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ショパン国際ピアノコンクールを熱く語りましょう PART68
- 842 :ギコ踏んじゃった:2021/10/22(金) 13:59:34.00 ID:IEO9XbO7.net
- あまたある巨匠の名演がラフに思えるほど反田のコンチェルトは完璧に作り込まれている。
ファイナルでは若干弾き方を変えて軽やかさ華やかさを最大限に生み出すその卓越さ。
他の奏者が仮に平均で20のギアを持つとすればその倍以上のギアで細かく音をコントロールしている。
しかも難しい弱音にそれを駆使しているところはまさに音の職人だ。
ファイナルの演奏順を見る限り概ね勝者は決まっていたのだろうが、この演奏は審査員をある意味悩ませただろう。
細部に気を配りながら全体を俯瞰して音楽全体をプロデュースしていることは明らかで、そのような演奏をしたのは彼だけである。
バレンボイムやアシュケナージのようにピアニストの枠におさまらない音楽監督の素質と器を兼ね備えた本物の芸術家だ。
今回のコンクールで世界中にそのことに気づいた方が大勢いただろう。
かくいう私もその一人だが。
今後の更なる発展とご活躍を心からお祈りしたい。
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