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最近知って衝撃を受けたこと Part 206
- 202 :可愛い奥様:2022/07/09(土) 17:22:35 ID:MUp3kc+y0.net
- https://nazology.net/archives/110946/3
なぜ腸内細菌が私たちの「脳と体」の機能を制御できるのか?
最新の研究では、その理由を垣間見る発見がなされました。
2021年11月4日に『Science』に掲載された研究によれば、脳を構成するニューロンの起源は、消化システムの制御を行う細胞であった可能性が高い、とのこと。
ニューロンは脳が発する電気信号を神経接続部であるシナプスを介して筋肉細胞などの別の細胞に伝達し、全身の制御を可能にするからです。
しかし意外なことに、ニューロンなどの神経細胞が生物進化のどの段階で、どのような細胞から派生して誕生したのかは、謎に包まれていました。
そこで研究者たちは、全ての多細胞動物の先祖の形と考えられる「海綿動物(スポンジ)」を調べることにしました。
海綿動物は私たち「動物」が脳や体の神経系を獲得する前の原始的な姿をとどめていると考えられており、ニューロンの起源に迫るための格好の研究対象なのです。
研究者たちが調査を進めると、海綿動物の腸の制御を行うニューロイドと呼ばれる細胞が、まるでニューロンのように多数の細胞と細長い腕で接続されており、さらに神経伝達物質の分泌が行われている可能性が示されました。
この結果から研究者たちは、脳のニューロンは腸にあるニューロイドを起源にしていると考えました。
つまり時系列に重きを置くならば、腸は第二の脳ではなく、脳が第二の腸であることが、細胞レベルで示されたのです。
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