が上へ上へ百階建てくらいの崖になっている。
百階建てどころか、崖の上の方は衛星軌道にまで達しているのかも知れない。

482 :真琴:2023/11/14(火) 00:44:29.65
ディーダラボッチが真間山のうえに立ち、大気圏の外へ
潜望鏡のように眼を突き出している。
その眼には繭のようなフダラク市が見えている。
フダラク市からは不可視の紐がまるで胎児の紐帯のように垂れていて、
紐は地球の富士の樹海あたりに吸い込まれている。

483 :真琴:2023/11/19(日) 02:17:18.87
夜空から星が降ってくる。ビルが爆発する。
わたしは巨人の足元で暗がりのなか、外へ外へ歩いている。
満月が解体している。夜空から星が降ってくる。ビルが爆発する。
空中に重武装したわたしが浮かび、気ままに重火器を撃っている。
無数のUFOが飛来する。わたしは中枢から住宅街へ路を歩いている。

484 :真琴:2023/11/19(日) 02:23:56.03
NOVA警察の第七分枝が「本家」と戦争を始めたらしい。
わたしは、大鴉は、アーカーシャのなか、高みを浮遊しながら、
ガイアのいくつかのポイントで乱流が起こるのを眺める。
顕微鏡の対物レンズをスランと入れ換えるとそれらの事象は「点」になる。
わたしは廻廊の両端を眺める。新幹線が廻廊を暴走してくる。

485 :真琴:2023/12/04(月) 23:45:57.89
アスファルトの道が鞍部を成している場所の傍らで
夏祭りが行われている。夏祭りに集う近隣住民にはそれぞれの家があり、
生活が、モナドがある。わたしは村の外れの神社の石段の上から
村を見渡している。細長い村の向こうにはペルタンルアバ海が広がっている。
ペルタンルアバ海の水の底には岩たちがあり、蟲たちが蠢いている。

486 :真琴:2023/12/04(月) 23:50:31.38
ペルタンルアバ海が津波のように盛り上がったかと思うと
ジャン・コクトーが描きそうな大きな顔になり、二度三度
うなづいたかと思うと顔面を海面に沈めそのまま溺死する。
道の傍らを棒状の築山が走り、そのうえは路面電車の線路。
わたしは日傘をくるくる回しながら歩道を歩く。夏の一日。

487 :真琴:2023/12/04(月) 23:54:37.05
路面電車の線路を黒い大きな蒸気機関車が走る。轟音。
蒸気機関車は「未知機械の森」駅を目指している。宙にはわたしが
浮かんでいて、巨大な銃を撃とうとしている。わたしの上空には
わたしが滞空していてわたしが銃を撃つのを阻止しようとしている。
それらの様子をわたしは見ている。不意に目覚め、電極を外す。

488 :名無しちゃん…電波届いた?:2023/12/09(土) 15:15:42.74 ID:Wb41FZFjy
クソ航空機という史上最悪の地球破壊活動をスルーして、富士山に鉄道通すのか゛正解た゛のほざくユネスコの正式名称は地球破壞推進協会な
ヱネルギ−無駄にして物価高騰させて人々の生活を破壊して貧困促進して、温室効果ガスまき散らして気侯変動させて
土砂崩れに洪水、暴風、大雪、干ばつ、森林火災にと災害連発させることを推進する世界最惡の地球破壊人殺し推進協會な
キモチワルイ絵にトマトス―プやらぶっかける勇者か゛いるが、これこそ推進して褒め称えて英雄として賞賛するのが人類としての義務!
今度こそきっちり保護ガラスまでブチ破って歴史的な真の英雄になってくれよな!全力で応援してるぞ!どこに寄付したらいいのか教えてよ?
航空機の使用は人類に対する敵対行為だと國際社会全体て゛明確なメッセージを出すとともに高い所と騒音か゛大好きな害虫どもを死滅させよう!
地球破壊に必死な人殺し税金泥棒クソ知事どもは、あちこちて゛枯渇しまくってる温泉を文化(笑〕遺産に登録したら、
文化(笑〕遺産への観光目的での立入りを禁止しろや地球破壊クソテロリスト
(羽田〕tТΡs://www.call4.jp/info.php?Type=items&id=I0000062 , ttρs://haneda-project.jimdofree.com/
(成田)ttps://n-souonhigaisosyoudan.amebaownd.com/
(テロ組織)Ттps://i.imgur.com/hnli1ga.jΡeg

