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50年以上昔の鉄模

253 :鈴木:2019/11/21(木) 20:00:30 ID:Rn7VHSuY.net
TMS特集シリーズNo.6、p14"安価に出来るパワーパック"、(元はTMS、1954年8月号p318)
には、16番のDC運転には、セレン整流器が必要と書いてある。
筆者山崎氏は「安く作れる方法はないかと、セレン以外もテストしましたが、
安く出来てもどうも不完全で」
「市販品は1A用が350円(1954年当時の値段)」
と書いてます。
私はこの記事を読んで、初めてセレン整流器というものを知り、多分戦前から在ったんだろうと思っていた。

最近"セレン整流器の歴史を語る"という本を読んで、
1905年頃ドイツのSAFとかいう会社がセレン整流器を開発し、
日本はNECだの東芝などが何とかして真似しようとしたが、困難で、
戦争中は、軍の需要もあったが、結局出来の悪いのしか出来ないまま終わった。
というような事が書かれてました。

この本は終戦後の事はほとんど書いてませんが、
要するに、終戦後まで、特別な研究者以外セレン整流器など、触る事もできなかったようです。
またセレン整流器研究以前は、亜酸化銅整流器の研究もしたそうだが、
こちらはセレンよりもっと成績が悪かったそうです。

それ程むずかしいセレン整流器なのですが、山崎氏執筆の1954年頃には、
一般人も何とか買えるようになったようです。

では戦争中の16番は一応はDC運転を旨としていたのですが、
山崎氏はどうやって、DC電源を確保していたのだろうか?
という疑問がわくわけです。

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