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WHOメディカルオフィサー進藤ナホーコ

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/14(木) 01:11:38 ID:b49LznQO.net
進藤奈邦子 - あのひと検索 SPYSEE [スパイシー]
http://spysee.jp/%E9%80%B2%E8%97%A4%E5%A5%88%E9%82%A6%E5%AD%90

進藤奈邦子のニュース検索結果
http://news.google.co.jp/news/search?um=1&ned=jp&hl=ja&q=%E9%80%B2%E8%97%A4%E5%A5%88%E9%82%A6%E5%AD%90

WHO 医師・進藤奈邦子(2006年2月28日放送) | NHK プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060228/index.html
TBS「夢の扉〜NEXT DOOR〜」
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20081214.html

ウィンウィン対談:進藤奈邦子さん WHO(世界保健機関) メディカルオフィサー
http://www.ewoman.co.jp/winwin/54sn/
イー・ウーマン 進藤奈邦子 新型インフルエンザに、備えていますか?
http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2601/dow/1/

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/03(火) 00:47:57.29 ID:jjkFJFzb.net
現在のWHOはもはや政治支配、経済支配されているフシがあり信用に値しなくなっているのがイタイ。
これもすべてセックスのHIV汚染を感染権力者や同様の資産家らに配慮したものであり、また、幹部職員などに
おいてもHIVのセックス感染者が激増してきたことに他ならないだろう。

自己防衛のためにHIV感染者らがエイズの存在を隠蔽、消去しようとする‥‥‥‥
国際医療機関にまでその影響が及んでいることは全世界の健康をねがう人々にとっての最悪の害悪といえるぞ。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=200000297&tid=beaebtbbaba6a4acl5baabcgda57kbf3a4x&sid=200000297&mid=1530
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=200000297&tid=beaebtbbaba6a4acl5baabcgda57kbf3a4x&sid=200000297&mid=1279
厚生省のエイズ統計を信じるな! (告発記事)    NTTエイズ

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 16:08:22.06 ID:K13v+JSi.net
http://www.2nn.jp/word/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF

★ニュース速報+ 09/06/12 10:42 133res 1.2res/h ▽
【新型インフル】「パンデミック、あと3年は続く」 WHO進藤医務官 「夏に向かう北半球で沈静化の保証もない」
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1244770970/


10/06
11/06
12/06

...





131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/04(金) 17:32:56.55 ID:K9QARmrh.net
元気?

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/26(土) 17:41:14.87 ID:f45EktgK.net
進藤 奈邦子 氏(WHOジュネーヴ本部専門官・メディカルオフィサー)
公開シンポジウム「Pandemic」(2009年9月4日、東京大学医科学研究所など主催)講演から
(掲載日:2009年9月7日)
http://scienceportal.jp/highlight/2009/090907.html

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 12:41:56.26 ID:DZDDkBFS.net
中嶋宏

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/17(日) 20:06:42.43 ID:6whaGIId.net
WHO憲章における「健康」の定義
http://www.izunome.jp/izunome/object/

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/04(木) 22:05:35.39 ID:h0Zh/fKA.net
H7N9ウイルス凶暴化! ウイルス退治の正義の味方出動だ!!

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/05(金) 00:33:13.63 ID:pS2Xx3GA.net
またプロフェッショナルが見たい

「感染列島」の檀れいは笑ってしまったけど
「アスクレピオスの愛人」は、笑いを通り越して遠藤さんに失礼だと思った

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/16(火) 10:39:18.29 ID:EFdkQbsx.net
H7N9マターでとっても忙しいね。

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/06(水) 14:58:00.00 ID:3/kNDsyQ.net
エボラ出血熱について、ニッキーのコメント来ました
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140806-OYT1T50051.html?from=tw

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/07(木) 09:18:36.84 ID:BUvERM80.net
>129
現在のWHOはもはや政治支配、経済支配されているフシがあり信用に値しなくなっているのがイタイ。
これもすべてセックスのHIV汚染を感染権力者や同様の資産家らに配慮したものであり、また、幹部職員などに
おいてもHIVのセックス感染者が激増してきたことに他ならないだろう。

自己防衛のためにHIV感染者らがエイズの存在を隠蔽、消去しようとする‥‥‥
国際医療機関にまでその影響が及んでいることは全世界の健康をねがう人々にとっての最悪の害悪といえるぞ。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=200000297&tid=beaebtbbaba6a4acl5baabcgda57kbf3a4x&sid=200000297&mid=1530
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=200000297&tid=beaebtbbaba6a4acl5baabcgda57kbf3a4x&sid=200000297&mid=1279
厚生省のエイズ統計を信じるな! (告発記事)  NTTエイズ

      ↑

YahooのURLがすべて見れないようにされている辺りに全国民は危機感を持つべきだな。
オーナーの孫正義は政府とべったり癒着して今度は太陽光ビジネスで一儲けすることが確認されている。
自国民にエイズ汚染を隠すこと、セックスエイズ汚染を隠すことで大金を儲ける!!
こういうのはイカンだろ。

ちなみにURLの一部はこれだぞ。
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/infection/1230302644/747
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/infection/1230302644/783-785
● 厚生省のエイズ統計を信じるな! 週刊文春・告発記事
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1356297256
エイズ感染性の子宮頸ガンを隠す厚生労働省!

http://peace.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1354367643
ヤフー社が削除した告発文書はコレ!

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/01/25(土) 22:56:46 ID:/dAglvN0.net
今どうしてるんだろ
コロナの対応してるかな

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/09(日) 19:41:42 ID:rYpoXipn.net
NHKスペシャル▽感染はどこまで拡(ひろ)がるのか
〜緊急報告 新型ウイルス肺炎[字]
2/9(日) 21:00〜21:55 [NHK総合・東京][地上デジタル]

SARSを上回るスピードで感染拡大を続ける新型コロナウイルス。都市が封鎖された
中国・武漢市はいまどのような状況におかれているのか。徐々に感染者が増加して
いる日本は、どのように未知のウイルスと向き合うべきなのか。世界の研究機関が
解明を急ぐウイルスの毒性は果たしてどのようなものなのか。ジュネーブのWHO
本部とも中継を結び、生放送で視聴者の疑問や不安にこたえていく。
【出演】東北大学大学院教授…押谷仁,WHOシニアアドバイザー…進藤奈邦子,
【キャスター】虫明英樹,合原明子

進藤先生がお茶の間のブラウン管に登場するのは相当に久しぶりのことではない
だろうか。

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/10(月) 00:13:20 ID:skgRe0Na.net
>>141 55分の番組で進藤先生の発言はこれだけでした↓

──今日はジュネーブのWHOで感染症危機管理のシニア・アドバイザーを務める
進藤奈邦子さんと中継がつながっています。進藤さん、お忙しいところありがとう
ございます。
進藤「よろしくお願いします」
──今回の新型コロナウィルス、今、武漢を中心に感染が拡がっていますけれども、
先月31日の緊急事態宣言の後、WHOはどんな対策を取っているんでしょうか?
進藤「はい、WHOの方で特に強化しているのは、保健システムが脆弱でアウト
ブレイクへの準備対応が充分でない国への支援です。例えば診断キットを送ったり、
感染病防護装備─マスク、手袋、それからガウン、ゴーグルなど─を送付すること
を優先しています。
──進藤さん、今回の新型ウィルス、中国以外の27の国と地域に感染が拡がって
いますけれども、今後の感染拡大についてはどんな見通しをもっていらっしゃい
ますか。
進藤「はい、中国で武漢を囲い込んで頂いたことで一時的に海外への患者さんの
発生は激減しました。ところがこの成果は多分2月末くらいまで持ちこたえるのが
精一杯で、今後、武漢以外あるいは湖北省以外の省での感染拡大が大きなカギに
なってくると思いますので、今後2、3週間、非常に予断を許さない状況だと思い
ます。ここから先、どうなるかはその状況によると思います。
──進藤さんには後ほど再び伺います。