489 :真琴:2024/01/13(土) 04:14:04.71
何か途轍もなく暗い道を歩いている。道は湾曲している。
何か黒いうずくまった大きな闇の横を道は湾曲している。
女帝アグノーシア宮殿の、庭の花壇が迷路になっている。
手足の妙に長い男とアリスが、花壇の迷路で踊っている。
ホテルの廊下は、無数の分岐する樹形図選択を表現する。

490 :真琴:2024/01/13(土) 04:18:54.54
夜の底が笑いに満ちている。
始まりの時。
わたしは終電も間近いのに駅から遠ざかる方角へ放射状の道を歩く。
腐りやすい腹を抱えた住宅街がうずくまる。
巨大な樹木が夜の空へ毛細血管を広げている。

491 :真琴:2024/01/13(土) 04:22:01.26
気がつくと真っ直ぐ、大門通りを歩いている。
前方の彼方に真間山の石段が見える。
石段から光の球が現われ、ふうわり、ふうわりとこちらに漂ってくる。
光の球は次々に現われる。それは一個ずつ小宇宙なのだ。
わたしはぶつからないよう気をつけながら真っ直ぐに歩く。

492 :真琴:2024/01/13(土) 04:26:34.58
穢土川を渡ると向こう岸の街に本屋があった。本屋の床はコンクリートで、
品揃えも古臭い。にもかかわらず
『同一カオスにおける多重コスモス場の理論』がある。本は古びている。
とある頁を開く。ある種の座標変換の定理が書かれている。
わたしは脳内でその変換を試す。チャートが開きわたしは福裏島にいる。

493 :真琴:2024/01/21(日) 00:16:33.12
福浦島だぁ
わたしは鰍は真っ直ぐに伸びる紅色の橋を見て歓喜する。
橋の彼方は福浦島に繋がっている。
ガイアと百万都市船はアーカーシャのなかで分離していたはずなのに…
うん。ハイパーチャートのなかで繋がってるのは明らかか。

494 :真琴:2024/01/21(日) 00:21:55.53
一見したところ無関係な事象どうしがハイパーチャートのなかでは
絡まっていることにより、意外な時間発展をする。
いまのわたしはわたしはわたしは鰍は大鴉とのリンクを切ったモード。
スタンドアローン。気がつくと足元を黒い赤ん坊が蟻が蟻が蟻が這っている。
蟻はわたしに気づかない。ということは深淵車庫前とリンクできる。

495 :真琴:2024/01/21(日) 00:25:48.38
福浦島にある異世界人の拠点を潰すことができたとしても
それにどれほどの価値があるのかわからない。バタフライエフェクトに期待?
アオスジアゲハの群れを召喚。福浦島に向けて飛ばす。
アオスジアゲハの群れは特異点の近傍をかするようにして
福浦島に吸い込まれてゆく。わたしは鰍は鰍はすこし恥ずかしそうにする。

496 :真琴:2024/01/21(日) 00:29:17.26
深淵車庫前から蟻が蟻が蟻がしたたり落ちてくるけど
わたしには気づかないので気にならない。むしろ住宅街の地下に
はりめぐらされた水の流れに吸い込まれた人体のほうが気になる。
と言ってもそんなには気にしていない。むしろ樹の幹に
びっしりと張りついている桜餅たちの方が気になる。

497 :真琴:2024/01/22(月) 01:32:04.79
畳の部屋に寝転がって窓の外を見ると団地の無数の窓が見下ろしている。
江戸川乱歩の『蟲』を読む。公園にはコンクリートの山がある。
山の裾はひび割れていて蟻が歩いている。蟻が歩いている。
蟻を見ているうちに別の、もっとずっと大きな公園に跳んでいる。
この公園は桜の名所である。

498 :真琴:2024/01/25(木) 00:58:39.12
手児奈さんの参道の入り口に立って真間山の石段の麓を眺めている。
昼なのか夜なのかわからない。真間山の胎内には世界卵が眠っている。
世界卵のことを意識すると住宅街の端っこにある道、
道の向こうは林であるような道の角にあるミラーが想起される。
ミラーには角の向こう側の住宅街が映っている。

