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WHOメディカルオフィサー進藤ナホーコ

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/14(木) 01:11:38 ID:b49LznQO.net
進藤奈邦子 - あのひと検索 SPYSEE [スパイシー]
http://spysee.jp/%E9%80%B2%E8%97%A4%E5%A5%88%E9%82%A6%E5%AD%90

進藤奈邦子のニュース検索結果
http://news.google.co.jp/news/search?um=1&ned=jp&hl=ja&q=%E9%80%B2%E8%97%A4%E5%A5%88%E9%82%A6%E5%AD%90

WHO 医師・進藤奈邦子(2006年2月28日放送) | NHK プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060228/index.html
TBS「夢の扉〜NEXT DOOR〜」
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20081214.html

ウィンウィン対談:進藤奈邦子さん WHO(世界保健機関) メディカルオフィサー
http://www.ewoman.co.jp/winwin/54sn/
イー・ウーマン 進藤奈邦子 新型インフルエンザに、備えていますか?
http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2601/dow/1/

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/16(土) 02:06:53 ID:aUrUl8fI.net
>>5
NHKスペシャル シリーズ 最強ウィルス 第2夜 調査報告「新型インフルエンザの恐怖」(2008年1月13日(日))
の前半、2006年、インドネシア・スマトラ島における集団感染のケースの中で、進藤医師が現地に派遣された
際のエピソードが紹介されている。

2006年5月、スマトラ島北部のクブシンブラン村で、一人の女性(37)が病気の鶏に触れた後、突然高熱が出て
意識不明となり、死亡。その翌日以降、彼女の家族や親族ら6人も高熱で診療所に運び込まれた。6人は呼吸
困難に陥り、人口200万の大都市、メダンの病院に運ばれた。6人とも肺のX線写真が真っ白になっていた。極めて
重い肺炎の症状であった。
 懸命の治療にもかかわらず、患者たちの容態は急速に悪化していく。6人は全員、H5N1に感染していた。
入院の翌日、長男が死亡、さらに数日で6人の内5人までが次々と亡くなった。最初に感染した女性以外、誰も
病気の鶏に触った人はいなかったと言う。ついにウィルスは人から人へと感染を始めたのではないか。世界中の専門
家に衝撃が走った。

2週間後、死亡した5人の中の1人、10歳の男の子の父親が高熱を出した。潜伏期間を考えると最初の女性から
直接感染した可能性は低い。女性から10歳の男の子、そしてその男の子を看病していた父親。ウィルスは人から人、
さらに人へと3つの世代に渡って感染した疑いが強まった。この父親がウィルスを拡げてしまうかも知れない。
WHOから派遣された米国CDCのティム・ウエキ医師は直ぐに検査しようとした。ところが父親の行方が分からなく
なってしまう。

 3日後、ウエキ医師は地元の警察とともに40kmほど離れた村で父親を見つけ出した。自力での呼吸が困難になり、
座り込んでいた。息子や兄弟が病院で死んでいくのを目の当たりにし、怖くなって民間療法士の元に身を寄せていたのだ。
ウエキ「彼は肺炎の兆候である非常に不自然な呼吸をしていました。身体全体を使って息をしていたのです。
実際、聴診器で聞いてみると、両方の肺が非常に重い肺炎を起こしていました。」
父親は病院に送られる車の中で死亡、身体からはH5N1が検出された。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/16(土) 02:08:01 ID:aUrUl8fI.net
ついにパンデミックが始まるのか。WHOからスイスの製薬会社に緊急事態が告げられた。
この会社にはパンデミックに備え、300万人分のインフルエンザ治療薬が備蓄されている。
WHOは発生地周辺の住民に予防のため、集中的に治療薬を飲ませ、ウィルスを封じ込める準備に入った。
ロッシュ社 デビッド・レディ主任「私たちはWHOからの緊急連絡を受けた瞬間から、インドネシアに最も早くタミフルを
送るためにどうすればいいのか、あらゆる輸送方法や経路を調べ始めました。」

パンデミックの発生を食い止めようとWHOは新たに専門家を現地に送ることにした。その中に一人の日本人がいた。
進藤奈邦子医師。5月25日、進藤医師は患者たちが次々と運び込まれたメダンの病院に到着。ウィルスが病院の
スタッフなど患者の親族以外にまで拡がっていくのかどうか、監視する任務を負っていた。
進藤医師「今までは特に血のつながりのある人だけにかかっていった訳ですよ。ですからもしかすると家族の中に血の
つながりによって、インフルエンザにかかりやすいとか、重症化しやすいという因子があって、そういう人たちにだけうつって
いったかも知れない。でも、もし、看護師さんたちが感染していれば、もう、これはパンデミックに行っちゃうウィルスです
よね。」

恐れていた情報がもたらされたのは6月2日。40代の看護師が高熱を出し、休んでいることが分かった。
看護師は、あの集団感染の患者を担当していた。直ちに救急車が急行。ところが自宅に看護師の姿はなく、連絡も
取れなかった。
進藤医師は自ら車のハンドルを握り、親戚や友人の家などを訪ね、看護師の行方を追った。
進藤医師「患者さんの結果如何で封じ込めのスイッチが押されるかどうか決まると言うことですよね。もしその患者さんが
感染していればスイッチが押される訳です。それはもう、前代未聞の大規模な封じ込め作戦が展開されることになります。
何百万人分と言う抗インフルエンザ薬が運ばれてきて、軍隊を動員して交通規制がされ、そして住民の移動が禁じられる
訳ですよね。」

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/16(土) 02:08:56 ID:aUrUl8fI.net
3日後、進藤医師はようやく自宅に戻ってきた看護師を捕まえた。看護師からはH5N1は検出されなかった。
しかしその検査結果は事態が新型インフルエンザ発生の間際にまで迫っていた可能性を示していたのである。
看護師はH5N1ではなく通常のAソ連型のインフルエンザに感染していました。
H5N1は主にトリからトリに感染する毒性の強いウィルス。一方、Aソ連型は弱毒性だが、ヒトからヒトへの感染力が極めて強い。
この2つが同時に感染すると体内で遺伝子の組み換えが起こり、毒性が強く、ヒトからヒトに簡単に感染する全く新しいウィルスが
誕生する恐れがあったのだ。

進藤医師 「人間のH1ウィルスと、H5ウィルスが同時に、非常に至近距離で発生している訳ですよ。まさにあの場合、
本当にパンデミック発生の現場にいるんだな、と感じました。目の前で新しいウィルスが発生するのを見ちゃうかも知れないな、と。」

結局、患者の治療に当たった医療関係者は一人もH5N1に感染していなかった。患者と接触した村人たちも厳重な監視下に
おかれたが、その後、異常を訴える人が現れることはなかった。感染者7人、うち6人が死亡。集団感染はようやく終息した。
その後の詳しい分析で、今回のウィルスは感染爆発を起こすだけの力を獲得していなかったことが確認された。新型インフルエンザ
の発生は危ういところで避けられたのだ。

ティム・ウエキ医師は言う。 「私たちは、いや、世界は幸運だったのです。あのH5N1がヒトからヒトへ次々と感染する力を獲得
しなかったのですから。しかし次に大きな集団感染が起きた時、再び幸運に恵まれるとは限りません。」

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