はじめの一歩●Round674●

名無しさんの次レスにご期待下さい

読んできた
今回は連載30周年記念一歩祭り第1弾
マガジンの表紙は第1巻カバーイラスト(一歩が口で紐を締めているアレ)のリメイク
真島ヒロ、赤松健、寺嶋裕二、諌山創、荒川弘、安田剛、鈴木央、大高忍、瀬尾公治、山本崇一朗といったマガジン作家の方々からのお祝い色紙もズラリ ※

Round 1275 無敗の理由は

ゴンザレス「説明しろ！この茶番は何だ！？一体何が起きている！？」
リカルド「君も目撃者の一人だ。しっかり記憶しておいてくれ。日本から来た虎、タケシ・センドー。私から初めてダウンを取った男だ」
千堂「ゴンザレス…そうや、おんどれを捜しとったんや。ワイとやれや」←人外の眼差し
ゴンザレス「……！！」
ビル「違うんだアルフ。足元がフラつくダメージのクセにやぶれかぶれのパンチを放って、そのままもたれ掛かって倒れたのさ。なぁみんな、そうだろう？」
リカルド「写真を証拠とするまでもない。数多のKOシーンを捉えてきた彼等の目にはハッキリと映ったはず。私に突き刺さる虎の牙が」
ビル「…バカな。スリップだったと釈明してくれ。大問題だぞ！！」
リカルド「大問題はあちらの2人だよ」

青筋を立てて千堂を睨むゴンザレスは既に、モード・ミキストリ
千堂「なんやねんそのツラは。今すぐ噛みつきたい気分か？ええで、リングに上がれや！」
ゴンザレス「おおーっ！」
リカルド「待ちたまえ。魅力的なカードじゃないか。三か月後、メキシコシティ。私の王座戦のセミファイナルでどうだい？勝者は私の次の防衛戦の席を確約しよう」
ゴンザレス「願ったりだ」
千堂「気に入らんな。アンタかて負ける可能性あるやろ？それとも無敵やとでも言うんか。アンタは確かに無敗や。その理由を教えたる。ワイと戦ってへんからや」
その発言に記者たちは驚嘆
千堂「ゴンザレスとは初めから戦る予定やった。その件についてはありがたく乗らせてもらうわ。せやけど防衛戦の話はまた別や。二の次やねん」

帰路につくリカルド
リカルド「…く、ははははははははっ！！無敵は無敵ではないか！なるほどなるほど！勉強になった！しかも私との試合を二の次とは、全く以って面白い男だ」
ビル「居合わせた記者が情報を持っていたよ」
リカルド「ほう」
ビル「アルフとセンドーの共通点さ。二人と死闘を繰り広げた男がいる。イッポ・マクノウチ。君と戦ったエイジ・ダテも追い詰められたらしい」
リカルド「イッポ・マクノウチ…。世界ランクから消えてもなお耳に入ってくる名前か。まるで…世界は彼を中心に回っている。そんな気にさせてくれるね。デンプシー・ロールの少年よ！」

つづく(全18P)
巻末コメント：三十年　皆様本当に　ありがとう

※余談になるが…。瀬尾公治が描いた久美が、とんでもない美人である。赤松健のみ何故か真理を描いており、「もちろんヒロインはこの人ですよね？」と問いかけている