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いきなりステーキ Part.67

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 13:54:05.77 ID:iWrXX83e.net
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ペッパーフードサービス創業者 一瀬邦夫 自伝小説

自伝小説 百二十二話 (2023年7月3日発行)

この引き抜き事件とでもしておくことにします。私はこの事件を真剣に捉えました。これ程の裏切り行為を 経験した私は、心の平静を取り戻すのにそれほどの時間がかかりませんでした。むしろ自責の念が湧き上 がり、それを収めるために考え方を大きく変換できたのです。自分の脇の甘さを改めるチャンスになりまし た。チーフコックと中島が一度に辞めてしまい当初は、悔しい思いから二人を同等に恨んだり、紹介してくれ た親友を恨みました。しかし、毎日がやって来ては過ぎ去っていく日々の仕事に追われる現実に直面した時 そんな終わった事にこだわる事の意味がない事に気がつきます。
この事件から数日後、何時もの焼肉屋に 行く気になりました。私の 1 週間、他の従業員の 1 週間、その等しい時間の経過に共通点が見出せたので す。ですから、このタイミングでの飲み会は以前と比べようもないくらい価値がありました。他の従業員のコ ックは、以前にも増して可愛く思えました。そして皆明るくなった様にも見えます。個々の仕事量が増えるの は当然です。急いで、手早く進める仕事の質に変化はありません。キビキビと動く姿に頼もしく嬉しく私のた めに頑張ってくれていると心から思えるのです。愛おしいこいつらにを叱り飛ばす気力が満ちて来ました。風 通しの良いチームになりました。疲れを知らない若い私と従業員、忘れてはならない妻のアキ子の存在が 私を精神的にも支えてくれます。
常連のお客様は、菊池、中島がいないことに気づかれます。そんな時私は、 真実を話すのはやめました。愚痴っぽく伝わって欲しくないからです。しかし、一難去ってまた新たな火種が 起こってきます。どうやら私のいない所で私の悪口を言っているコックがいることに気づいてきました。直接 誰かが私に言いつけに来たのではありません。でも、少しのぎこちなさを私はキャッチしていました。どうや ら私のいう事が気に入らないのではと思えるように感じたのは、そのコックがいる側で他のコック連中との 会話がどうも変なのです。どうやら私と親しくするとそのコックの機嫌を損ねるとでも思っていたのでしょう。 そしてある日の休憩時間に外出から戻った私は、店の 2 階で全員が集まって何やらそのコックが話をしてい ます。内容は聞き取れていません。私が顔を出すと話し声が止んでしまいました。その異様な雰囲気をキャ ッチした私は、知らぬ顔してそこを通り過ぎる気にはなりません。私の決意は実行あるのみです。

転載以上

まだやってんのかよ!www
後々出版する予定だろこれw

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