AGRAVITY BOYS ネタバレスレ

名無しさんの次レスにご期待下さい

～サガが血相を変えて何かを抱えてきた～
川原で見つけたカワウソ（っぽい動物）を救助してきた、親はもうダメだったが子の方はまだ息があったので急いでみんなのところに運んできたらしい
身体の構造自体は地球と大差なかったため、クリスが手術して一命を取り留めるが、後ろ足は切除を免れなかった
生存競争は仕方ないが、それでもまだ子供だからなんとかしてやりたい

「義足を作る……というのはどうであろう？」「いいじゃねーか！！一番いいやつ作ろうぜ！」
「JULIANにパーツ使うくらいなら絶対賛成だよ！！」「その件は本当にすまぬ。ゲラルトはどうであろうか？」
「こうして生かすのも所詮は人間のエゴだ。なら俺も生物サンプルとして色々とデータを取らせてもらおう。あと毛とか臭いとか嫌だから俺の部屋には入れるなよ」

～超高性能義足完成～
「はっはっは！神経直結で地上・水中なんでもござれだ！」
「学習AIで身体の成長に合わせパーツが可変するシステムも搭載だ。感謝しろ畜生」

みんなで野生に返してやろうと意気込むが、執拗にゲラルトのメガネが狙われたり、サガのスニーカーの中で寝たり
やんちゃ盛りのカワウソに振り回される日々でしっかり情が移るが、夜鳴きしてる様子にやはり親を求めてるのではと
予定通り野生に返すかこのまま飼うか葛藤する

～ならば本人に聞けばいい～
カワウソの群生地までボートで運んでいくと、水に飛び込んで仲間の方に泳いでいく
「そういや……昔、俺が好きだったアニメでこんなシーンあった気ぃするわ……」
「そのアニメのことはわからないけど、サガがあの子が入りやすいようにスニーカーを低い位置に置き直してたことはよく知ってるよ……」
「そういうクリスも、あの子用の診察券を自作しておったな」
「そういうババだって、義足の色違い版20種類くらい作ってたじゃねーか……」

「俺たちのやったことは全てエゴでしかない……大体！やつは散々俺のメガネにイタズラしてくれた……毛は撒き散らすし思索のジャマはするし……
　本当にうっとうしい……そんなやつとの時間が……俺は、俺は……楽しかった――」「一番動揺してるじゃねーか！！！」
「素直になれなかった……もっとショコラに対して愛情を示してやりたかった……」「どんだけショック受けてんだよコイツ」「あやつ勝手に名前をつけておらぬか！？」

～と、思ったらあっさり戻ってきた～
「仲間の方に泳いでいったよな……」「え、ひょっとして……泳げるところを僕達に見せたかっただけ……？」
「……そうか……奇遇だな。俺たちも少し前に故郷が宇宙のチリになって、お前と同じ孤児なんだ……だからもし良かったら……
　家族（仲間）にならないか……ショコラ・ド・ジャンブロエ」「フルネームもあるんかい」