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224 :ビタミン774mg:2023/07/06(木) 10:29:50.93 ID:/Qzbw/P+.net
ビタミンB12の食事摂取が多い人ほど、食道がんの罹患リスクが高い傾向が見られた
2015年までの追跡期間中に、食道扁平上皮がん332人、食道腺がん17人、分類不能の食道がん78人の計427人(男性382人、女性45人)が食道がんに罹患しました。
解析の結果、ビタミンB12の摂取量が多いほど、食道がんの罹患リスクが高いことがわかりました(図1)。
アルコールの摂取状況で対象者を分けたところ、飲酒経験のない人では、ビタミンB12(図2)とメチオニン(図3)の摂取量が多いグループで食道がんの罹患リスクが高くなりました。一方で、飲酒経験のある人では、アルコール摂取量の多い少ないによらず、食道がんの罹患リスクとの関連はみられませんでした。ビタミンB6と葉酸は、食道がんの罹患リスクと関連はみられませんでした。

今回の結果から分かること
今回の研究から、ビタミンB12の食事摂取が多いほど、食道がん罹患リスクが高いことが示されました。この結果は欧米からの報告と一致しており、ビタミンB12の摂取源が主に肉や魚であることが関係している可能性が報告されています。日本でのビタミンB12の摂取源は魚介類に次いで肉であり、それらの食品との関連を反映している可能性が考えられましたが、魚介類や肉と食道がんとの明らかな関連はみられませんでした。細胞実験では、ビタミンB12による、DNAメチル化の異常が食道扁平上皮がんに関与する可能性があることが指摘されており、ビタミンB12を多く摂取することでDNAの合成やメチル化に影響を及ぼし、発がんにつながった可能性が考えられます。
また、飲酒習慣の有無で分けたところ、ビタミンB12とメチオニンは、飲酒習慣のないグループで食道がん罹患リスクがあがり、飲酒習慣のある人ではリスクとの関連はみられませんでした。メチオニンもDNAの合成・修復・メチル化に必要とされる栄養素ですが、ビタミンB12もメチオニンも、アルコール摂取があると吸収不良や作用が低下することが動物実験などで指摘されています。そのため、飲酒経験のない人では、アルコールによる吸収不良が起こらず、ビタミンB12やメチオニンの摂取が多いほど、食道がんの罹患リスクが高くなったことが考えられます。
今回検討した栄養素は、体内への吸収の個人差が大きいため、実際の体内の濃度を反映していない可能性があります。また、本研究では、欧米に多い組織型である食道腺がんが少なく、腺がんとの関連が検討できなかったこと、さらに、サプリメントの摂取による効果は検討していないことなどが、本研究の限界です。
なお、ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸およびメチオニンの摂取と食道がんのリスクとの関連については、前向き研究が少なく結果が一致していないため、今回の結果を確認するためには今後のさらなる研究が必要です。

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