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山田浅(朝)右衛門好きな人

102 :名前なカッター(ノ∀`):2012/07/15(日) 11:25:01.26 ID:UOaupIok.net
新々刀によく見る切りつけ銘について。疑念がある刀、納得の刀があったので紹介。
山田家で試した刀は色々あるでしょうが、相応の出来と伝来が釣り合うのが常と改めて実感しました。

これは宗寛の作刀ですが、どうも上と茎が釣り合わなく感じます。試しにはまず金がかかります。
山田家の試しとあっても、信頼出来るか否か?の判断材料の好例になると思います。
http://www.iidakoendo.com/info/item/a404.htm
古河藩主の注文打ちとあります。宗寛の初期作で、お抱えであっても宗寛に注文するか?まず疑念がわきます。
出来を見るとハバキ元から荒い斑沸が地刃についてます。宗次にも斑沸は見られますが、これは光の鈍い荒沸です。
譜代藩主の差し料に相応しい出来でしょうか?
銘を珍重視して歴史的資料とするか?疑念がある銘と見るか?切りつけ試し銘に常につきまとう問題です。
試刀家として伊賀兎毛と山田家を比べると、山田家の御試御用の看板に分があります。
尾張藩の注文なら尾張藩士の伊賀兎毛に頼むかも知れませんが、古河藩なら山田家に頼むのが相応しい刀に見えます。

http://www.hyozaemon.jp/juyo-munetugu.htm
固山宗次の刀に山田家の試し銘です。茎味良く、銘も尋常、上の出来も試し銘と釣り合ってます。
有名な刀で一度拝見しました。地刃美しく、ズシッと重いです。山田家で試した事も伝来も納得がいく刀でした。

http://www.tsuruginoya.com/mn1_3/a00105.html
固山宗次の兄、宗平です。山田朝右衛門の試し銘に古い屋敷鞘なので、大名クラスの注文打ちでしょう。
宗次ほど垢抜けた作ではありませんが、低い焼き刃でムラっ気のない匂口。茎味上々で銘も尋常。
朝右衛門の解説が面白いです。山田家では刀を選び、また所持者に選ばれて試していたのでしょうね。

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