──それでは再びWHOの進藤奈邦子さんに伺います。進藤さん、患者の増加が
続いていますけれども、WHOとして収束の見通しについてはどんなふうに見て
いらっしゃいますか?
進藤「はい、WHOの方では現在、このウィルスの根絶を目指した囲い込みを
しているんですけれども、緊急課題としては中国国内はもとより中国以外の
患者発生国から詳細な情報を集めることが非常に大切だと考えております。
特に今回の日本でのクルーズ船における集団発生についての詳細な調査結果は
今後の対応戦略にとって大変重要なヒントになると考えていますので期待して
おります。
──はい、進藤さん、ありがとうございます。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/13(木) 00:34:44 ID:n0t+WcXB.net
国立国際医療研究センターで来週(2/19)、進藤先生の講演会が予定されていたが、
今般のコロナウィルスの流行の影響で、中止になったとのこと。
https://hrc-gh.ncgm.go.jp/event

第2回グローバルヘルス人材レクチャー・シリーズ
世界保健機関(WHO)進藤奈邦子 感染症ハザード シニア・アドバイザーによる講演会

※新型コロナウィルスの流行の影響で、中止させて頂くこととなりました。

1. 日時:2020年2月19日(水)17:30 -20:00
2. 会場:国立国際医療研究センター研究所 AB会議室 (以下略)

「コロナウィルスの影響」というのが、進藤先生がコロナウィルスへの対応で多忙に
なったからなのか、それとも講演会で多数の受講者が集まって感染拡大のリスクが
高まるのを防ぐためなのかは分からない。おそらくは前者だとは思うが、来週あたり
になると、国内でも局所的な流行が発生して各種のイベントが相次いで中止に
追い込まれるかも知れない。

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/14(金) 16:53:32.08 ID:HX2xc9q5.net
BS-TBS 報道1930に出演
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/16(日) 15:13:18 ID:aoDSshpK.net
シナを褒めてたな エチオピア人のトップと同じか
劣化したというかWHOのカッコいい女性という色眼鏡はずれた

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/17(月) 20:23:06 ID:HsktFpqG.net
日本だけが感染者の追跡ができてないとか言ってたよな

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/17(月) 20:29:10 ID:ML/1qsOP.net
「プロフェッショナル」に出た頃と今ではポジションが違うから発言も変わって来たね
いずれは事務局長を目指しているのかもしれない

あの頃は、真実を隠していた国がわかったとたん「もう!中国とロシアはいつもこう!」って激怒してた

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/02/20(木) 15:13:58 ID:raMpdnAL.net
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/5/4/54438_1641_248ef082_224b24e3.jpg
https://o.5ch.net/1m8s6.png
https://imgur.com/At2SpBh.png 

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/09(木) 00:05:05 ID:N8a4mJ+l.net
>>6-8 で引用したNHKスペシャル シリーズ 最強ウィルス 第2夜 調査報告
「新型インフルエンザの恐怖」(2008年1月13日(日)放送)
が再放送される。

パンデミックとどう闘うか2「調査報告 新型インフルエンザの恐怖」
2020年4月10日(金) 20:00〜21:05 [NHK BS1]

感染が拡大する新型コロナウイルスに、どう立ち向かえばよいのか。
過去のNHKスペシャルを通して考える。
第2回は2008年放送の「調査報告 新型インフルエンザ」。

番組内容
NHKスペシャルが放送された2008年当時、インドネシアではH5N1型の
鳥インフルエンザがヒトへ感染し、猛威を振るっていた。ウイルスが
変異し、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザになれば、
全世界で最悪1億人の死者が出ると警告された。迫りくるパンデミック
にどう備えるか、世界で進む対策の現状を取材した。それから12年、
今回のパンデミックで、その対策はどこまで機能したのか。しなかったのか。
検証する。

出演者
出演: 元国立感染症研究所センター長…田代眞人, 虫明英樹,
司会: 森田美由紀

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/10(金) 12:44:52 ID:QldcoIx5.net
スナックのママみたいな感じと肩書とのギャップでもてるんだろな
だが最近は 中国に魂売った人間の例にもれず容姿劣化したな
何がおかしいのかニヤニヤして体揺らして変な女

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/22(水) 09:26:34 ID:2T/reP9A.net
日本経済新聞 2020年4月22日(水曜日) 朝刊1面
コロナと世界(10)
科学を信じ「新常態」に備え
WHOシニアアドバイザー 進藤 奈邦子氏

――中国はロックダウン(都市封鎖)で新型コロナウイルスの感染を抑制しましたが、イタリアなどは失敗しました。

「中国はSARS(重症急性呼吸器症候群)以来、患者急増時の対応や集中治療室(ICU)の強化など対策を進めた。武漢市には4万人の
医療従事者が駆けつけた。シンガポールや韓国などアジアの国に共通するが感染症の経験値があった。欧州は当初は対岸の火事のよう
に見ていた」

――収束への道筋は見えますか。

「新型コロナは微熱などの発症当日にウイルスの量が最も多く、感染に気づかずに人が動くので感染が一気に拡大した。患者が殺到して
医療機関が限界に近づけば、助けられる人から助ける、という倫理的に厳しい判断が迫られる。新型コロナとそれ以外の病気に対応する
病院を分ける役割分担や、応援体制の準備も重要だ」

「欧州は厳しい外出制限などの効果が出て安定してきた。世界保健機関(WHO)は日常生活に戻すための判断基準を作成した。世界
全体ではいったんは感染が落ち着く時期がくる。大事なのは次の波をどう抑えるかで、そのためには国際協調が欠かせない。挑戦は
受けるし、こちらも自信を持って説明する」

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/22(水) 09:31:10 ID:2T/reP9A.net
――経済活動の再開の手段として感染歴を調べる抗体検査に乗り出した国もあります。

「抗体検査の信頼性はまだ確立していない。抗体をもっていることがどれだけ免疫防御になるのか、有効期間はどの程度なのかなど
分からない点が多い。抗体検査の結果で外出制限を緩和するのは時期尚早だ」

――日本がコロナを抑えるのに必要なことは。

「緊急事態宣言はメッセージ性はあるが、規制内容は弱い。感染者の接触歴を徹底的に調査することが最も大事だ。日本は恥の文化が
強いので接触調査で正直に言えない人も多い。誹謗(ひぼう)中傷しないで、職場や学校が受け入れることが大切だ。日本人は衛生
観念がしっかりしているので、個人が自覚を持って行動して皆で協力すれば必ず乗り越えられる」

――トランプ米大統領がWHOの資金供出の停止を表明しました。

「米国がWHOの根本的な対策を疑っているのか、感染が拡大したからスケープゴート(いけにえ)として攻撃しているのかは分からない。
ただ、WHOを潰せば問題が解決するかと言えば、それは違うだろう」

――新型コロナの教訓は何でしょうか。

「21世紀に入って経済や社会活動は点から線に、線から面に、面から立体になっている。今までと物事のスピードが圧倒的に違い、
感染症も瞬時に拡大する。新型コロナは異常事態ではなく、『ニューノーマル(新常態)』ととらえて対策を打たなければならない」

「対策の根本は科学を信じること。科学に基づく準備がいかにできているかが、流行を抑制できるかの分かれ目になる。政治家の強い
リーダーシップも必要だ。最終的には一人ひとりの行動にかかっているので政府・企業と個人とのコミュニケーションが重要になる」

(聞き手はジュネーブ=細川倫太郎)

