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奥様が墓場まで持っていく黒い過去 57

96 :可愛い奥様@\(^o^)/:2017/07/01(土) 18:18:35.78 .net
最初に「それ」を見たのは学生の頃。
当時は昼夜逆転の生活をしていて、その日も昼過ぎまで寝ていた。
ちょうど眠りが浅くなる周期だったのかもしれない。
普段なら多少の物音では目を覚まさないのだが、
その時はなぜか自分の周囲が気になった。
目を閉じたまま、耳を澄ませてみる。

ギュッ、ギュッ。
2ヶ所で布団が沈み込む感覚。
横向きに寝ている俺の脚を、ちょうどまたぐような位置……。
当時の俺のアパートは、6畳一間の部屋の中に、こたつに衣装ケース、カラーボックスに布団で畳がほとんど埋め尽くされていた。
実際に部屋の中を人が動こうとすれば、そのようになるだろう。
ギュッ、ギュッ。
気配が移動する。
俺の腹をまたいでいる。
誰だ……? 鍵を閉め忘れただろうか?
ギュッ。
また動いた。
俺の顔の目の前。
薄目で見ようとした。
ジーパンの脚が見えた。
目線を上に動かす勇気はなかった。
目を閉じ、寝たふりをする。
気配は頭の上を過ぎ、また脚の方へ戻っていった。

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