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真言宗醍醐派について 第弐陸座

546 :名無しさん@京都板じゃないよ :2020/01/18(土) 03:10:58.94 ID:/ENT9foo0.net
この立川市の民話に出てくる修行僧は、醍醐の僧侶時代の伊藤真乗さんのことだと聞いた。
立川市周辺では、郷土資料に記載されてるほど有名な話らしい。
今でも人助けの民話として語り継がれているとは、のちに教団を立ち上げるような人はやはり僧侶時代から違うものだね。

tp://www.hunterslog.net/dragonology/DS/13202b.html
矢川弁財天 東京都立川市
羽衣町に、矢川の水源のひとつとなる湧水脇に祀られた矢川の弁財天がある。かつてあったという箕輪城の鬼門除けであったともいう。
城なきあとはこの弁天も荒れ放題に荒れてしまい、ある人がその境内を耕して畑としたところ、一年に三人もの葬式を出すことになってしまった。

何十年か前に、立川に真摯な修行僧がいた。そこへ一人の老人が訪ねて来、矢川弁天を清め、世に出してくれないかと頼んだ。
修行僧は弁天に赴き、妖しくジャングルのようになった境内を見て、弁天さんは苦しんでおるだろうと思い、日を選んで整地をすることを了解した。

ところが、僧と手伝いの人たちが作業を始めると、堂守のお婆さんがかけつけ、この杜は弁天さまの棲みかなのだから、後の祟りが恐ろしい、すぐ止めてくれという。
僧は弁天さまのための法要をするのだから、と説得し、一日かけて境内をきれいにした。

その夜、僧は大蛇に谷底に突き落とされる夢を見た。蛇の息で身動きの取れなくなった僧は、九字を切って調伏しようとしたが、
ふと、これは弁天さまが怒っているのではなく何かを訴えているのだ、と気付き、和合相承の密印をもって祈願した。
すると体は自由となり、すがすがしい気分となった。

翌朝、おなじような怪異に襲われた村人たちが恐れているのを、僧は自分の体験を話して安心させた。
弁天さまの協力も得られたと人々は納得し、それから三年続けて法要が営まれたという。

立川市教育委員会『立川のむかし話』より要約

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