◇しんどう・なほこ 1990年東京慈恵会医科大卒、国立感染症研究所主任研究官を経て、02年からWHOで勤務。新型インフルエンザやエボラ出血熱など感染症の危機管理を指揮。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/08(金) 18:53:58 ID:puf2J1n4.net
NHK プロフェッショナル「緊急企画!危機と闘うプロたち」
(2020年4月28日(火)、再放送5月5日(火))

WHOシニアアドバイザー 進藤奈邦子(56)
感染症対策のスペシャリスト
SARSや鳥インフルエンザなどの数々の危機に対処してきた進藤さんに聞いた。

聞き手 ディレクター 木村和穂(4月22日収録)

──進藤さんの現在のお仕事の状況を教えて頂けますか。
進藤「今週ぐらいからドイツやスイスが段階的に規制を緩和していく目処がついてきました。
ただ流行が非常に激しく起こったところでも
まだ確定されたデータではないんですけれども
早期のデータ収集によると高くても国民の10%くらいしか感染していないです。
ですからまだ9割くらいは感受性があるわけです。
第2波・第3波が来るのは明らかなんですよ。
非常に注意をしながらまず患者さんが医療を受けられる医療システムを作り、
患者さんを見つけられるサーベイランス(監視)システムを作って
そのサーベイランスでとらえられた患者さんをテストできるシステムを作ってということですね。
すごい勢いで科学情報が上がってきますから、私たち専門家スタッフのチャレンジは
いかに重要な情報を選択して信頼の置ける解釈をして提供するかっていうことですね。
今は 自分の仕事は考えることなんです。
世界の英知を集結すること、その世界の英知を集結してこの闘いに勝つことなんです。」

──今回、見方によってはWHOは警鐘を鳴らすこと、各国に対して指導的な立場を
取ることにおいて後手後手にまわったのではないかという批判もあると思うのですが。
進藤「いやいや、してきました。してきましたよ。
ところが2009年の新型インフルエンザの時に総力をあげてやったわけです。
で意外とうまくいった。
でもそれで「大騒ぎしすぎだったじゃない」っていうので
もう財源もカットされたし、人材もカットされたし、
例えば私のチームは26人いましたけれども8人になってさらに3人に減らされたんです。
そういうことをやって「WHO縮んでいいよ」と。
今、WHOとしては政治的なあつれきや批判がたくさん寄せられています。
ただ 悲観的になってる余裕はないですよね。前に進む以外にないでしょ。」

──今 困難に向き合っていらっしゃる方々へのメッセージがありましたらお願いします。
進藤「私の住んでいるジュネーブでは毎晩夜9時になるとみんな外に出て
頑張っている人たちに応援を送るために拍手をしてブラボーって叫ぶんですよ。
皆が外に出てそれを叫ぶので、もうその音が拍手が渦になって
夜空にどんどん広がって、昇っていくんですよ。
その時、私も一日いろんなことに振り回されて頭の中はこれから先のことでいっぱい
なんですけど、その一瞬だけは毎日思ってます。
今 苦しんでいる人 医療の最前線で戦っている人、その人たちを毎日思って応援して
その人たちに言いたいのは自分を大事にしてくださいってこと。

今までのいつよりも 今 地球は1つになってる
信じてください
私もその科学の力を政策に変えることで貢献したいし、
みんなみんなが頑張って支え合って、今のこの状況を乗り越えるのだ、と。」

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/10(日) 09:35:39 ID:XAzCqoXR.net
NHKスペシャル「新型コロナウイルス 出口戦略は」

NHK総合1
2020年5月10日(日) 21:00〜22:10(70分)
[再] 5月16日(土) 10:00〜11:10

番組内容
緊急事態宣言延長の一方で、休業要請などの制限を解除する自治体も。感染拡大を防ぎながら
社会生活を取り戻すための「出口戦略」とは?日本がとるべき現実的な方策を探る。

【出演】地域医療機能推進機構理事長…尾身茂,
WHOシニアアドバイザー…進藤奈邦子,
ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト…矢嶋康次,
東京大学教授…牧原出

詳細
緊急事態宣言が延長された一方で、休業要請などの制限を解除する自治体も出ている。
今後の課題は、感染拡大を防ぎながら社会生活を取り戻す「出口戦略」だ。外出自粛や
経済活動の制限を段階的に緩和していくときの判断材料は?日本に先駆けて緩和し始め
た諸外国の意思決定は?治療や検査方法の最新事情は?新型コロナウイルスと対峙し
続けていく長期化フェーズに入った日本がとるべき現実的な方策を探る。

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/11(月) 01:27:18 ID:HyitGIDm.net
>>154
──今日はスイスのジュネーブからWHOのシニアアドバイザー進藤奈邦子さんとも中継がつながっています。
進藤さん、検査体制が不充分などの理由で日本の対応の遅れを指摘する声もありますけれども、世界的に見て
日本のここまでの対策をどうご覧になっていますか。

進藤「日本では相当早くから患者さんが発生したにも関わらず、非常に低いレベルでずっと抑え込んできていて
こういう現象は世界的に見るとほぼ奇跡と見られていた訳です。この理由は私として考えますのは日本にはやはり
世界から仰ぎ見られるような感染症の専門家がいらっしゃってその方たちが陣頭指揮を執って来られたこと、これが
まず一つ成功の理由だと考えています。それから国民の高い衛生意識、そして感染症に対する理解、これは毎年の
インフルエンザを通しても良く分かってきたことですけれども、これがきちんとしていたことが理由ではないかと
考えています。
このように素晴らしい日本の対策なんですが、先ほどの死亡者数の比較のグラフを見て頂いても分かる通り、
欧米諸国に較べて圧倒的に日本では死亡者数が少ないと、これはインフルエンザのパンデミックでも見られたことなん
ですけれども、世界からはJapanese Miracleだと考えられています。では緊急事態宣言が出されなければいけなかった
ことの背景に関しては今、尾身先生から伺いましたが、日本ではSARS、あるいはMERS−中東呼吸器感染症候群─
こういったことで言わば本土決戦になったことが無かった訳ですね。お隣の韓国はMERS、そして中国や台湾、
シンガポールではSARSの大激震を味わっていますから、いったんこういう感染症が出た場合、国民の人たちの注意度、
あるいは参加が充分に行われていた訳です。ところが日本はこれだけ人口が多く、人の移動も多い国ですし、世代に
よってはトップからの声がなかなか届かないような場所もある訳ですね。そのようなところに充分な注意喚起が
できなかったことを背景に(緊急事態宣言が)出されなければならなかったのかと思いますが、このショック療法が
国民の中に行き渡って今や皆さんがこの先を見つめているという状況なので快方に向かって積極的あるいは建設的な
対策が立てられるのではないかと私たちは期待しています。
検査の遅れ(に対する指摘)については私たちは間違っていると思っていまして、日本の戦略的検査は高く評価して
います。以上です。」
──ありがとうございます。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/11(月) 01:29:44 ID:HyitGIDm.net
──進藤さん、新型コロナウィルスの抗体についてはまだまだ分かっていないことも多いと思うんですがこの抗体検査
の拡がりをどうご覧になりますか。
進藤「はい、抗体検査に関しては、まず二つの重要な事実が分かっていないことが私たちとしてはまだ抗体パスポート
まで至らないのではないかと思っている理由です。ひとつは一体どれだけ抗体があれば感染を防ぐことができるのか、
これが分かっていないこと。もうひとつは獲得した免疫がどれほど長持ちしてくれるのかが分かっていないことなんですね。
一応抗体ができることは観察できていまして重症ならば重症なほどどうやら高い抗体を作っていると、また中等症の方でも
ある程度抗体はできている訳ですね、あとは人間以外の霊長類の中のチャレンジテスト、再感染のテストをした場合には
(音声途切れ) ぐらいの間隔で再感染をさせた場合には感染が起こらないということが分かっていますので、ある程度は
感染を防いでいることが分かっています。ただ感染を測定する測定系も含めて、これから先、ある程度、充分にその精度を
調べていく必要があるということです。こういった点でまだ私たちとしては抗体パスポート(が有効だとの判断)までは
行っていない。ただこの考え方に対しては私たちはまだオープンでいまして、例えばWHOでは黄熱病に対して黄熱病ワクチン
を打たれた方にはイエローカードをお渡ししていて、これは抗体パスポートのような役割も果たしていますのでこの考えに
対しては将来的に可能性はあると考えています。以上です。」
──ありがとうございます。