499 :真琴:2024/01/25(木) 01:02:26.09
昼なのか夜なのかわからない。わたしは真間山の石段を登る。
石段の上の方を見上げると大きな丸いものが転がり落ちてくる。
大きな丸いものは刻一刻と大きくなりながら転がり落ちてきて
わたしをすり抜けて大門通りを転がりながら真間川のあたりで
跳ねて宙に浮かんでゆく。ますますどんどん大きくなってゆく。

500 :真琴:2024/01/25(木) 01:07:38.98
崖の上の住宅街に暮らしていた頃わたしがどんな部屋に棲んでいたのか
記憶が無い。崖の上の住宅街の記憶は道の角のミラーに集約される。
これは不思議なことだ。
なんとなく平屋の戸建て、という印象がある。
無数の扉を開ける。とある扉を開けた瞬間これだとわかるだろうか…?

501 :真琴:2024/01/26(金) 01:01:41.53
アーカーシャのなかに孤島のように孤立したモナドの集積体。
ハイパーチャートのなかではガイアとの紐帯をもつが、
同時態としては完全に孤立している。鰍粒子は刻一刻とほどけ、
<真空>に溶けてゆく。これがフダラク渡海船である。
ガイアからは観測できない。しかし観測できないがゆえに

502 :真琴:2024/01/26(金) 01:12:50.04
鎌倉のやまのなかを突き進む道の片側だけに民家が建ち並んでいる。
その民家の裏庭は<やま>に直面している。
ときどきやまのなかをとても大きなにんげんのようななにかが歩いている。
そのなにかはにんげんにしては大きすぎるしときどき液体のように
ぐにゃりと溶けて地面に吸い込まれてゆく。

503 :真琴:2024/01/31(水) 23:26:33.31
「外」に興味が惹かれるというのが観光の原理だとしてその「外」を
ガイアにおける別の場所に求めるのか、
4次元時空におけるあるいはアーカーシャにおける「他」に求めるのかで
さまざまな分派に分かれる。
とある一族はNOVAの彼方にこそ「他」が実存すると考えている。

504 :真琴:2024/01/31(水) 23:31:58.41
一つの思考実験として4次元時空のなかで「隣人の太陽系」を訪問し、
そこで知的生命体が繁茂する惑星に出会ったとする。
その時、アーカーシャにおいてはいきなりガイアに
もう一つのガイアが接合するのだろうか。
これは形而上物理学においては「2ガイア邂逅問題」と呼ばれている。

505 :真琴:2024/02/05(月) 01:25:21.15
舟が内海を走る。島の小さな港が海から見える。
島の中央部から港への道は無骨な灰色の塀に伴われている。
塀の後ろから顔を見せる小学生は島に一軒だけある何でも屋で
コミックスを買う。何でも屋は洗剤も売っている。
島の奥の方の民家ではカラフルな洗濯物を干している。

506 :真琴:2024/02/05(月) 01:29:26.85
深夜、島の小さな港に近づく者はいない。そこは無人になる。
小さな港からナメクジのような半魚人が上陸したとしても誰も見ていない。
天には満月が鏡のように光っている。満月に重なるように
NOVAがそこにあり、鏡像反転膜を成している、と想定しても良い。
半魚人が路傍の洗濯所の四角い石の上に座る。

507 :真琴:2024/02/10(土) 04:08:46.88
小学生は夜の道を歩く。まず玄関を出る。外には<外>がある。
夜の道が広がっている。ところどころの家家の窓の明かり以外には
満月の明かりしか無い。
小学生は夜の道を歩き、無骨な灰色の塀に沿って島の小さな港に出る。
内海の彼方、陸地の山の中腹に球状の光が浮かんでいる。

508 :真琴:2024/02/10(土) 04:13:30.08
あ、と気がつくと小学生は山の中腹にあるホテルの
エントランスホールにいる。ホールは巨大な球状の空間で
光に満ちている。床には複雑な幾何学模様の絨毯が敷かれていて、
それは密かに形而上物理学的なチャートの変換公式を表現している。
小学生の眼が絨毯の幾何学模様を一瞬辿る。次の瞬間、

509 :真琴:2024/02/29(木) 00:36:18.16
アーカーシャのなかにガイアが横たわり、
NOVAへ至る径路に沿って凄まじい速度で走る点が一つある。
気がつくとわたしはその点のなかにいる。
わたしは真間山の石段の麓に立っている。
深夜。

510 :真琴:2024/02/29(木) 01:24:37.47
石段を登るか、左手の坂を登るか、
左へ道を進むか、右へ道を進むか、
後ろを向いて大門通りを歩くか、
道は五方向に分岐していて気がつくとわたしは杣台の地下駐車場にいる。
五台の装甲車。

