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おまいら、歯車ってどうよ? モジュール3

1 :ホブ:2010/12/17(金) 00:13:40 ID:HqS5gEhk.net
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              .j´   /⌒ヽ   (.   ワシの辞書に不可能の文字は梨www
    ─   _  ─ { .  ( ^ω^)   /─  KA400最高でちゅわ _     ─
               ).  c/   ,つ   ,l~
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               ゝ   lノ ヽ,)   ,/


101 :98:2011/12/24(土) 14:10:22.49 ID:Rl0TfnZw.net
>>99
モーターファンイラストレーション誌は読んでいないので・・・
結局よく判らないのですが、以下のような処理ですか?

 ・歯の側面にR状のヒレを付けて、油を歯面側に取り込むようにする。
 ・歯先には、歯面と連なるRを付ける。

そうだとすると、両者共に一般的ではないですね。
ただ後者は、目的を異にすると思います。


102 :manabu ◆0MNfpQMUag :2011/12/25(日) 23:04:49.27 ID:yJPxSRpV.net

 マヨギヤは実に単純な構造!原理なんですよ〜
 ま、それはさておき、デフギアみたいな、オイルに浸ったギアの話題が出たので〜


  酒精猿人さん、ども

 デフギアみたく、ねっとりしたギアオイルに浸かって、そこそこ高回転なギアについて、思っている事があるので―――
 大概のそういう構成のギアでは、大きなオイル撹拌抵抗になるのに、平気でオイルにギアを漬けているのか、と、言うことです
 また、オイル飛沫の利用もイマイチ…
 例えばデフギアで、オイルに浸かってしまっている部分に、丸木舟みたいなブレス品のカバーを付けて、カバー底に任意の径の穴を開けておけば、回転でオイルが排除され、穴から一定の量のオイルがオイルバンから供給されます
 この方式なら、撹拌抵抗を低減させるため、オイル量をシビアに管理しなくて済むし―――

 また、回転で飛んだオイル飛沫ですが、コレをキッチンダッジオーブンの蓋みたく、天井にツララ状やヒレ状の突起を付けたり、自転車の泥除けみたいなカバーを付けて、必要な場所にオイルを誘導・滴下させたり
 カンガルーポケットみたいな飛沫受けを上に付けて、配管を伸ばしてポンプ無しでもオイルを必要な場所に供給できると思うんですがね〜


 ○ 何故かそういう工夫を
(し′見たことがないので
  ̄

103 :名無しさん@3周年:2011/12/26(月) 08:11:18.53 ID:Xtgd7E+R.net
あるよ
キミが知らないだけ

104 :manabu ◆0MNfpQMUag :2011/12/26(月) 18:05:27.63 ID:M6wiTDSl.net

 ○ >>103
(し′どんな機械部分にありましたか?(滴下と船のどちらで?)
  ̄

105 :manabu ◆0MNfpQMUag :2011/12/28(水) 03:31:09.37 ID:nv6ZKMNn.net

 オイル面に浸るギアの撹拌抵抗低減の話ですが、バイクのカブのエンジンのクランクからの最初の減速ギアのカバーに「舟」みたいな構造がありますが、片側側面が空いていて、イマイチ―――
 こういう「回転体カバー」に「舟」みたいな構造があるのもありますが、よく見るとオイルの排除受けにはなっていない…
 コレはポピュラーな構造みたいで、今でもVベルトの板金プーリーカバーは、製作が面倒でもベルト外周に沿った涙滴形にしているケースが多いし、箱型カバーにしている場合でも、内部には回転体外周に沿ったリブを設けているのが多い
 よく見ると、カバーの変形で回転体にカバーが触れたりしにくい様にする補強リブや、変形時にベース側に接して支える支柱として機能させるみたいですね


 ○ 設計者の中には、形状の意味を考えずに
(し′「形」だけを真似しているケースが見受けられますが
  ̄

106 :manabu ◆0MNfpQMUag :2011/12/29(木) 12:36:36.79 ID:IjdqSj1r.net

  >>101さん、ども

 何だか脱線してましたが、マヨギア自体は、かなり単純な原理なんですよ、加工としては、誘導フィンみたいな凸追加型が主ではなく、切削の形状変更や凹追加型の引き算的なカンジです
 そのため、幾つかのやり方の内では、既設の歯車に手作業なんかで後加工出来るモノもある程です

 マヨギアの考え方は、エンジン内部でのオイル飛沫挙動分析みたく、運転時のギア付着オイルの挙動を考え、歯アタリ面にオイルをより多く供給すべく誘導すると言うモノで、その誘導には重力や遠心力、歯の進入や回転時の風なんかを利用しています
 当初のカキコでは、カブエンジンの一次減速・ミッションギアの話だけだったので、平歯車の方法だけでしたが、書かなかった内容では、はす歯や傘、ウオームギアなんかの方法も一緒に考えていました