──進藤さんに伺います。手探りの中で進む各国の出口戦略をどうご覧になりますか。
進藤「今拝見したオーストリアの例ですが、やはりオーストリアは小さい国であり、政府とターゲットとなる国民との間の
コミュニケーションが非常にうまくいっているということですね、これがひとつあげられると思います。そして日本も含めて
大きな国はそうなんですけれども、コミュニティ単位、小さな単位でやっていくということが大事で、全国一律にスタート
するというのは大変に難しいと思います。それから業種ごとに工夫を凝らして対応していく、こういったことが参考になる
のではないかと思っています。」
──はい、ありがとうございます。

──進藤さん、世界各国の状況を見て国民が納得しながら出口戦略に向かっていくポイントは何だと思いますか。
進藤「はい。もうこの病気はトップダウンだけではダメですからボトムアップをしっかりやっていただきたいと思います。
一人一人が責任を持って行動し、それを支えるコミュニティが存在する、と。それを考えてNew Normalと向き合っていただき
たいと思います。」

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/11(月) 11:03:09.83 ID:hKN53IKC.net
WHO 進藤奈邦子医師。

NHKスペシャルにて、「日本が感染や死亡が少ないのは奇跡だ」「世界最高の感染症専門家が日本を率いてる」「国民の高い衛生観念が関わっている」。

https://youtu.be/G5bQuVn4wjo?t=1645

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/18(月) 18:52:13 ID:78GPrztb.net
ニュースウオッチ9▽宣言一部解除でどう変わる?▽WHO進藤奈邦子さんにきく[二][字]

2020年5月18日(月) 21:00〜22:00 [NHK総合・東京][地上デジタル]
宣言一部解除でどう変わる?仕事は学校は▽感染拡大を世界で食い止めるためには?
WHO進藤奈邦子さんにきく [定時・総合][天気][スポーツニュース]

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/18(月) 21:54:27 ID:72p8T9g+.net
この人すっかり中国の手先の金髪おフェラ豚ですね

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/19(火) 00:13:09 ID:tbWj/U2G.net
>>158
有馬:WHOの中枢で実務を担当するこの人、進藤奈邦子さんにずばり聞きました。

有馬:WHOには今、強い期待と同時に、厳しい目も向けられていると言わざるを得ないと思います。
極めて中国寄りだという批判が世界にはあります。その不信感のようなものを国際機関としては
払拭しなければなかなか仕事がやりにくい、国際連携の要には座りにくいということはないですか。

進藤「そうでしょうね(苦笑)。おっしゃる通りだと思います。ただ、中国に対する潜在的な不信感
というのをSARSのとき以来、拭い切れてない方たちがいるのかなと思うんですけれども、私たち実際、
中で一緒に仕事をしてきた者たちに言わせていただければ本当に成長したんですよね、中国は。
(WHOの)事務局長は賛辞を贈っていますけれども私たちとしては正当な評価だったと思っています」

有馬:では、是非、中国の知見それから潤沢な資金力や医療資源を世界の感染防止に役立てて欲しいと、
WHOは是非中国を舞台の中央に引っ張り出して欲しいですね。

進藤「はい、でも地球としての世界としてのゴールは一つだと思うので、そこにたどり着くために
どれだけ誰が何をできるか、役割のない人はいないんですよ。みんなが役割を持っている。自分の
国だけうまくいってもほかの国でうまくいかなければまた感染症は戻ってきてしまうわけですから。
そういう意味でもSolidarity(連帯)が大事なんじゃないかと思います」

(VTR)有馬:2002年からWHOのスタッフとして働く進藤さん、SARSやエボラ出血熱が流行する地域で
対策の陣頭指揮を執ってきました。その知見を生かし、今回は世界中の情報を分析し、WHOの政策を
立案しています。世界の現状をどう見ているんでしょうか。

有馬:山登りで例えると今、何合目に来ているんですか。

進藤「まだ3合目って感じですね。だいぶいろんなことが分かってきたんですけれども、まだまだ
分からないことが多くて、まだ多いところで第3波 第4波ぐらいなのでこれから先どうなるか。
流行がかなり大きかったところでも10%〜20%前後の人しか感染してないんですよね。
中国でも武漢以外は人口の1%以下しか感染していないと言われているんですよ。
で、この人口の1%しか感染していないということは99%の人はこれから感染するわけですよ」

(VTR)有馬:パンデミックの終息にはまだまだ時間がかかるというのです。
進藤さんが今、最も心配しているのはアフリカや難民キャンプでの感染爆発です。

進藤「最も脆弱な集団と言われているいわゆる難民キャンプの人たちの中でとうとう感染が確認され
始めましたので、私たちWHOだけではなくて人道援助・人道支援に関わっているほかのNGOや国連機関、
こういった人たちと連携してそういう人たちを守っていかないといけない訳ですね。
世界の、地球の問題なんですよね」

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/05/19(火) 00:13:50 ID:tbWj/U2G.net
(VTR)有馬:期待されるのがワクチンです。その開発を支援するのがWHOの役割です。

有馬:ワクチンの開発にどのくらい時間がかかると、いろんな情報を総合してお考えになっていますか。

進藤「私たちの研究開発の部門は18か月をめどに ある程度臨床使用可能なワクチンを生み出そうとして
今パートナーと頑張っている訳ですよね。ワクチンというのは短期の問題ではなくて長期的に人間の免疫
だとか、体のメカニズムにどういう影響を与えていくのかということを予想を立てなくてはいけないので
そこが難しいところですけれどもね」

(VTR)有馬:しかしワクチンが平等に行き渡るのか懸念もあります。

有馬:一国の囲い込みにあったり、大事な途上国や弱い国、弱い人に回らないということになるとこれは
感染の解消にならない訳ですよね。WHOとしてどう国際協力、国際連携を呼び掛けていきますか。

進藤「いかに平等に配分していくか、ほかの国のワクチンメーカであるとか、ワクチンの製造ラインにこれを
いかに平等に広げられるかということも含めてこちらの方で調整機能を持たそうと思っています。積極的に
WHOの方でリーダーシップを取っていきたいと思っています」

(VTR)有馬:そして進藤さんは日本の現状と取組みを高く評価しました。

進藤「私のメッセージは 本当にね 日本はすごいんですよ。病院がパンクすることもなく医療体制が
対応できていた。そのおかげで死者がすごく少ないわけですよね。こういうのは全部(WHOでは)成功例
としてカウントされていますし、日本の感染症対策 感染症研究のレベルは世界でもトップクラスだな
と思えるし、国民の感染症に対する知識と理解、それから日常の行動に結びついた態度があるので、
これはやっぱりちょっと世界には真似できない。日本の底力が強かったからだと思うんですよ」

和久田:地球としてのゴールのためにすべての人に役割がある。誰もが忘れてはいけないメッセージですね。

一橋:一方で世界から見ると日本がやってきた感染症対策には自信を持っていい、というのは力をもらえますね。

有馬:いや、実はですね僕も本当ですか?って聞いたんですよ。そうすると、進藤さんが、じゃなくて、世界が
日本の取組みに注目しているんですよ、というお話でした。であればこのまま気を緩めることなく世界に先んじて
感染を抑え込みたいですよね。そして国際協力についても率先してその先頭に立つべきだと思いました。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/06/10(水) 11:03:05 ID:lY2RlOeo.net
テドロス  何だアイツは?

