【三浦糀】アオのハコ　バレスレ★7箱目

センターカラー扉絵は駅のホームでスマホを手に持ち笑顔で振り向く雛　帰りどっか寄ってこ！

試合後体育館裏で大喜と千夏の会話が続く
「ポカリってなんで普通の時に飲むとめっちゃ甘いのに運動後に飲むとそんなに甘く感じないんですかね」
「疲れてるからだよ汗もあんなにかいてたし栄養補給しないとね」
「お恥ずかしいところを・・・」
「そんなことないよ、かっこよかったよ」
微笑んでかっこいいと言った千夏に大喜は感謝を伝え千夏のおかげもあると話す

毎日朝練や部活で必死な千夏の姿を見てたから自分にもやれた事がたくさんある
これからも千夏を見習って頑張る、ギリギリ勝てた今日と違い次は余裕で勝つと大喜は笑顔で答え千夏が頷く
文化祭練習中の軽音部から音楽が漏れてきたので千夏が口ずさむ
「千夏先輩って意外と歌苦手・・・」
「わざわざ言わなくていいでしょー！！」
「すみませんすみません」
大喜と千夏は痴話喧嘩・・・じゃれ合って大喜は千夏の新たな一面を知る事が出来たのが嬉しいと喜ぶ

千夏が大喜に聞き返す
「大喜くんは歌上手いの？」
「普通ですよ」
「信用出来ない普通だ今度大喜くんの歌声聞いてやる」
「ハードルあげないで下さいよ」
ここで大喜は上機嫌に針生が上手いと言った上で雛が上手いと持ち上げ
「蝶野さんが上手いんですよね」
そう言った大喜はミュージカルスターの雛を想像、千夏は笑顔で確かに上手そうと言い雛が来てた事を伝える

「そういえば蝶野さんも観に来てたよ」
「あぁ劇の練習の合間に来る・・・」
そこまで言って大喜は雛にキス本当にする？と誘われた事や顔赤らめた雛を思い出し自分も顔真っ赤に
雛の事をこれ以上言いづらくなったので皆の応援で勝てたと誤魔化す
落ち着け落ち着け実際したわけじゃないんだし心の中でそう自分に言い聞かせて落ち着こうとする大喜であった

大喜と雛の間で何があったか知らない千夏は劇の方は順調かと聞く
しかしここで突然千夏がキスという言葉を口にしたのでびっくりした大喜は咄嗟に大声で否定してしまう
「してないですよ！！」
「劇でどうするのかなって思ったんだけど・・・王子役が女の子とはいえ・・・」
「フリですよ！フリっ！！」
大喜どこいったー？という誰かの声が聞こえたので大喜は慌てて立ち去り、千夏は意味深な表情になる

場面が替わり帰ろうとする遊佐に大喜は忘れ物を渡す
大喜がいのまたと呼ばれてるのを知った遊佐がここで大喜の名字を覚えいのまた君と呼ぶ
その意味が分からない大喜が不思議そうにしてると遊佐が大喜からいのまたの漢字がどうなのか聞き出す
「俺、漢字変換しないと名前とか覚えられないんだよね、じゃあまた猪股くん」
去っていく遊佐を見送りながら次は公式戦でと拳を握りしめて思う大喜であった
その遊佐は大喜後の試合で針生に勝ってた事が遊佐に負けて虫の居所が悪いと部員が言った事で判明する

また場面が替わり家に帰って部屋でぐっすり眠る大喜は夢を見ていた
IH予選決勝で大喜が遊佐を破って優勝
周りから祝福される大喜の前にリボン付きポカリ持った千夏が現れて優勝おめでとうと言いながらポカリを手渡す
夢の千夏も大喜にかっこよかったよと言い、さらにキスをねだって唇を近付ける
「じゃあお祝いのチュー」
これには大喜も動揺を隠せず顔真っ赤にして狼狽えまくり
「ちょ・・・まずいですよ千夏先ぱ・・・」

その瞬間後ろから雛が現れて大喜をぐいっと自分の方に寄せてキスをねだる
「そうはさせないんだから！」
「雛っ！？」
雛の唇が大喜の唇にくっ付きそうになって大喜は夢から覚めうわぁああああと叫んでベッドから起き上がった
ドキドキが収まらない大喜、なんという夢を見てしまったんだと自己嫌悪とばかり両手で顔を覆い隠してうずくまる
次号文化祭目前の学校で

【三浦糀】アオのハコ バレスレ★7箱目

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