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皇室御一行様★part3116

77 :可愛い奥様@\(^o^)/:2016/07/17(日) 01:10:47.62 ID:mMMX/WZE0.net
 しかし、今回、今上天皇が「生前退位」、あるいは「譲位」の意向を示したことによって、
それよりももっと重要な問題がわれわれに投げかけられたと考えるべきだろう。
それはそもそも象徴天皇制という現在の制度が、元々孕んでいる大きな矛盾と言ってもいい。
われわれは天皇を聖なる存在として尊んでいる。だからこそ、われわれの多くが天皇に対して強い尊崇の念を抱く。
陛下が被災地に赴けば、被災者たちは大きな勇気を与えられ、
どんなスポーツでも天覧試合は歴史に残るような名勝負になることが多い。

 ところがわれわれは天皇がそのような聖なる超越的な存在であることを求めながら、
もう一方で、政治的な発言を一切封じたばかりか、事実上人権さえも認めていない。
天皇は公務を拒否することもできないし、そもそも憲法で天皇は世襲と定められている以上、
即位を拒むこともできない。職業選択の自由など何もない。
しかも、一度即位してしまえば、退位もできず、亡くなるまで天皇としての役割を全うすることを義務付けられる。
これがわれわれが象徴天皇制と呼んでいる制度の実態だ。

 これまでは今上天皇がそのようなある意味で理不尽な立場を甘受し、
粛々と公務に勤されてきたからこそ、その問題は浮上してこなかった。
しかし、同時にわれわれ日本国民はその間、その問題と向き合うことをせず、放置し続けてきた。
今上天皇に聖なる存在として国民を包摂したり励ます役割を果たすことは期待しながら、
天皇ご自身がどのような問題を抱えているかについては、いたって鈍感だった。

 今回の問題はその矛盾が、今上天皇ご自身がご高齢の上に
健康不安まで抱えるようになった今日、現実的な問題として浮上したに過ぎない。 

 そもそも何が問題なのか。そして、この問題とわれわれはどう向き合えばいいのか。
ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

ビデオニュース・ドットコム 7月16日(土)21時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160716-00010002-videonewsv-soci

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