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【怪奇】山の怖い話【超常現象】その弐 [無断転載禁止]©2ch.net

546 :底名無し沼さん:2017/04/14(金) 12:16:48.50 ID:tJ6cn8ip.net
>>545
つづき)
彼は、玄関まで這うように行って声をかけた。『すみません、体調が悪いのですが、ちょっと休ませてください。水をいただけませんか。電話をかしていただければと・・・』
応答なし。少しして、「出ないぞ!」という男性の怒号が。
利発友人は、やっとのことで玄関の戸を叩いた。「おねがいしま〜す」
「この人、違うんじゃない、違うわ」という女性の声がして、戸が開いた。
そこで朦朧となったそうだが、つぎに意識がはっきりすると座敷に寝かされていた。

その家の人はとても親切だった。「いやいや、悪かったね〜。誤解してたわ。」彼らはバツが悪そうだった。
曰く。この集落には、一人の男が二年に一回くらい下から登ってくる。彼は、いつも同じ服と装備で「あなたにそっくり」、「いや、あなただ」。
友人は面食らった。ここは初めてだった。
続けて言うには。それはそれでいいのだが、その後が問題だ。
あなたそっくりの登山者が来た後は、その集落か、あるいは、その周辺の集落の人がかならず一人死ぬ。それが続くので怖くなって、その人が来ると皆、避けるようになった。
(つづく)

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