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/02(木) 23:41:24 ID:HQqSDSBC.net
NHKスペシャル「新型コロナウイルス 危機は繰り返されるのか」[字]
NHK総合1
2020年6月27日(土) 21:00〜21:50
[再] 7月2日(木) 0:50〜1:40
──困窮状態に陥る人が急増し、次々とロックダウンを解除し始めたアフリカ各国。
これから感染のピークを迎えようとする中で国境封鎖を解き、世界との往来を再開する国も出始めています。

──WHOの進藤奈邦子医師は世界、そして日本がアフリカの現実を直視しなければ危機の連鎖は加速すると指摘しています。

進藤「今後も国際協力がうまくいかないとですね、アフリカでCOVID-19がまん延する可能性がある訳です。
アフリカでまん延するということは世界中が危険がゼロにならない、危険にさらされているという状況なんですね。
日本に特に直接アフリカから人が来なくてもいろんな中継点を通ってどんどん感染症は来るわけです。
人が来なくても感染症は人を伝わってくるわけですのでアフリカで感染のまん延の可能性がある限り
日本も感染のリスクに常にさらされているということが言えると思います。」

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:18:13.82 ID:NZ4BsLiY.net
TOKYO FM + PRニュース
WHO感染対策の識者に聞く、新型コロナウイルス“空気感染”の可能性は?
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/hsEshLwv3l.html?showContents=detail

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施し、その模様をお届けしました。7月13日(月)は「コロナウイルスの空気感染」についてお話を伺いました。

◆精査された情報が世界のポリシーになる

住吉:WHOは、新型コロナの健康被害を精神的・社会的なリスクも含めて、最小限にするミッションに取り組んでおり、現在WHO本部では300人から400人のスタッフがコロナ対策にかかりきりだそうです。その他、各国の地域オフィスなどもあるなかで、進藤さんは世界中の膨大な新型コロナに関する情報やいろいろな論文を集めて精査していらっしゃいます。

また、精査された情報をWHOの頭脳とも言える諮問会議に提示し、それをWHOおよび世界のポリシーにしている、その間を繋ぐ役割を担っています。この諮問会議は13人の“賢人”……世界で13人の科学者や頭脳の方々が集まって、審議・審査をしている会議だそうです。なので、進藤さんの下には世界中のいろいろなコロナの最新情報が集まっているというなかで、今週はさまざまなテーマで伺っています。まず今日は、先週ニュースになって話題になり、多くの方が不安を感じているかもしれない「空気感染」について進藤さんに伺いました。

新型コロナはわからないことばかりという印象があるのですが、大分わかってきたのでしょうか?

進藤:大分わかってきています。なので、これからはどのように状況が変化していくかです。それを(加盟国は)ちゃんとタイムリーに拾って、政策をアップデートしていけるかということだと思います。

◆集団感染のケースでは、空気感染も考えられる

住吉:先週気になったニュースで、「新型コロナウイルスが空気感染する可能性がある」という科学者の提言が出て。それをWHOが「否定しない」というコメントを出していましたが、これはどういうことなのでしょうか?

進藤:まず、空気感染に対して正しいイメージを持っていただくために、例え話をします。“空気感染”というのは、空気中に出た飛沫の水分が蒸発して、粒の大きさが、うんと小さくなってしまうわけです。で、空気の滞留などによって、長時間空気中に漂ってしまう。この微小な粒子を吸い込んでしまうことによって起こる感染が“空気感染”なんですね。

例えば学校だと、教室の前で咳をすると、教室の1番うしろに座っていた人がうつってしまうという状況なんです。新型コロナウイルスの感染経路としては、WHOを含め、多くの専門家が“飛沫感染”や“接触感染”が主体であると考えています。つまり「面と向かった状況が主に感染の危険性を作っている」と。感染力の強いウイルスで、例えばはしかウイルスであれば、免疫のない人は空気感染で感染してしまいます。ただ、多くの人が予防接種を受けているので、発症しないわけです。

新型コロナウイルスでも、特に大きめの集団感染が起こったケースでは、空気感染が起こっていていたと考えられることがあるわけです。つまり、どちらの感染経路も可能だけど、「状況によってどちらの感染経路が、より疑われるのか」ということなのです。どのような状況でも、空気感染が優先であるとすると、“世界最悪のラッシュアワーの混雑状況”を誇る日本で、もっと早く感染爆発が起こらないわけがありませんので、私たちは近接接触者間の飛沫感染や接触感染が主体である、と考えています。

◆日本発・世界に広まった“3密”のコンセプト

住吉:空気感染することが否定できないというニュースが出て「怖い」という感想を言っている人がすごく多いと思うのですが、これについてはどう思われますか?

進藤:これは、新たに起こったことではなく、今までも起こっていたわけですよ。日本はすごく賢い“3密”っていうコンセプトを打ち出して。今、それが世界中では“3C”として翻訳されて、とても大事なコンセプトだと考えられています。日本発の“3密”っていうのは、もともと「空気感染が起こりやすいような状況も含めて避けましょうね」と言っているので、特に新しく何か気をつけなくちゃいけないということはないと思います。ちなみに3CとはClosed Circumstance、Closed Contact、Closed Environmentです。

*    *    *
7月17日(金)まで毎日、進藤奈邦子さんへのインタビューの模様をお届けします。

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:21:52.28 ID:NZ4BsLiY.net
TOKYO FM + PRニュース
新型コロナウイルスのワクチンは1年半後? WHO感染対策の識者に聞く
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/5gAvJE8eJu.html?showContents=detail

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施し、その模様をお届けしました。7月14日(火)は「新型コロナウイルスのワクチンと特効薬」についてお話を伺いました。

◆かかってすぐに再感染の事例はないが…
住吉:新型コロナウイルスは、免疫ができるウイルスなのかどうかがわかってきているのですか?

進藤:中東のコロナウイルスなどに比べると、比較的軽症の人でもしっかり抗体が上がっているんです。そしてどれくらい抗体があれば感染を防げるかということもだんだんわかってきつつあります。この状況がもう少し進んでいくと、一体どれだけの抗体があれば感染を完全に防ぐことができるのか? がわかってきます。それがわかれば、ワクチンの有効性も検討できます。

今わかっていないのは、その抗体がどれだけの期間持つか、です。1番最初に感染した人は去年の12月ですから、まだ1年経っていないので、今後抗体の落ち方がどのような感じかということを中国や韓国は一生懸命研究しています。その傾向から前方予測をすれば、ある程度の見当はつけられると思っています。

住吉:人によっては、無症状か軽症で1回かかって抗体を獲得して普通に生活したり、早く経済活動に戻りたいと思う方もいると思うのですが、これが実際にできるかどうかというのはまだわからないのですか?

進藤:かかってすぐは多分再感染しないと思います。中国でも武漢などの感染が非常に活発に起こった地域で再感染した人がいるのか、あるいは再発した人がいるかという調査を、ずっとしてくれています。今のところはそういう報告はないので、直近に感染した人は再感染しないようです。ただそれがどれくらい持つかはわからないことですよね。

◆ワクチンは1年半後を目処に開発中
住吉:ワクチンや特効薬の普及が世界的に待たれていますが、それらに関してはどうですか?

