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【怪奇】山の怖い話【超常現象】その弐 [無断転載禁止]©2ch.net

812 :底名無し沼さん:2017/07/25(火) 21:39:52.76 ID:TTdup9aT.net
>>811
葬儀に参列しなければらないな、と思ったが葬儀が行われる様子がない。
そして、警察から連絡があった。事情聴取のために出頭せよと。何度目だ?
当惑した。丁寧な言い方だが拒否することを許さない警察官(刑事)の話。
「どうしてわたしが?」
「遠藤さん(仮名)のことについて少しうかがいたいのです」
「彼女、事故だったんでしょう?」
刑事の説明は理解の範囲を超えていた。
(1)彼女の死因は自殺の可能性が高い。
(2)遺書はなかった。
(3)自宅の彼女の日記にオレの名前が頻繁に出てきた。
(4)その日記には、オレに対する呪詛の言葉が書き連ねてあった。ほぼ毎日。

「だから、あなたが遠藤さんの死について何かご存知ではないかと思いまして。」
「御園生さん(オレの名字:仮名)、あなた遠藤さんとお付き合いが会ったのでしょう?」
「日記に、亡くなられる1年ほど前からお付き合いされていたと書かれていましたよ」
「何度も一緒に登山をされたとか。」
オレは混乱した。それはありえない。いや、そうだったらどんなに嬉しいか。
しかし、それはありえない。
オレは最近の2年間、日本にはいなかったのだから。会えるはずもない。
オレのような冴えない男が彼女と付き合えるはずもない。
「日記の記述からすると、遠藤さんはあなたをかなり恨んでいらっしゃったようです。」
「本当に、なにか心当たりはないのですか?」
ない!まったくない!卒業以来一度も会ってない。
手紙のやりとりもまったくない。(それができたらどんなに良かったことか!)
オレの日本不在は、パスポートによって証明された。
警察の追及もそれで終わった。
警察は彼女の日記をもちろん見せてはくれなかった。

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