511 :真琴:2024/02/29(木) 01:57:40.65
成田の駅から離れたとある交差点の標識のイメージ。
川越の駅から離れたとある住宅街の邸宅のイメージ。
棚田のようなバスの周回径路。
雨の日のアーケイド商店街。
ジャングル。戦争。

512 :真琴:2024/02/29(木) 02:01:50.27
わたしは坂を登り始める。坂は進行右手に湾曲している。
進行左手に<外>に抜けるための小階段がある。わたしは坂を登る。
気がつくとそれは海沿いの道になっている。
坂のてっぺんには巨大な門があり、門の奥は廃棄された宗教施設である。
深夜、わたしは坂を登る。

513 :真琴:2024/03/08(金) 04:09:46.95
惑星の外から、都市の外から、見下ろす街並みの光、
気がつくとわたしはそこに立っている、赤い遊歩道、
とある民家の2階の明かり、楕円形の光、
気がつくとわたしは夕暮れの広い駐車場に立ち丘の中腹のホテルのロビーを眺め、
気がつくとわたしはホテルのロビーに立っている。

514 :真琴:2024/03/08(金) 04:15:04.58
鰍粒子の粘度が下がりチャートが滑る。市川のとある市場の
コンクリートの床のうえを<敵>が逃げてゆく。わたしは
とんっとガイアを蹴り高みへ高みへ、大鴉にアクセスして
ハイパーチャートを切り替え、降りるべきポイントを探す。
穢土川の向こうのとある古本屋。川の中央には障壁がある。

515 :真琴:2024/03/09(土) 04:20:59.91
わたしはいまどこにいるのだろう…?
更地の北東角からさらに北東に松の並木の裏道を歩いて辿り着く
スーパーマーケットに始発駅がある謎の鉄道がNOVAに向けて走る。
一面の田圃。
惑星の外から、都市の外から、見下ろす街並みの光、気がつくとわたしは

516 :真琴:2024/03/09(土) 04:25:10.21
ここはとても怖い場所で、<始原>が眠っている。
<始原>はとても柔らかく壊れやすいという説と
<始原>はとても固く絶対に壊れないという説とがある。
もし前者なら、わたしが<始原>の隣で呼吸しているだけでもう、
ダメなのではないだろうか。では後者なのか? 猫がいる古本屋。

517 :真琴:2024/03/09(土) 04:35:07.73
<始原>が絶対に壊れないかどうかは壊してみれば良いという
過激な主張があるが、壊してみてほんとうに壊れてしまったら
どうするつもりなのか? <始原>がとても柔らかかった場合、
それはぐちゃぐちゃに乱れて二度ともとの形に戻らないだろう。
その場合世界樹ユグドラシルはわたしは保たれるのだろうか?

518 :真琴:2024/03/23(土) 03:52:02.80
わたしは蓴菜池の傍らの丘の斜面の林のなかにいて地上を眺めている。
土の匂いがする。土の匂い、蟲、それらを媒介にしてここは真間山とも
富士の樹海とも繋がっている。不死の樹海は気がつくと黄泉比良坂の
千曳の岩の彼方であり、図書館の階段を三階まで上ったわたしは
とある哲学者の全集を読む。するとそこは杣台の古本屋に繋がってゆく。

519 :真琴:2024/03/23(土) 03:58:37.07
古本屋の娘はわたしの従妹でわたしと従妹は深夜、古本屋の三階のフロアで遊ぶ。
原木の風合いを残した大きなテーブルが大判の画集などの平積み台になっていて
わたしと従妹はそのうえに寝そべる。
書物のうえに寝そべるのか?書物をどけて寝そべるのか?
古本屋の四階はかれらの住居になっていて階段は関係者以外立ち入り禁止。

520 :真琴:2024/03/23(土) 04:03:36.69
気がつくと手児奈さんの横にある日本家屋の裏庭に面した畳の部屋でわたしは
寝そべって『同一カオスにおける多重コスモス場の理論』を眺めている。
わたしの著書だ。あの夏の夜、街と街を繋ぐ裏の道を歩いた時、
この明かりの下でわたしの本を読むひとがいると良いなと思ったその書物。
わたしはわたしはわたしはわたしはわたしは大鴉は翼を広げ

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