進藤:ワクチンは、前代未聞の早さで開発が続いていて、アメリカの機関をはじめとして、世界中で臨床研究がされています。多分日本で最初に出せそうなのは、1年半後を目処に(開発を)頑張っています。普通ですと、ワクチンの開発は5年とか10年単位でかかるものなのですが、今、科学者が全力をあげて取り組んでいます。

あとはその製品化です。1番問題になるのは、中途半端なワクチンではダメだということです。コロナウイルスの感染者で重症化する人たちはだいたい2週間目くらいから重症化する……つまり自分のなかで免疫が立ち上がってきたときに重症化します。この免疫の過剰反応が原因ではないかということなので、中途半端に免疫をつけてしまうと、過剰反応が早く起こってしまって、重症化が増えてしまうのではないかと言われています。とにかくキチンと感染を抑えるワクチンを作らなければなりません。

そしてウイルスが侵入してくるところに、しっかりと免疫を結集させなければならないということで、直接鼻に撒くような種類のワクチンになるのではないかと思っています。このワクチンは直近の感染を防げるということではなくて、長期的な影響や副作用の様子も見なければいけないので、確立されていくまでにはある程度の時間がかかるかと思います。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:22:27.76 ID:NZ4BsLiY.net
◆ワクチンの量産体制や世界中に上手く行き渡らせる準備も
住吉:ワクチンが実際にできたときに、数が十分ではなく国同士の覇権争いの道具に使われるのではないか? ワクチンが行き渡らない国があるのではないか? という懸念もありますが。

進藤:それは人道的にまったく許されないことですよね。ですので、ある程度どういう作り方をした、どういうワクチンなのかということがわかれば、世界中で共有してもらえます。

(ワクチンの)製造力を急速に伸ばすプロジェクトは、もう立ち上げられています。これは先進国だけではなくて、途上国にもそういう機能を育ててきたんです。というのは、インフルエンザのパンデミックに備えて、世界中の人口に(ワクチンが)行き渡るようにプロジェクトを進めてきたので、そういうノウハウも早く共有でききます。

量産できる体制も、今から既に準備をしています。ただ、いっぺんに全員分はできないので、優先順位を決めなければいけない。たとえば年齢であったり、軽症で済むひとかどうか? それから医療従事者や救急車に関わる職位の人たち、警察官など“かかっては困る”人たちに、まずは打つわけです。あとは、重症化しやすい人たちに打つ。こういった順番をいろいろな方法で決めて、その順番ごとに大体どれくらい必要かを見極めながら生産して、できたワクチンを世界中に上手く行き渡るように調整しようという努力は始まっています。

住吉:治療薬については、どうでしょうか?

進藤:治療薬は何種類か候補が出ています。これは新しい試みなのですが、まずは世界中で選ばれた薬のなかから、比較検討試験をやることになりました。抗ウイルス剤が1種類か2種類くらいと、重症な患者さんについてはステロイド療法が過剰な免疫反応を抑えるということで、良好だろうという結論が出てきていますので、今後の治療ガイドラインで反映されていくのではないかと思います。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:26:43.42 ID:NZ4BsLiY.net
TOKYO FM + PRニュース
WHO感染対策の識者に聞く、新型コロナウイルスの状況と日本の対策の評価は?
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/hfIgagvIWn.html?showContents=detail

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施、その模様をお届けしました。7月15日(水)は「日本はいまどういう状況で、日本の対策はどう評価されているか」についてお話を伺いました。

◆現在は第2波がジリジリ続いている状況
住吉:東京の感染者数が、ここ最近100人200人超えと増えている状況で心配なのですが、進藤さんは客観的に見て、日本のこの状況をどう見ていますか?

進藤:とにかく今はすごくPCR検査数が増えていると聞いていますので、陽性患者さんが増えてくるのは、そういう意味もあるのかと思います。重症患者さんや死亡者が劇的に増えたという話は聞いていないので、検査する戦略の問題も多少反映されているのかなと。

住吉:第2波とはまだ思わなくてもいいのでしょうか。

進藤:いろいろな見方があるかと思いますが、わたしは日本は中国から入り込んできた第1波を抑え込み、ヨーロッパや北米から帰ってきた人たちによる第2波が今ジリジリ続いていると私は見ています。国立感染症研究所で患者さんから採れたウイルスを分析した結果、もともと武漢から入ってきたものは、もう完全に消えています。

◆隠れた感染を見つけて抑え込む、そして海外対策を
住吉:今の日本の対策のやり方……3密を避ける、マスク、手洗い、これについてはどうですか?

進藤:3密を避けることは続けていただきたいです。日本は初期にクラスターにフォーカスを絞った作戦が功を奏して、非常に上手く閉じ込められていたと思います。これからは、隠れた感染がジワジワ広がっていく可能性があるので、それを早く見つけて抑え込むことと、国際的な渡航が可能になると、また海外からウイルスが入ってくる可能性があるので、どのようにコントロールするか、この2つだと思います。

これからは、コミュニティのなかで、どれくらい実は潜んでいるのかというのを探すような検査戦略があっていいですし、今、世界的には、糞便のなかにウイルスが少し出るという情報があるので、下水の水を検査したときにコロナが検出されると、多分そのコミュニティにはコロナ患者さんがいるのではないかという調査ができるので、それもやってみたらどうかと言われています。

◆SARSと鳥インフルエンザの経験がアジアの強み
住吉:コロナの死者数が、日本とアジアでは圧倒的に少ないということに関して、以前に進藤さんはメディアでも「SARSの経験が活きているのではないか」とおっしゃっているのを私は聞いたのですが、理由はそのことだけなのか、もしくはそれ以外もありそうなのでしょうか?

進藤:はい。日本をはじめ、アジア各国では、鳥インフルエンザやSARS、また韓国では、中東呼吸器症候群といった同種の感染症のアウトブレイクを既に何度も経験していたので、十分な対策やプランができていたことが1番の成功の原因だと思います。

コロナは、トップダウンではなくて本当に1人1人が自覚を持った衛生行動というのが大事です。なので、欧米では「パンデミックが来るかもしれない、来たらどうする」という考え方が、人々のなかになかったのだと思います。

国民のなかに浸透しているかどうかというのはすごく大事なことで、こっぴどく鳥インフルエンザやSARSにやられた中国とか台湾とか韓国・ベトナム・タイなどは、本当にしっかりやっていますよね。日本もその近くに来ていて、みんな情報には気を配っていると思います。日本人は手を洗ってうがいをする習慣があるし、衛生観念が素晴らしいですよね。

マスクも市民権を得ているじゃないですか。とにかく薬局とかコンビニで高機能マスクが買えますし。日本初のすごい衛生行動の1つが、実は「咳をしている人がマスクをする」ということなんです。感染源を減らすという意味で、咳をしている人がマスクをするというのは、実はあまり海外にはなかったことです。大気汚染が酷いからするとか医療現場で感染防御のためにする、というのはありましたが。

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:27:31.85 ID:NZ4BsLiY.net
◆感染してしまった罪の意識は負わないで
進藤:コロナウイルスのパンデミックを防ぐには、本当にすべてのレベルでみんなが参加しなくてはいけません。そしてそれを支えるコミュニティがちゃんとあるかということですね。地域のコミュニティはもちろん学校や会社もコミュニティですよね。

感染した人は、日本人だとすごく恥の意識が強くて「私、感染しちゃった。もしかして、あの人にうつしているかも」とすごく心配になってしまうと思うのです。でもそうではなくて、「あなたも誰かから感染してしまった、本当にかわいそうでしたね。でも他の人に、なるべく広げないようにしましょう。同じ部屋にいた誰さんと誰さんは、自宅待機しましょう」と、そうやって淡々とやってもらいたいのです。

感染してしまった、という罪の意識を負ったりすると、絶対に上手くいきません。香港とかシンガポールとかSARSで苦しんだ人たちは、自分たちがそういう行動に出たら、国全体が大変な目に遭うというのをわかっているのでどんどん言うし、言ってくれた人に対して、コミュニティや政府がちゃんとサポートするということも大切です。ちゃんと家にいてもらうためには、ご飯や生活必需品が、ちゃんとそこに届いているか。その人たちがちゃんと近接者とコミュニケーションができているのかというところも見ていく必要があります。

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:29:28.03 ID:NZ4BsLiY.net
TOKYO FM + PRニュース
日本は新型コロナ対策のロールモデル? WHO感染対策の識者に聞く
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/M2e55Q8vk6.html?showContents=detail

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施、その模様をお届けしました。7月16日(木)は「新型コロナウイルス 各国の対策と今後」についてお話を伺いました。

◆ジャパンミラクルは特別? 世界のロールモデルは
住吉:新型コロナウイルス対策としてロールモデルになるような国はありますか?

