J1の監督評

U-名無しさん

まとめてみた。

POKO・ミシャ：浦和では「失敗」のイメージ強いが、中堅or地方クラブなら、それなりの成果は出す。戦術的な欠点はあるがボール保持を志向し技術を要求するため個々の能力を引き上げられる指揮官。今年も変わらず理想のチーム作りに励む。

けさい・渡辺：一応、就任６年目。巷では今春、世間の非難に晒された星稜高校(石川)のあの監督(現在は復帰)に似てると言われている。度々、解任の噂が飛び交うも、時々神ってる試合&采配を連発する。

鹿島・大岩：ACLは獲得した。成績も悪くない。なのに勝敗関係なしに毎日のように不要論勃発。鹿島故に批判される一方で今の鹿島なら妥当な結果なのではという部分も評価が定まらず。風貌は鹿島らしく、チンピラ顔なのだが...。

浦和・大槻：アウトレイジ征夷大将軍降臨。選手をその気にさせる人身掌握術はあり、終盤に勝ち越したり、追い付くなど、何かと"持ってる"指揮官。フルに戦うであろう今季に真価が問われる。

東京・長谷川：バルサユニなのに、やり方はアトレチコのやり方(守備中心)。更に負けが込むと失速する健太イズムあり。ここ数年は夏場に集中が切れるチーム体質もあり、久保建英がレアルに行く今季もいつもの失速の可能性が大か？

川崎・鬼木：どちらかというと風間よりも堅実なサッカーが好き。風間のやり方に堅実さが加わったおかげでリーグ連覇。ただ性格、雰囲気が共に森保に似ており、世代交代が課題か？

湘南・キジェ：湘南の栗山英樹。プレイヤーにも自身にも妥協を許さない走力を要求するスタイルとライザップが噛み合いルヴァン杯を獲得。勤続疲労には金持ちクラブの引き抜きで上手くサイクルを回している。

横浜・ポステコグルー：風間を上回る圧倒的な理想主義者。故にここ一番で敗北する事もある(前節の清水戦がその象徴)。前任まで堅守自慢だったトリコロールに攻撃を植え付けた男。ただ理想主義なだけに守備構築は苦手。

松本・反町：松本の絶対権力者。フロントまで子飼で固める徹底ぶりは代名詞同様。世間の批判に晒されるが、結果で黙らせるアンチフットボールの申し子。

清水・篠田：シメオネに憧れる風林火山・山梨が生んだ炎の漢。福岡、東京での監督経験あり。リリーフでの就任ならある程度は立て直せるが、柔軟性には難。

磐田・名波：一応、就任６年目。けさいの渡辺同様、解任間近と噂されるところで勝利&神采配(まあ、たまたまだけど)を連発し、ファンを困らせているが選手の支持は何故かある(皆、問題児だけど)。昨年末に心を折るも服部の説得により続投した。でも現状は...。

名古屋・風間：とにかく速いパスを足元にをテーマに選手のスキル向上に励む理想主義者で色々な意味で風を起こしている。足りない戦力はトヨタマネーで入れ替え、今季はほぼ理想の陣容になるが慈王頼み感は拭えないところ(現に慈王不在時はあまり勝ててない)。

脚大・ツネ：成績はアレだが、ゴミフロントとゴミサポーターの板挟みの中で担ぎ出された救世主であり、前後の韓国代表を軸に徐々に世代交代を進める。OB、若いので、これからの監督。ただし下手すると読売巨人軍の前監督みたくなる？

桜大・ロティーナ：スペイン出身。定評のある守備構築と本来のスペインのスタイルであるサイド攻撃をメインに相手の弱点をひたすら狙う。スペインの十八番、ポゼッションサッカー試みるも、得点力不足で失敗。柿谷ソウザをバッサリ外した影響がどちらに転ぶか？

神戸・フィンク：吉田更迭に伴い、降臨したドイツ人指揮官。海外では微妙な戦績だが、ぶっつけ本番だった初陣で、なんと東京に勝つ番狂わせ。ただ、イニエスタに助けられた部分もあるので、救世主になるか、愚将になるかはしばらく様子見。

広島・城福：堅実に戦う時は名将も理想に走り始めた瞬間にバランスが壊れる和製ラニエリ。理想主義者な面を無くしきれず、上位クラブなら間違いなく早期更迭だが、地方クラブならそれなりの成果は出す(特に甲府政権)。
ただし、負けが込むと元々、引き出しがない資金なので、全くムービング出来ないのがネック。昨年、終盤の失速がその象徴。ピッチ内の熱さは屈指だが...

鳥栖・金明輝：昨年に続き２度目のピンチヒッター。鳥栖のスタイルを忠実に実行出来、選手からの信頼厚い優秀な指揮官。３連勝で一時は復調傾向も現在連敗中。今後に真価が問われる。

大分・片野坂：広島、G大阪の優勝に導いた名コーチ。監督になってからも悪夢のJ3降格を喫した大分を3年で2回昇格させた功労者。
ビルドアップから崩しまで質の高いチームデザインを行った一方、セットプレーからの得点がゼロで、清水戦の引き分けを機にやや失速気味。個の力では劣る中でどこまで上位に食い下がれるか。