【三浦糀】アオのハコ　バレスレ★7箱目

791 ：名無しさんの次レスにご期待下さい (JP 0H33-V8cL)：2022/07/28(木) 16:36:41 ID:TRSeigHrH.net

一方その頃千夏は花恋が確保してくれてた席に到着
そこの席は左から千夏、花恋、針生、西田が順に座っていた
「ちーこっちこっち！」
「席ありがと」
「ご要望通りど真ん中ですよ」
「結構人入るんだね、うちだとステージ発表はガラガラで」
針生と花恋の会話
「クラスのやつが新体操部の子目当てでくるって言ってたぞ」
「へぇーそんな可愛いんだ、私とどっち可愛い？よぉ兄ちゃんどうなんだよー」
「花恋さまデス」
花恋に押されっぱなしの針生を横で見てた西田は調教されてると思うのであった

針生と花恋の会話中、千夏は大喜からメッセを受け取り途中で口を挟む
「健吾の知り合いは出てるの？」
「出てないけどリーダーと衣装を・・・」
「出るよ猪股大喜くん王子役やるんだって」
大喜が王子役！？と針生と西田が揃って驚きの声を上げ俄然楽しみになってきたとニヤリと笑う
カメラで撮る気満々らしい
大喜と千夏の関係を知らない西田だけがなんで鹿野さんが知って・・・と不思議そうにする

千夏がふと大喜のメッセをもう一度見る
急遽劇に出ることになりました！温かい目でみてもらえると！
ファイト！！スタンプで返信済みの千夏だったがここでは先ほどの笑顔が無くなっていた
最優秀クラス発表で今朝ギリギリ完成したくす玉を急いで吊るしたとモブ同士の会話が入る

大喜はリーダーらしく皆と円陣を組んでいた
「本番も何が起こるか分からないけど楽しんで乗り越えようファイトー！」
大喜の胸中
一応一通りさらったしあとは本番でテンパらなければなんとか・・・
大喜は顔真っ赤にした雛が両手で目元を被せてた場面を思い出しまたもや意識してしまう
だからそういう事を考えるな俺・・・と一人壁ドンしながら辛そうにする大喜に雛がひざカックンして明るく振舞う
「背筋伸ばさんかいっ」
「ちょっと緊張し過ぎなんじゃない？あきらめが悪いぞっ」
「お前は緊張しないのかよ！」
「私をどなたと心得る蝶野雛さまぞ？」

大喜と雛らしい掛け合いをした後で雛は本音を話し始める
「緊張はしてるよ」
「体操で人前に立つのとは全然ワケが違いますしましてや相手が大喜だとは思ってなかったから」
「だけどね主演をやらせてもらう以上自分なりに責任もって練習もしてきたんですよ」
「うん」
「だから今は親友として全力で力を貸してよ」
雛が拳を突き上げて1ページドーン
「大丈夫、中2の運動会より恥ずかしいことないから」
「あれはそういう出し物でー！」
中2の運動会で大喜はチアガールをやらされていたらしくあの時は酷かったと笑う雛
それなら雛だって中3の時と大喜と雛は中学の頃の会話が弾み大喜の緊張がほぐれていた

出掛けていた匡が開演目前にようやく帰還し状況を把握しクラスメイトのモブ達が何を話してるのか聞く匡
「いやさぁあの2人って付き合ってんのかなって昔から仲良いしさ」
「友達だと思うけど」
「えー？あれでぇ？」
「けどたしかに異性の友達と恋人の違いってなんなんだろうな」
匡が意味深かもしれない一言を残し白雪姫の開演が始まる　次号センターカラー　代打で劇の主役をつとめる大喜だったが・・・！？