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【2003年版】白い巨塔karte133【唐沢寿明主演】

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/06/19(月) 11:36:04.16 ID:RbLMJMSP.net
>>42

↓原作の財前五郎描写。

ただ唐沢財前は原作を超えてると思うけどな。
原作では財前始めどのキャラも善玉悪玉ぶりが最初から最後までハッキリし過ぎている。
終始一貫して↓な感じ。

ところが唐沢財前は、最初は線が細かったのが周りの思惑に翻弄され、背伸びし始め権力闘争に巻き込まれていくうちにダークサイドに堕ちる造形ぶりが、
見事に描かれてる。
人間ドラマとしても最高の出来映えだった。

そうした波乱万丈ぶりを予感させる「タンホイザー序曲(ワーグナー)」を冒頭に持ってきた演出も見事だった


・五尺六寸、筋肉質のがっしりした体躯と自信に満ちた足どりで、・・・・
・その精悍なぎょろりとした眼に鋭い光を溜め、毛深い手で唇の端にくわえている煙草を・・・・
・手はゴム手袋におおわれていたが、杏子だけはその手が毛深い節太の男らしい手であることを知っていた。
・長身の逞しいからだ・・・・
・ざぶっと湯しぶきを上げて浴槽から上がり、毛深い筋肉質の体に石鹸をなすりつけてタオルを使った。
みるみる毛先に真っ白な泡がたち、逞しい体が雪男のような白さにおおわれ、精悍な眼だけが、鏡の中でぎょろりと光っていた。
・患者は、里見の診察室にいる時とまったく異なった、ものおじするような態度で財前の前へ坐った。
財前は、そんな患者の様子を横柄な表情で一瞥し、、、
・洋服を着ている時の精悍さがなくなり、妙に優男めいた艶めかしさが、長身の胸もとに漂っている。
そう云いながら、財前は、自分の手紙を受け取って淋しい想いをするであろう母の姿を思いうかべると、田舎に母をおき去りにし、自分だけがぬくぬくと満ち足りているうしろめたさを覚えた。
・肩幅の広い逞しい体躯を、仕立て下ろしの白衣で包み、大きな回転椅子にゆったりと坐り、患者を睥睨するような自信に満ちた表情で、しかも要領よく診察して行った。
・持ち前の傲慢な性格がむくむくと頭をもたげ、馬鹿馬鹿しいという思いになりかけたが、学術会議会員に当選した時の栄誉を考えると、その馬鹿馬鹿しさも我慢できた。
 

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