この曲や、全米1位になったことに関しては俺には興味が無い。 1991年に日本で初めて出たThe Four Seasonsのベスト盤CDにはこの曲も収録されたが、 個人的には"Swearin' to God"(75#6)(Single Ver)を収録してほしかったなと今でも思う。
49 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
The Four Seasonsのメンバーで、キャリアが一番古いのはValliと思われがちだが、 実際はTommy Devito, Nick Massiなのである。53年にレコードデビューするValliよりも、 彼等はそれ以前に別のグループで音楽活動をやってた。DevitoがいたグループにValli が56年に加入、 "The Four Lovers"として活動するが、ヒットしたのは"You're the Apple of My Eye"だけで、あとは不発。 この後は色々な変名でシグルを出すことが多く、不遇な時代が"Sherry"を出すまで続くことになる。
50 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
"Ain't That A Shame"は1991(93)年に発売された3rdアルバムの日本盤CDには フェイドアウトのところで、Aint That〜の裏声が入ってない別ヴァージョンが 収録されていた。90年代に出たAce盤CDには通常盤が収録されている。
聴けば、誰もが知ってるB. Gaudio作ったThe Four Seasons, Valli関係の三大名曲。 "Sherry"(The Four Seasons) "Short Shorts"(The Royal Teens) "Can't Take My Eyes of You"(Frankie Valli) 3曲とも本当、ベタですな。
The Royal Teensは"Short Shorts"(58#3)以外にも、"Believe Me"(59#26)という曲もヒットさせている。 ホワイトDoo-Wop調にせつないピアノの音色と後半のキーチェンジが印象な作品で、これもGaudioの作曲のよるもの。 Gaudioはその後脱退、知人の紹介でValliらと出会い、The Four Loversに加入することになる。
Vee-Jay時代に出た"The Beatles Vs The Four Seasons" この2枚組アルバム 俺はフォーシーズンスのLPとして見れるが、The BeatlesのLPとしては見れないな。 もうオマケ感覚で被せてるって感じ。言わせれば、ここではThe Beatlesなんかどうでもいいって事。 この頃のフォーシーズンスはVee-JayからPhillipsへ移籍となり、これが70年まで続くことになる。
1. 1953年Frankie Valley名義でリリースされ、ギターをバックにValliの声が若々しいシンプルな構成。 2. Vee-Jay時代の"Recorded Live On Stage"からのLIVEでJAZZスタイルのヴァージョン。 3. 1967年の1st 豪快なオーケストラをバックにValliのエコーがかかったヴォーカルが特徴。
こうやって聴き比べるのも面白いものである。
58 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
"Between Four Lovers & Four Seasons"という妙な編集盤のLPが8,90年代に出ていたことがあった。 これにはThe Four Seasons以前の無名時代の頃の貴重な音源を集めたもので、かなりの珍盤だった。 その後、95年頃に"The Fantastic First Years"なるCDが出てきて、これらの音源が気軽に聴けるようになった。 (The Rays-Are You Happy Nowだけ未収録)。当時このCDに入手困難だった"My Mothers Eyes"が 収録されていたのには驚いたな。
59 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
The Four Seasonsの前身, The Four Loversのメンバーは Frankie Valli (1934-)、Tommy DeVito (1928-2020)、 Nick DeVito (1924-?)、Hank Majewski (1922.3?-1969)の4人で56年に結成された。 LP1枚と7枚のシングルを残したが、ヒットしたのは"You're the Apple of My Eye"(56#62)だけ。 7枚目のシングルの後、Nick, Hankの2人が脱退。残った2人は変名活動をしながら、やがて Bob. Gaudioという1人の青年に出会うことになる。
The Four Loversの音源は89年のCDで殆ど聴けるようになったし、95年の"Fantastic.."では ラストシングル両面の曲が聴く事ができるようになった。
初期の傑作アルバム"Rag Doll"は、日本でも発売されたが、全曲収録されてはおらず、 半分は"Dawn"からの曲を収録したものだった。当時の邦題は"ベスト・ポップ・ヒット" 残念ながら"Save It For Me","Danger","Marcie", "Funny Face", "Huggin' My Pillow"などの 隠れた名曲は収録されなかった。"Rag Doll"のオリジナルの日本盤が出たのはそれから 50年くらい後のこと。2015年にCD化された時だった。
The Four Seasonsのデビューは"Sherry"ではなく、61年にGoneというマイナーレーベルから リリースされた"Bermuda"/"Spanish Lace"が実際のデビューシングルであった。だが全く売れなかった。 "Bermuda"はラテンタッチのスローナンバーで、Valliのファルセットは無く、曲も地味な印象。実はこの曲もカヴァーだった。 "Spanish Lace"はB. Crewe作でこれもラテン調のナンバーで、A面より少し明るめで、1stに収録されても おかしくはなかっただろう。彼等のデビュー曲はファン以外には知られていないのも現実。
これらの2曲は長い間入手困難だったが、90年代にオムニバス盤CD"A Whiter Shade Of Doowop", 日本のインディーズCD"In The Beginning"で聴けるようになった。
