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ISA/VL/EISAカード総合スレ

1 :ナイコンさん:02/01/27 07:25.net
ドライバ入手法、カードの相性、IRQ設定など
MCAバスの話題も可

186 :ナイコンさん:2019/11/22(金) 18:33:51.35 .net
>>185
前に書いたヤツの丸写しだが
>https://ascii.jp/elem/000/001/783/1783206/index-5.html
>https://ascii.jp/elem/000/001/783/1783206/index-6.html
>https://ascii.jp/elem/000/001/783/1783206/index-7.html
>ここのを読むと、メモリは128kB以上必要だが、バス幅自体は8bit幅であるCPUが、IBMの要望だったようだ。
>で、それに該当するのが当時はi8088しかなかった。
>1980年前半:i8085を使ったIBM System/23 Datamaster設計完了
>1980年8月:i8085を使ったIBM PCプロトタイプ機のデモ、12ヶ月での製品化命令
> → IBM System/23 Datamasterの8bitバスを引き継ぎつつ、バンク切り替えでないCPUとしてi8088を選択
>1981年4月:i8088での設計完了、量産開始
>1981年8月:初代IBM PC(IBM 5150)販売開始

IBM System/23 Datamasterの詳細は分からないが、XTスロット自体がIBM System/23 Datamasterの拡張スロットを流用&拡張した物の様だ(XTスロットが8bitバス仕様なのも、そのせい)

推測だがSystem/23拡張スロットの時点ではDMA0(DRAM refresh用)、DMA1及びDMA3の計3チャンネル分しか出てなく(恐らくDMA2は内部使用)
XTスロット開発の時に改めてDMA2(DRQ2/DACK2)(とIRQ2のちのIRQ9も)を追加しようとしたが(時間が無かったので)
ピン配置の再設計をせずに単にSystem/23拡張スロットの空きピンに割り振ったので、DMA2とIRQ2(=IRQ9)だけ他のと離れたピン位置になったのだろう
さらにPC/ATの時にちゃんとしたDRAM Refresh回路が追加になり(PC/XTまではDMA0を使ってた)、XTスロット上のDACK0信号(B19ピン)がREFRESH信号(B19ピン)に名称変更され(ついでにIRQ2もIRQ9に信号変更)、
この結果、空いたDMA0(DRQ0/DACK0)が改めてISAスロット側に追加されたのだろう

187 :ナイコンさん:2019/11/22(金) 18:34:26.39 .net
(続き)
IRQ14とIRQ15の逆転の方だが、もしIRQ15(D6ピン)がIRQ13だったならば、IRQ10〜14が順番通りに配置されていた事になる
これも推測だが当初、コプロ割り込みがIRQ15になっていて、ISAスロットにはIRQ10〜14が出ていたが、何らかの理由でコプロがIRQ13に変更になってしまった
しかし、その時点で既に開発も進んでいたので大幅な回路修正を避けるべく、単にi8259の付近でIRQ13とIRQ15の配線をクロスして入れ替えるだけの小手先の回路修正で済ませてしまったので、
結果的にISAスロット上ではIRQ14とIRQ15の並びが逆転して見える様になってしまった、という顛末の様に思える

188 :185:2019/11/23(土) 02:17:02.93 .net
185だ
IBM System/23 Datamasterの拡張スロット(I/O card sockets)の詳細を発見した
MARK'S TECH JOURNALのIBM System/23 Datamaster http://www.nf6x.net/tag/system23/ から
IBM System/23 Datamaster Maintenance Manuals http://www.nf6x.net/2014/10/ibm-system23-datamaster-maintenance-manuals/ へ移動
ここから IBM 5322 Service Library Volume 1 のPDFがDLできる(全部で282ページあるが、ソフトの説明は皆無で、ハードの説明しかない)

このpdfの38ページ(実物では2-19ページ)にI/O card socketsが図示されている
これ見ると、やはりSystem/23拡張スロットがXTスロットの原型で間違いないだろう
System/23拡張スロットだとDMA0/1/3はあるが、DMA2もIRQ2もピンが無い。該当ピンにはNot usedか別の機能が割り振られている。
71ページにDMAの図があって、DMA requestにFDCとCRT displayの2つが書かれているが、残念ながらDMAのchannel番号が書かれていない
ただし、124ページにCRTに文字を表示させるブロック図があり、ここにDMAコントローラがいるが、こいつがDMA2だろう
どうやらNECのPC-8001の様に、メインメモリからDMAで文字コードを読み取ってCRTに表示させていたようだ

なおアドレスバスはA15〜0の16本だけだが、さらにバンク切り替え用に4本ある。これがXTスロットではA19〜0に変更されたのだろう
大まかなメモリマップは74ページに図示されている。ただし詳細なマップではないので細かい部分は分からない(I/Oマップも無い)

また、ドキュメント上ではMPUとだけ書かれていてi8085とは一切書かれていないのは、この時点でのIBMとIntelの力の差、なのだろうか?
それと日本語キーボードがあるので日本でも扱ってたようだな。どれくらい売れたのかは知る由もないが。

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