NARUTO～ナルト～ネタバレスレ其の阡弐百九拾壱

岸本「最初は尾田先生って呼んでたんだけど、『尾田先生は絶対やめて』と言われて」

尾田「当たり前だよ、同い年なんだから。何で『先生』って呼ばれなきゃならないんだっていう…

岸本「芸人さんじゃないけど、先に業界に入ったほうが偉いと思ってたから（笑）」

尾田「僕も岸本さんの存在は、彼の新人時代からずっと意識してたんです。絵もうまいし、
どこか流派が似てるなと思ってて。だからこそ、僕も最初はファイティングポーズを取ってたんだけど…」

岸本「争う気だったんだ（笑）」

尾田「お互いの漫画の立場上、やっぱり勝ったり負けたりっていうのはあるからさ。
でも会ってみたら本当に優しい、いい人なんですよ。もう勝っても負けても全然変わんない。
この人と争いはできないって思っちゃった」

岸本「それにお互い、相手のつらさがめちゃめちゃ分かりますからね」

尾田「それが嬉しいよね。キツイときって、誰に何を言ってもらうかが一番大事で。
同じ立場の岸本さんに『わかる』って言われると、本当に分かってもらえたような気がするんだよ

岸本「本当に分かるから（笑）。でも僕はまだ楽なほうだったと思う。尾田さんはずっとトップを走っていて、
そのつらさや苦しさは尋常ではないはずだから。僕だったらプレッシャーやストレスで胃に穴が空くかもしれない」