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≡≡ 面白いエンジンの話−15 ≡≡

894 :にゃんこちゃん:2018/04/18(水) 19:58:37.78 ID:h45gCSH7C
オラの言うミラーこと、オッチャンの言うバルブ制御アトキンソンについてオラの考えを書いておきます。
(以下、VAと略します)

VAは基本的にオットーの高圧縮比版と考えて良い。
高圧縮比エンジンは燃焼室容積を小さくして圧縮比を高めている。
軽〜部分負荷では、小さな容積内でガスが燃焼するのだから燃焼圧力は増加し、効率が良くなるのだろう。
しかし、アクセルを全開し高負荷にすると、今度は燃焼圧力が上がりすぎノックを起こすことが問題だ。
一般的にはハイオクを入れたり点火時期を遅らせてノックを防ぐが、別の対策として、スロットルを開けていきノックが発生しだしたら、そこでスロットルストッパをかけてそれ以上開かないようにすれば良い。
たとえば70%開度でノックが起きるとすれば、スロットルが70%吸気量以上開かなければ良いのだ。
70%吸気以下では高圧縮比による熱効率改善が可能である。
ただし、スロットルが全開しないのだから最大出力は低下する。
運転領域によってノック限界は変わるので、それに合わせてスロットルストップ位置を可変にすればよい。電動スロットルを使えば簡単だろう。
スロットルの代わりに、吸気バルブを早閉じ/遅閉じしても構わない。これも吸気量を制限するという役目なのでスロットルと同じ役割だと考えて良い。バルタイ可変を使う方がポンピングロスの点でやや有利になるだろう。
このように構造的には高圧縮比エンジンとほとんど同じなのだが、全開制限があるので、実際の最大圧縮圧力はオットーと変わらない。見かけ上(つまりシリンダ容積と燃焼室容積の比)を見れば高圧縮であるように見えるということだ。

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