進藤:アジアにはたくさんありますよね。日本も立派なロールモデルです。ジャパンミラクルと言われていますが、日本人はWHOおよび世界の公衆衛生のリーダーたちの間でも、けっこう特別だと思われている筋がありますね。

アジアでは、シンガポールや香港、あと中国ですね。中国はSARSのときからずっと一緒に準備をしてきたのですが、2017年ぐらいの段階でほぼ世界のトップクラスになっています。ヨーロッパではドイツですね。メルケル首相が健康危機対策にコミットすると宣言して、国全体でシステムを作り替えるぐらいの勢いで取り組んでいます。WHOへの潤沢な資金の提供や、私たちのプログラム強化を援助してくださったこともあります。ドイツはヨーロッパのなかではロールモデルと言われています。

◆国際渡航や貿易をどう再開させていくか
住吉:この先は世界的にどうなっていくのでしょうか。

進藤:どんなに感染が激しく起こった地域でも、抗体の所有率がだいたい10%から20%で、20%に到達しているところはほとんどありません。ということは、8割、9割以上の人がまだ感染していない。つまりこの割合が減るまで続くわけです。世界中のどこかでアウトブレイクが起こっている限りは、他の国も安全ではないということです。

ただ、今も国際渡航や貿易が著しく妨げられ、経済的にも大きな影響が出ているので、WHOではどうやって安全に再開するかを考えています。例えばリスクが同じ国同士では再開してもいいのではないか? ちゃんと患者さんを見つけて検査もできて、そこから先のコントロールがきちんとできる国同士は再開してもいいだろう、と考えています。

一方で危険地域から入ってくる人たちをどうやって追跡していくか……例えば14日間隔離など国ごとに対策を取っていますが、その期間がネックになって支障をきたしている事例もあります。例えば携帯やブレスレットで健康追跡調査に同意していただいて、症状が出た場合にはすぐ報告しないと、罰金を課したり罰則規定を設けるなど、試行錯誤を繰り返しながら、やり取りを再開できればと思っています。

◆経済と感染制御の両立を目指して…
住吉:経済を取るか健康を取るか、ということに、どこの国でもすごくジレンマを感じていると思うのですが、WHOではどのようにお考えですか?

進藤:まず1つは調査です。特に高齢者施設ではリハビリも含めたスキンシップがすごく大事なので、そういったことをむやみに制限してしまうことは人の人権にかかわってくる問題です。また、その地域にコロナ患者がいるかどうかということも把握する必要があります。コロナ陽性患者が出た場合にどういう対策をするのか、ということを関係者みんなで話し合っておく必要があります。

あとは、これから経済もうまく走らせながら、感染制御をどうやっておこなっていけばいいか、だと思います。もちろんワクチンや治療薬があれば状況は変わってくるので、患者さんがわかったときにその接触者の方にも予防的投与として、全員に飲んでいただく。そうするとその人たちは発症しなくて済みますし、あるいは軽傷で済むので、そういうことができてくるとまた違うと思います。

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/07/24(金) 21:30:45.79 ID:NZ4BsLiY.net
TOKYO FM + PRニュース
新型コロナウイルス WHO感染対策の識者が希望を持てる理由「人間の英知が必ずなんとかしてくれる」
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/PeBzTq6Ep0.html?showContents=detail

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施、その模様をお届けしました。7月17日(金)は「新型コロナウイルスのパンデミックをどう捉え、わたしたちの未来はどうなるのか」についてお話を伺いました。

◆情報のパンデミック=インフォデミックが悪影響を及ぼすことも
住吉:新型コロナウイルスに関して、進藤さんは今までアウトブレイクをいくつかご経験されていると思うのですが、人類にとってはかなり歴史的なパンデミックだと見ていますか?

進藤:そうですね。この規模のパンデミックはもちろん初めてです。21世紀に入って世界中が、情報伝達やサイエンス技術の発達によってどんどん地球が小さくなって、より1つになってきています。人間だけではなくて環境や動物もそうです。

エボラ出血熱も、昔はジャングルの離村の病気でしたが、欧米にまで来てしまうわけですよね。日本に来てもおかしくなかったわけです。実際に、中東呼吸症候群の人は、1人がサウジアラビアから韓国に持ち込んで、180人以上もの患者さんが出てしまいました。新型コロナウイルスも、そうした地球の状況を表している一現象に過ぎないのではないかと思います。

住吉:では、今の世界のパンデミックの状況から抜け出せると、人類は何か変わるのでしょうか。

進藤:わかっていただきたいのは、「みんなに役割がある」ということと、「今このような速さで感染症が起こると、広がる」ということ。

アウトブレイクや疫学流行があると、その対応のほうにお金が行ってしまいますが、そうではなくて準備のためにもっとお金と労力をかけて欲しいです。あとはコミュニケーションです。私たちは、インフォデミックと言っていますが、パンデミックが情報の世界にも起こるということです、ときとして、インフォデミックのほうが、感染症そのものよりも早く広がってしまって悪影響を及ぼしたりします。

住吉:それは“ガセネタ”みたいなものですか?

進藤:そうです。間違った情報がどんどん流れて、SNSなどでものすごく速い速度で広がってしまうので、それとどう対峙していくか、ということですね。

◆相手は病原体、科学で退治できるはず
住吉:リスナーからのメールで、今すごく気分が落ち込んでしまうとか、未来が不安だという声がたくさん届くのですが、進藤さんご自身が希望を持って仕事を進めているのは、どうしてですか?

進藤:新型コロナウイルスは経済的にも精神的にも人々にネガティブなインパクトを与えるという副作用があります。私はパンデミックが起こるとわかっていたし、準備もしていたから、落ち込んでいないのかもしれません。でも、相手は病原体ですので、科学で退治できるはずです。科学の力を信じているところがまず1つと、世界のブレインたちが必死になって取り組んでいるので、絶対にいい方向に行かないはずがないと思っています。

きっと人間の英知が、このパンデミックをなんとかしてくれるに違いありませんし、誰も役割がない人はいないので、そうしたことを考えて過ごしていただきたいです。

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/09/21(月) 10:14:19.57 ID:tbM0CKoJ.net
第7回 日経・FT感染症会議(11月6・7日)に登壇
第7回 日経・FT感染症会議
−感染症リスクとの共存戦略を考える:産官学連携と技術革新で挑む日本発イニシアチブ−
https://adweb.nikkei.co.jp/kansensho2020/

講師一覧
https://adweb.nikkei.co.jp/kansensho2020/lecturer/index.html#nav

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/09/23(水) 22:27:39.48 ID:rcP42yUe.net
第25回 国際女性ビジネス会議(9月27日(日))に登壇
http://www.women.co.jp/conf/index-j.html
 