 で、平歯車でのマヨギア加工のうち、全体の形に関係した工夫(コレをF1ミッションで見た)ですが、
 ギア側面や歯面に付着したオイルを、相手側の歯底に誘導供給すべく、遠心力で側面から振り垂れるオイルが、途中で剥離してしまわない様に、
 歯の側面に2次曲線的カーブを設けたり、歯面を浅い角度の台形にして、相手側の歯底に側面から離れた位置にオイルが滴下するようにしたモノです
 また、歯先を僅かな弧に仕上げ、歯先に付着したオイルが、相手側の歯底幅の中央位置に誘導供給される様にする
(あまりに広い歯幅の場合の工夫もあり、コレは、はす歯の工夫の時にでも〜)
 この弧はあんまり大きくすると歯底供給オイル量が減少するし、歯先アタリ面積減少で厳しくなるので、あくまでも僅かに〜


 ○ 歯アタリ時にアタリ面側にオイルを誘導供給する平歯車の歯底の工夫やなんかは
(し′次のカキコで書きましょう
  ̄

107 :manabu ◆0MNfpQMUag :2012/01/01(日) 23:39:59.40 ID:Kplhf/sr.net

 遅くなりましたが、マヨギアのうち、歯底の工夫を〜 コレは後加工が困難なネタなのでイマイチ…

 想定としては、オイル飛沫・オイル浴潤滑環境、駆動伝達が一方向、歯幅はあまり広くなく、そこそこ回転数が有るものとします

 で、形状としては、歯底のアタリ側の歯面(特に被伝達側ギア側が重要)の底を、周に沿うのではなく、低い斜め三角(出来ればやや膨らんだ三角)か低い台形状にして、しかも歯元の隅丸加工で歯面にまんまに繋げず縁切りして、水切り状にします、
 また、このわずかな三角や台形の突起がギア側面に出る部分は、今風に隅丸高さで揃えた面取り(出来れば丸み付き)しておくとベスト!
 さて、この形状の意味ですが、仮にオイル飛沫環境で、このギアを噛み合い無しの空回転させたとして、ギア側面に付着したオイルが遠心力で振り出され、そのオイルが歯先だけでなく、歯元の突起部分にも溜まった状態になるでしょう
(歯先側の溜まりオイルは、回転のため、遠心ファン羽根みたく主に側面から歯先両角へ流れる風を受けて、歯先角の縁から霧状に再度振りまかれて量は少ないでしょうが)

108 :manabu ◆0MNfpQMUag :2012/01/01(日) 23:41:05.67 ID:Kplhf/sr.net

 さて、次に歯面へのオイル供給ですが、
 良好な潤滑をよく考えるならば、アタリが噛み合い始めた状態の時に被駆動側の歯元から歯面へ、それに駆動側の歯先からにオイルが流れれば、アタリと面荷重の移動に合わせてアタリ全面にオイルが行き渡り、良好な潤滑絞り効果で厚い油膜が発生します
 この状態を目指す訳でして、それを実現するために、先ほどの空回転で、歯底にある突起に溜まったオイルを利用します、
 噛み合いのある状態では、駆動側ギアの歯が被駆動側ギアの歯の間に入り込んでくる形にもなる(噛み合いは交互なので)訳ですが、空気のある環境ではこの侵入してくる歯が、被駆動側の歯底にある空気を、アタリ歯面側と両側面に排除させる形になります、
 この風圧で、溜まっている歯底突起のオイル表面を不安定にして、遠心力も利用してアタリ歯面側に滴下させるワケです
(また、駆動側の歯先中央に溜まるオイルも、歯底突起と同じ原理で滴下し、突起に追加供給されたりする この歯先はあまり丸みの半径を大きくすると、歯形のため、両端が後退して膨らむ歯先形でオイルの中央たまりを阻害されます
 他にも丸みは噛み合いの空気抜きの形状にもなるし…)

 他の形式のマヨギアはまた今度〜

 ○ 2012年 あけおめ!
(し′
  ̄

109 :manabu ◆0MNfpQMUag :2012/01/02(月) 08:50:18.42 ID:Wdmev2Ex.net

 ○ 2012歯 あけおめ!
(し′
  ̄

110 :manabu ◆0MNfpQMUag :2012/01/03(火) 07:39:00.31 ID:wgI9w8CR.net

  ども

 ハス歯ギアのマヨギア加工ですが、基本的には直歯ギアと似た考えと加工ですが、やや違うところもあります

 直歯との考え方の違いとして、噛み合いアタリが横方向にも移動しているため、オイル滴下位置を噛み合い始めと、途中何ヶ所がと、複数にしないと充分には行き渡らないし、歯幅も広いという事です

 そのためマヨギア加工では、側面の誘導面取りは噛み合い始め部分の方が重要となります
 また、歯先は直歯では、僅かな弧ですが、ハス歯では直線で、全体として単純な円筒形や円盤形です、しかしいくつかの浅いV溝を歯切り前に旋盤加工をしてというのがあります
 また、歯底は直歯と同じく突起を付けます、(可能であれば、エンドミルで突起頂部にいくつか浅溝掘りがあればベスト!)
 この溝はハス歯では回転風圧のため、歯先・歯底突起のオイルが噛み合い終わりの斜めに位置に流れていってしまうため、コレを予防するためです

 運転状態の噛み合いを考えてみると、歯先が幅方向に転がってくるみたいな状態になるため、その風圧で歯先・歯底突起のオイルが押し出され、溝でせき止められて、そこでアタリ歯面に滴下するイメージです


 ○ 伝達のデカいハス歯ギアの場合、
(し′幅がデカかったりするので、溝がたくさん掘れそうだ〜
  ̄

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