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FMシリーズを語るスレ Part 12

34 :ナイコンさん:2014/02/27(木) 02:10:27.27 .net
なお、「68000システムの製作全科」でFM-77をホストとして2HDにアクセス
した事例で、普通にループを組んだらうまくいかなかったという理由は複数
あると思われる。
1つはI/Oのウェイト。FM-7では$FDxxのアクセス時とBOOT ROMのアクセス時に
MRDYがアサートされてEクロック周期で半クロック分のウェイトが掛かるよう
になっており、このときのEクロック周期は750nsになる。
FM-77ではBOOT ROMがまともな250ns品になったのでウェイトは不要かもしれ
ないが、I/Oには相変らずウェイトが入っていると思われる。
(ゲートアレイ化されているので定かでは無い)
2つ目はメインメモリのリフレッシュ。FM-77のメイン側に搭載しているDRAM
はMB8265A-15でサイクルタイム260ns〜270ns(ちょっとおぼろげ)なのでサイ
クルスチールによるリフレッシュは出来ず、DMAサイクルを挿入してのリフ
レッシュを必要とする。
6809のDMAはDMAサイクルの入りと明けにDeadサイクルがそれぞれ1クロック
ずつ必要となるので、リフレッシュ動作のためには最低でも3クロックを
要しその間プログラム実行は停止される。
DRAMの規格としては2ms以内に128回(行アドレス)のリフレッシュをするよう
に定められていて、これは最長15.625μs毎に1回という頻度で実現できる。
FM-7/77ではそれを代々4.9152MHzのクロックから作っていて、ゲートアレイ
化されているので断言はできないものの、6分周した13μsという周期が
恐らくリフレッシュ要求の元になっていると思われる。
2HDでは16μs毎にDRQが立ってデータの読み書きを要求してくるので、その間
に2回リフレッシュが入ってしまう。このとき3μsの間MPUは停止してしまう
ので、これはやはり大きいんじゃなかろうかと。

などと長々検証した結論、こんなヒリヒリする設計するくらいなら素直に
SYNC使えよ!というのが正解。いくら安くなったといっても62256をメイン
メモリに使わせてくれるワケ無いんだし、I/Oのウェイトを無くすことも
できゃしないんだから。

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