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【平成27年度】行政書士試験合格発表会場【その18】

376 :ヘタレ男:2016/02/02(火) 01:47:21.10 ID:ExGSzsC0.net
いま現在、日本人は快適な環境で暮らせていますが、これはいつまで長続きするでしょうか。
 日本の1人あたりGDPは、世界トップのノルウェーやスイスなど比べると、半分以下しかありません。
アメリカの1人あたりGDPは、日本より3割高い。成長率も上ですから、この差は開き続けている。

 不思議でならないのは、国内の格差問題に対しては、みんな極端にナーバスになるのに、
世界のなかで日本が格差をつけられていることに対しては、関心が払われないということです。単にこれは「頑張るのがきらい」なだけなのかもしれません。

 もちろん
「わたしは頑張りたくない。楽に生きたい。いまがぬるま湯なら、つかれなくなるまで、つかっていたい」
 と考える人もいるでしょう。それならそれでいい。その権利は誰にもあるわけですから。ただ一つ言っておきたいのは、
「何もやらずに楽に生きる」ための基盤は、みんなが想像しているよりも早く崩れるかもしれない、ということです。

 以前、鳥越俊太郎さんたちと、あるテレビ番組に出ました。
 いま話したような文脈で、「日本の若者は海外に出るべきだ。世界の現状を見るべきだ」と話していたら、
スタジオに抗議の電話がいっぱいかかってきました。視聴者は「大きなお世話だ。ほっといてくれ」と言うんですよ。

 ただ、わたしはこう言いました。
「確かにそうだ。若者は自由にやればいい。貧しくなる自由がある。若者には楽をして貧しくなる自由があるから、
選べるなら選べばいい。その代わり、頑張って豊かになった人に対して文句を絶対に言うな。君たちが貧しくなる理由を選ぶんだったら、それはそれでいい」

 でも、彼らはきっと文句を言いますよ。なぜなら強い信念をもってそうなっているわけじゃないんだから。
楽をして貧しくなるのも一つの道ですし、世界との競争とは別の場所で生きていくのも立派な道でしょう。
わたしはそれも否定しません。ただ、やるんなら信念を持ってやって欲しいんです。そもそも自由な世界、
個人を尊重する世界とは、こういうことなんですから。

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