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【3冠王者】FC BAYERN (XXXXX) MUNCHEN EV 292

131 :名無しに人種はない@実況OK (ワッチョイ 1fcb-u2+K):2020/08/24(月) 13:42:56 ID:D32jGg3Q0.net
>>130のつづき

●フリックの退任後、ドイツ代表は失速。

 それまでのレーブは戦術の練習やフィットネスレベルを上げることを好み、セットプレーの練習時間を削る傾向があり、それが議論を引き起こしてきた。

 その方針を“上手に”軌道修正させたのが、フリックだった。

 ブラジルW杯の気候条件(国土が南北に長いために気温の差が大きい)や移動距離から“良いサッカー”だけで勝ち抜ける可能性は低い
という分析に加えて、2010年の南アフリカW杯でも、相手のCKから決勝点を奪われて敗退していた。
なのでセットプレーの精度こそがドイツの命運を左右するとフリックは考えていた。

 だが、レーブの主義はそう簡単に変わるものではない。

 そこでフリックは一計を案じ、セットプレーからゴールが決まるかどうかに夕食を賭けようとレーブに提案した。
負けず嫌いの人間が、この種の誘いに乗ってこないわけがない。そうやって、まんまとレーブにセットプレーの重要性を認めさせたのだ。
そして、ブラジルW杯本番でセットプレーから6ゴールを奪う形で結果を出した。

 セットプレー以外にも、ドイツ代表の戦術にフリックが果たしていた貢献は大きい。
ドイツサッカー協会の雑誌で、代表チームのコンセプトについてこう解説している。

・相手の守備が組織的なときの攻撃
・相手の守備があまり組織的でないときの攻撃
・プレーの哲学

 特にこの3点について明確に語っており、ドイツ代表への影響力が感じられた。そしてフリックの退任後、ドイツ代表が失速したのは記憶に新しい。

 2018年のロシアW杯でドイツ史上初のグループリーグ敗退を経験した後に、レーブ監督はその原因についてこう断言している。

「完璧なポゼッションを目指したことが失敗だった」

 現実主義者であると同時に、戦術面での進化にも貢献していたフリックがいたら……と多くの人が感じたことだろう。

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