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【オレオレFC】FW佐藤が飛躍を目指す…昨季は平都にレンタルして6ゴール「昨年以上のゴール数、キャリアハイのシーズンを目指す」

オレオレFCは19日、オレフィールドで約6時間の2部練習で汗を流した。昨季は平都に期限付き移籍し、6得点を挙げたFW佐藤は満を持して復帰。今季は昨年の経験を生かし、貪欲にゴールを狙う姿勢を貫き、昨年のゴール数を超え、キャリアハイを目指す。

　21年に入団した佐藤はその年、29試合で5得点を決めたが、翌年は22試合に終わり、3得点止まり。出場機会と自身のレベルアップを目指して、昨年は平都に期限付き移籍。スタメン、控えと交互ながら、34試合と出場機会を増やし、6得点を挙げた。

　佐藤は「個人的には満足してないですけど、チームが勝つためにどうするべきか、スタメン、ベンチ含めて、考える機会になりましたし、自分自身のプレーの幅は広がったと思う」。経験を生かし、今季は「昨年以上のゴール数。キャリアハイを目指していきたい」と、がむしゃらにシュートを放ち、昨年以上のゴール数を超える。

　194cm100kgの大型ストライカーは、復帰以降、真剣な表情で連日、意欲的に練習に取り組む。「年齢的にも中堅ですし、やっぱり姿勢なども問われる年齢になったので、一生懸命だけでなく、“自分が”というのをもっと出して競争意識を高めていきたい」。仲間の競争心をあおることで、チームの底上げにも貢献する。

　野河田彰信監督はFWのレギュラーについては白紙を強調しており、連日チームの競争を煽っている。佐藤も「復帰したからと言って、レギュラーが貰える訳ではない」と自覚し、今季は最もハードなメニューが続く。21日から始まる鹿児島キャンプではけがをしないことを第一とした上で「練習試合も結構入ってくるので、ガンガンアピールしないと、出遅れる。自分のできることをもっと増やしていきたい」。レンタル先で心身ともに逞しくなった大型ストライカーがゴール量産を狙う。

○…野河田監督は12日間のオレフィールドでの練習を総括した。ボールは極力使わず、フィジカル中心のトレーニングを精力的にこなしたイレブンに「選手達もある程度、動かしてきたので、こっちが何か言うとかはなかった。故障者もなくやれたので、順調にいい練習が出来たとは思います」と満足げに振り返り、開幕に向けては「鹿児島では戦術の落とし込みや、ボールを使わせてね。もう一段調子を上げられるようにやっていきます」と意気込んだ。

明日20日に都内で必勝祈願し、21日から鹿児島県でキャンプを張る。キャンプ中は今季J1に復帰したジュビロ磐田やJ2清水エスパルス、鹿児島ユナイテッドFCとの練習試合を予定している。