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皇室御一行様★part3128

537 :可愛い奥様@\(^o^)/:2016/08/10(水) 21:35:57.81 ID:guMmJktT0.net
〈生前退位 私の考え〉陛下まさに「鎮魂のとき」――山折哲雄(宗教学者)
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/08100550/

 天皇が「生前退位」のご意思をかためられたことを知り、あらためてその嘆きの深さと熟慮の長さを思わないわけにはいかなかった。
戦後70年、そして即位後27年を経た今日、移り行く時代の転変の中で、天皇が国民統合の
「象徴」たる地位をいかに安定的なものにするかに心を砕かれたか、そのことを国民の多くは知っている。

 災害地への度重なる慰問、沖縄をはじめとする激戦地への慰霊と鎮魂の旅、
恵まれない人々に対する心遣いの数々、その努力の積み重ねはけっして尋常なものではなかった。
それは、戦後民主主義の思潮と象徴天皇制の融和の関係を築きあげる上できわめて重要な役割を果たしたのである。

 その象徴天皇が、今日ようやく身心の衰えを自覚され、まさに鎮魂のときを迎えようとしている。
生命の平安と沈黙の時間にわが身をゆだねようとされている。その祈りのようなお気持ちがじかにきこえてくるようだ。

 もちろんその祈りにも似た感慨の奥底では、この国のかたちを作ってきた1500年の伝統に思いをいたすことがあったにちがいない。
天皇権威が政治権力にたいしてその象徴的性格を担保することができたとき、この国は長期にわたる平和を実現することができたということだ。
たとえば平安時代の400年、江戸時代の250年という、世界史上稀にみる「平和」の状態が可能になったのもおそらくそのことと無関係ではないだろう。

 その当代の象徴天皇が、次代の皇位の継承者のために「象徴」の座を降り、この国の将来の平和的均衡の到来を見守りたい、と考えられたのである。
「象徴」から「象徴」へ、その速やかな移行のための大仕事こそ、最後に果たすべき使命とお考えになられたのではないだろうか。

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