プログラムより
16:20- [講演・トークショー03]
COVID-19と生きる
進藤奈邦子氏 WHO(世界保健機関) 感染症危機管理 シニアアドバイザー
 
参加費用: 33,000円
 確かに講演者は錚々たる顔ぶれではあるし、昨年までのように会場で出席者どうしの討議や交流があり、
パーティーの席も用意されて人脈作りに役立つのであればともかく、今回のように講演者のプレゼンを
オンラインで視聴するだけでこの参加費用はちょっと二の足を踏む人が多いのではないだろうか。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/03(土) 22:09:25.22 ID:YyIOX4OA.net
今、放送中のサタデーステーション 2時間SP(テレビ朝日系、20:54〜22:55)の番組情報によれば、ゲストとして進藤先生が出演とある。
先ほど気が付いて録画を始めたが、どうも出演は既に終わった後のようだorz

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/01/18(月) 18:09:26.13 ID:D7vEIqIW.net
競艇

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/01/21(木) 18:23:47.52 ID:16rudjij.net
NHKスペシャル 「"感染爆発" 危機をどう乗り越えるか」
2021年1月16日(土) 21:00〜22:00
[再] 1月21日(木) 00:12〜01:11

──WHOのシニアアドバイザーの進藤奈邦子さんです。
日本は先行する欧米の事例をもとに独自の戦略を練る必要があると指摘しています。

進藤「海外での問題点、それが日本で果たして問題になるのかどうか、あるいは海外でうまくいっていることが実は日本では非常に難しい
ことなのかっていうことですよね。どういうことが懸念されるのか、それに対する対策は何なのかというようなことをしっかり皆さんで議論
していただかなくちゃいけない。
個人の衛生行動を徹底されたり それがまずひとつあるわけですね、それに加えてワクチンや治療薬ということになってくると思うんですが
そのどれも大事なんですよ。すべてを合わせて闘うのが感染症に対する予防と対策ということになるんですよね。」

先生をテレビで見るのはしばらくぶりだが、金髪を止めて落ち着いた雰囲気になりましたね。

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/05/23(日) 13:27:49.70 ID:a61ahT1r.net
国連広報センター ブログ 2021-04-09
「みんなで乗り越えよう、新型コロナパンデミック:私はこう考える」(29) 進藤奈邦子
https://blog.unic.or.jp/entry/2021/04/09/101449

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/07/25(日) 12:44:09.58 ID:BM7kgb2F.net
新型コロナの今後のシナリオ WHO進藤奈邦子氏に聞く
日経サイエンス
2021年7月25日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC205DW0Q1A720C2000000/

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進む一方で、感染力の強い変異ウイルスが
世界的に広がっている。今後、パンデミック(世界的流行)はどうなっていくのか。
世界保健機関(WHO)で数々の感染症の対応に携わり、2021年10月27〜28日の第8回
日経・FT感染症会議に参加する進藤奈邦子シニアアドバイザーに聞いた(インタビュー
は7月4日)。


進藤奈邦子 WHOヘルスエマージェンシープログラム・シニアアドバイザー
  東京慈恵会医科大学卒。国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官を経て
2005年からWHOでパンデミック情報の収集・解析と対応を担う。15年に上級管理職で
ある調整官に就任。18年より現職。

──デルタ株は今後、どのようにパンデミックに影響を与えるでしょうか。

「変異株と感染拡大はニワトリと卵の関係だ。制御不能な感染爆発が起こった場所で変異
株が出現し、そのためにさらに事態収拾が困難になる。ワクチン接種により免疫を獲得
した人が増えると、ウイルスはその免疫を免れようと変異する。今後も変異株は出てくる
だろう。現在、アフリカや東地中海、南米などで感染者が再び増加しているが、主なウイ
ルス株はそれぞれ異なる。デルタ株が優位になるかどうかは未知数で、ウイルス変異の
バリエーションと方向を見極める必要がある」

──ワクチンによってパンデミックを終息させることは可能でしょうか。

「20年末から急ピッチでワクチンを接種したイスラエルでも現在デルタ株による感染が
拡大し、接種を受けた人が感染する例も報告されている。一方で今年初めに感染者が
急増したインドではワクチン接種と並行して感染防止策を進め、個人の行動も変化して、
感染者数が下向きに転じた。接種が進んでもすぐに対策を緩めず、状況を見ながら徐々
に緩和すべきだ」

──変異株への対策として何をすべきですか。

「一番重要なのは重症化を抑えることだ。日本で使用されているワクチンは今のところ
変異株に対しても重症化を抑える効果があり、これが効きにくい変異株が出てこないう
ちに接種を進めることが重要だ。また今後は定点観測(特定の医療機関での患者数の
変化を追跡すること)により子どもたちの間の流行状況を調べる必要がある。子どもの
多くは軽症か無症候でクラスターが発生しても見つかりにくい。もし学校に変異株が
入り込み感染が増幅されると社会全体に広がる恐れがある」

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/07/25(日) 12:44:39.62 ID:BM7kgb2F.net
──パンデミックはこの後、どのような経緯をたどるでしょうか。

「3つのシナリオが考えられる。第一はパンデミックがエンデミック(感染症が一定の
地域で一定規模の流行を繰り返すこと)に移行するシナリオだ。ウイルスが次第に弱毒
化し、所々で重大な健康被害を起こすものの、全体では季節性インフルエンザと同じ
ようなかぜウイルスになっていく」

──新型コロナは発症前の感染者からも他人に感染するため、弱毒化しにくいのでは。

「その場合は、いわゆるモグラたたきになる可能性がある。ウイルスを一度(ワクチン
で)たたいても次の変異株が出てきて、健康被害を起こし続ける。これが第二のシナリオ
だ。この場合、一定期間ごとに新たなワクチンを作って接種していく必要がある」

「第三のシナリオとして新型コロナに別の感染症のアウトブレイク(流行が勃発する
こと)が重なる可能性がある。WHOには新興感染症の可能性がある報告が年に200件ほど
寄せられ、5年に1度くらいの割でどれかが感染拡大する。過去20年間にSARS(重症急性
呼吸器症候群、02年)、鳥インフルエンザ(03年以降)、パンデミックインフルエンザ
(09年)、MERS(中東呼吸器症候群、12年)、エボラウイルス病(14年)、ジカ熱(15年)
のアウトブレイクが起きた。感染症ではなく異常気象が重なることもありうる」

──これまでのアウトブレイクと今回で異なる点は何ですか。

「インフォデミック(デマなどを含む情報の氾濫)への対応だ。多くの国で政治家など
リーダーが信用されず、人々はそれぞれの方法で情報を得ようとした。そうした中では
単純でわかりやすいメッセージよりも、よくわからない恐ろしげなメッセージの方が
浸透することがある。我々は主なソーシャルメディアを注視して皆がどんな情報を
探しているかを調べ、デマが流れそうなときはカウンターとなる情報を出した。
そうした対応に労力を割かれ、ウイルスと疫学の情報を分析し施策に落とし込むと
いう本来の業務が滞ったのは否めない。同じことはWHOだけでなく、多くの国で起きて
いたと思う」

「21世紀に入って都市間の往来、人と人とのつながり、行きかう情報量、気候変動の
影響など何もかもが一気に拡大した。ニューヨークとロンドンを行き来する人は、
ロンドンと英国の田舎町を往復する人より多い。かつては地域の保健衛生の問題だった
感染症も、今では即座に世界規模の問題になる。だがその認識が十分に浸透している
とは言い難い」

(聞き手は日経サイエンス編集部 古田彩)

インタビューの完全版は7月26日発売の日経サイエンス9月号に掲載

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