【三浦糀】アオのハコ　バレスレ★7箱目

合併号により次回のジャンプは18日木曜予定
合併号により次回のマガジンサンデーは12日金曜予定
Cカラー扉絵はメイド千夏や雛雪姫や王子大喜やその他諸々
新企画はハガキ応募の扉絵リクエスト大募集（例：千夏と雛の水着が見たいです！時代劇コスプレが見たい！など）

劇開幕
白雪姫は明るく活発で毎日その頬がりんごのように赤く染まるほど森をかけて遊んでいました
「流石新体操部期待のホープ華があるな」「舞台慣れしてる感じするね」
明るく笑顔で振舞う雛に針生と花恋から好評の一方で棒演技の大喜は苦笑される
「キミコンナ所で何シテイルンダ」
「分かりやすく演技してんな」「手足同じの出してるわよ・・・けど頑張ってるのは伝わってくるわね」

千夏は一言は喋らず見てる中、針生と花恋の会話が続く
「ん？あれ？白雪姫ってこんなシーンあったっけ？序盤に王子が出てくるような」「結構アレンジしてるらしいよ」
「なんでもポッと出の男と結ばれるのが納得いかないって言ったやつがいたらしくて」
「だから最初に王子と出会うシーンを追加してその時白雪姫は王子に恋をしていて最後は好きな人からのキスで目覚めるようにしたって」
なんと匡が白雪姫の原作をアレンジしていた事が針生の口から語られる

放送室のモブ女子から匡のアレンジした内容が好評
しかし後ろに座ってサボる女子が一人酷評してしまう
「素敵なアレンジだよね私も知らない人からのキスで目覚めたくないしずっと思ってた人と結ばれるのっていいなぁ」
「え～菖蒲（あやめ）逆に嫌かもぉ～そういう長年の想いが美化されるのって少し重いってゆうかぁもっと軽く恋愛した方が楽しくない？」
「菖蒲は奔放だから・・・」「皆が真面目すぎなんだよぉ」「少しは手伝え」
ここであからさまにモブじゃない大コマで新キャラのツインテ女子その名も菖蒲（あやめ）が現れる

劇は後半になり主役の雛が演じ続け大喜は一旦控室で台本を暗記し続け裏方の匡がモブ男子に反応
「劇も後半か・・・大喜はキスシーンに向けて必死だな・・・」「1番の見せ場だから」
「そういやささっきの話だけどほら異性の友達と恋人の違いってやつ」「あぁその話」
「兄貴が言ってたの思い出したんだけどズバリ『キス出来るかどうか』だって」
モブ男子の鋭い一言にゴホゴホ咳込む匡
暗記中の大喜の耳にも入るがよく聞こえなかったらしくキス？気のせいか？とつぶやいて必死に暗記し続ける

「まっ自由人の兄貴の意見だけど友情の一線を超えるかどうかは触れたいと思うかどうかなんだとさ」「その基準だと大喜は・・・」
大喜の事を心配する匡
「ナンノ話してんの？」「耳に入れるな」「え？仲間外れ？」
気付いた大喜が聞き返すも匡は先ほどまでの話を止めて大喜の耳に入れないようにする
大喜の胸中
確かに今は劇に集中！雛にも頼まれたんだ親友としてって・・・

そして舞台では遂に眠れる雛雪姫を王子大喜がキスで起こすシーンになっていた
雛の唇に顔を近付けて大喜がキスしたフリをすると見開きページで雛が目をパチっと開けて目覚めて笑顔で話す
「王子さまっ！寝込みを襲うとはどういう了見で？」
目覚めた雛の一言に大喜は驚いたような顔をする
「あれもアレンジらしい」「強気ね」
針生がまた花恋に説明
大喜の胸中
良かったこれでほぼ終わり・・・残すはエンディング・・・

大喜が安堵した瞬間くす玉が割れる事もなく本体丸ごと落ちてきて大喜が瞬時に気付いて雛を庇う
「雛危ないっ！」「え？」
大喜が雛に覆いかぶさり自身の背中でくす玉を受け止めこの瞬間くす玉が割れて観客の目にも止まっていく
大喜の唇と雛の唇が当たったように見える事故キス（？）紙吹雪舞い落ちる見開きページがドーン
割れたくす玉からおめでとうの文字が入ったものまで出てくる

「大丈夫ですか？？ケガは・・・」「申し訳ありません一旦劇を中断・・・」「なぁ今のさ唇当たってなかった？」「じゃあキスしたってこと！？」
「気のせいじゃないの？紙吹雪でちゃんと見えてないでしょ」「それより心配してあげなよ」「でもさー俺にはキスしてるように見えたって！」
観客が一斉にざわざわ騒ぎ出してしまう
花恋は千夏の顔を恐る恐る見ていた
何ともいえない複雑な表情を浮かべた千夏の顔で見開きページがドーン
最終ページのアオリ　騒つく空気、千夏の心は・・・

【三浦糀】アオのハコ バレスレ★7箱目

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