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世界初のCPU・MPUはi4004ではない?!

117 :チラシの裏でスマン:2020/05/19(火) 23:45:33 .net
世界最初のCPI・MPUというと、
日本においてはi4004がそれであったという認識が一般的であるが、
これには異論が存在する。

1970年に作られたマイコンチップセット、MP944がそれである。

可変翼機が実用化されたのは、1964(昭和39)年に初飛行を行ったF-111だった。
当初、F-111は開発費と維持費の軽減のために、米空軍と米海軍とで共通の機体を使用する予定で計画がスタートし、
空軍型のA型と艦上戦闘機型のB型を開発する予定でした。ところが空軍と海軍の要望を採り入れるために、
様々な機構を採用した結果、機体の重量が予想よりはるかに増加し、
海軍は重量増加では運用が困難とB型の採用を取り止め、A型のみが米空軍に採用されました。

採用を見送った海軍はF-111の技術を転用し、F-14の開発に着手します。
F-111では手動で変更させていた可変翼は、「CADC(Central Air Data Computer)」により角度の自動制御が可能となり、
常に最適な可変角度になるようになっていた。
たとえば速度が落ちたときは、浮く力を多く取るために翼を広げます。
逆に高速の時は、翼が抵抗にならないようたたんで飛行します。
また航空母艦の上にいるときは、じゃまにならないよう翼をたたみます。
これにより優れた飛行性能を発揮することができた。

この「CADC」に採用されたのがMP944である。

MOSプロセスで製造された6種のチップセットである。その中には専用のRAMとROMも含まれる。
これらチップを計28個組み合わせて一台のコンピュータが作られた。うち19個がROM、3個がRAMである。
語長は20ビット、クロックは375KHz、ROMは2432ワード、RAMはわずか48ワードという構成のこのマイコンは
グラマン傘下のGarrett AiResearch社で1968年から開発を開始し、1970年に完成した。

だが、国家機密・軍事機密であるこの存在は、1997年まで明かされることは無かった。

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