66 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
>>64 俺もあのアルバムの過大評価な風潮は好ましくはないな。それはさておき、基本的に 60年代中期まではアーティストのヒットはシングル目線だった。The BeatlesやB.B.等が レベルの高い作品を作り出したのが影響で他のアーティスト達や聴衆もアルバムにも注目 するようになったと思う。 The Beatlesが64年に世界進出した頃のアメリカの対抗馬はB.B. The Four Seasons, モータウンの連中くらいで、それまで順調だったアイドル歌手達は落ちぶれていくことになる。
67 :ベストヒット名無しさん:[ここ壊れてます] .net
>>47 この映画の主題歌をOlivia Newton Johnが歌ってたら、どうなってただろう。歴史は変わってたかもしれない。 この主題歌を必然性をあまり感じないのも当然の如く。Valliの歌はBob Gaudio, Bob Crewe, Charles Calello等 でないと成り立たないということがよくわかる。それだけValliの音楽レベルが高いということだろう。
Jersey Boysが生まれなかったら、Tommy DeVitoとNick Massi はThe Four Seasonsの ファン以外は知られなかったはず。 Joe Longなんて日本ではファンでも名前は知ってても、興味はなさそう。 The Bee Geesに例えたら、初期の頃のGibb3兄弟以外の2人のメンバーだろうな。
Neil Sedaka, Paul Anka, The Righteous Brothers, Bobby Vinton, Rick Nelson 60年代に活躍した彼等は70年代に見事にヒットチャートにカムバックしている。 カムバックで忘れてならないのがB.B.であり、スレタイのThe Four Seasons(Frankie Valli)である。
60年代中期のThe Four Seasonsは、作品を聴くと、スペクターのWall of Soundや、 モータウンを意識しているのがよくわかる。セッションドラマーのBuddy Saltzmanの ドラムの音が目立っているのがこの頃のサウンドの醍醐味。東のHal Blaineとも言われているが、 これに関しては納得するな。だが彼は2012年に亡くなっている。
The Four SeasonsのMotown時代の音源は2008年に出た2枚組のCDで全部聴けると思ってたが、 Valliのソロ"Listen To Yesterday"の女声コーラス入りのヴァージョンだけは収録されなかった。 CDにはThe Four Seasons版の別ヴァージョンが収録されている。女声コーラス入りのほうは 90年代に出ていた"The Night-Inside You 1972-1975"で聴くことができたが、既に廃盤で入手困難状態。
The Four Seasonsのクリスマスアルバムも聴き甲斐があるよ。ジャケットはオリジナルの "Greetings"が彼等に相応しい。Phillipsからの再発の"Christmas Album Album"のジャケットは 暗い感じがして違和感を感じる。初CD化の時に"Greetings"のジャケットが使われなかったのが残念だったな。
The Four Lovers(前身) Frankie Vall, Tommy DeVito', Nicolas(Nick) DeVito, Henry(Hank) Majewski ヒット曲はたった1曲しか出せず、その後解散。 この時期にThe Royal Teensに居たBob Gaudioと出会う。
第1期(1960〜1965) Frankie Valli, Bob Gaudio, Tommy DeVito, Nick Massi 全盛期のメンバーはこの面子。ここで全米1位を4曲持つ。 Nick脱退後はCharles Calello がツアーに一時参加
第2期(1965〜1970) Frankie Valli, Bob Gaudio, Tommy DeVito, Joe Long ここでTommy DeVitoが脱退。在籍していたPhilipsからも離れる。
第3期(1971〜1972) Frankie Valli, Bob Gaudio, Joe Long, Demetri Callas 72年にGaudioは正式な脱退ではなく、ツアーに参加するのを辞める。
第4期(1972〜1973) Frankie Valli, Joe Long, Demetri Callas, Gerry Polci, Lee Shapiro 70年代初期はメンバーチェンジが激しく、Bob Grimm, Bill DeLoach, Clay Jordanは参加するもすぐに脱退。 その為、新メンバーはDemetri Callasしか定着感がしない。
第5期(1974〜1975) Frankie Valli, Joe Long, Gerry Polci, Lee Shapiro, Don Ciccone ここでJoe Longが脱退。
第6期(1975〜1977) Frankie Valli, Gerry Polci, Lee Shapiro, Don Ciccone, John Paiva ここでヒットチャートにカムバックする。70年代のメンバーはこの面子に定着感がある。 The Four Seasonsは77年に活動を中止し、79年に再開する。 簡潔にまとめるとこんなものかな?
"Sherry"を最初聴いた時は"何だこれ?"という感じだったが、何回か聴いて 馴染めた。他の60年代のナンバーワン3曲も同様。 だが、"Let's Hang On", "Bye Bye Baby", "Candy Girl"などはラジオで知ったが、 その時は馴染めなかった。 Valliのソロの"Can't Take My Eyes of You"も最初はハマることもなかった。 これらはCD化の時に聴いてやっと馴染むことができた。 この後はオリジナルアルバムや編集盤を買いまくってハマッた。
俺だったら、Rarities Vol.2だな。60年代後期の作品が涼しさを満たしてくれる。 "The Singles Game", "Emily", She Gives Me Light", "Heartaches And Raindrops"が例え。 秋になるとThe Four LoversやThe Fantastic First Yearsが聴きたくなる。