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海遊館について 其之四

1 :Zoo Zoo Zoo:2014/08/30(土) 15:52:10.90 ID:12gLkbZe0.net
環太平洋火山帯とそこで育まれる生命を巡る旅へ
大阪市港区天保山の天保山ハーバービレッジにある人気水族館「海遊館」について語りましょう

海遊館公式サイト
http://www.kaiyukan.com/
ブログ「海遊館日記」
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海遊館について 其の三
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/zoo/1284040550/

前スレ末期からの論争は、変なのに絡まれるから禁止

151 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/18(月) 16:48:13.57 ID:uIEjSaYt0.net
都構想否決で水道記念館の再開はあるのか?

次は20日の世動水除名問題。

152 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/22(金) 22:08:58.22 ID:5LYLAjEI0.net
 
残酷とは何なのか…「反論せぬ」JAZAに不信

 公益社団法人「日本動物園水族館協会」(JAZA)が20日、加盟する国内の水族館に追い込み漁で捕獲したイルカの入手を禁じ、「世界動物園水族館協会」(WAZA)に残留する道を選んだ。

 一夜明けた21日、イルカを飼育する静岡県内の3水族館からは「決定に従う」との声がある一方で、施設運営への影響を懸念してJAZAからの脱退を示唆する声も出た。
一方的なWAZAのやり方への不満に加え、繁殖が難しく、将来、飼育頭数が減るのではないかという不安が背景にある。

 静岡県沼津市のあわしまマリンパークでは21日、イルカのショーが平常通りに行われた。演じるのは和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたメス「ルカ」(推定4〜5歳)。水しぶきを上げながら、豪快なジャンプなどを次々と繰り出す。

 観客席(約200席)は団体客と乳幼児の親子連れなどでほぼ満席。大技のたびに会場は拍手と歓声に包まれる。JAZAの決定について、来場した市内の20歳代の夫婦は「イルカのショーは水族館の代名詞。存続してほしい」と話す。

 マリンパークでは、計3頭のイルカを飼育する。全て同町の追い込み漁で捕獲され、ルカは3年前、他の2頭は今年1月にやって来た。「ショーデビューまでの訓練期間は1年ほど。“新人”は現在、修業中です」と飼育担当者は語る。

 「決定は残念の一言。伝統的、合法な追い込み漁は捕獲計画も科学的根拠に基づく。WAZAの言う『残酷』とは何なのか。
日本側に回答を示さず、一方的に残留か脱退かを迫るWAZAと、反論しないJAZAに不信感を抱いている」と、マリンパークの佐藤充館長(40)は語る。

 その上で「捕鯨問題と同じで、欧米の価値観で問題解決を迫ってくる。対話すらなく、日本の伝統文化を否定する組織に残留する必要性はない。今後、JAZA脱退も選択肢の一つとして検討する」と話す。

 静岡県下田市の下田海中水族館の浅川弘営業課長も「JAZAには追い込み漁は正当だというこれまでの主張を貫いてほしかった」と話し、「将来的にイルカの入手が困難になった場合、JAZAからの離脱を検討する状況がありうる」とした。

 追い込み漁でのイルカの入手を断念する場合、新たな入手方法が課題となる。イルカの個体数維持に向け、繁殖を目指す意見もある。

 沼津市の伊豆・三津シーパラダイスは、太地町の追い込み漁捕獲分を含め19頭のイルカを飼育する。

 運営する伊豆箱根鉄道の広報は「JAZAの決定に従う。今後、繁殖努力で個体数を維持するしかなく、それには他施設との連携強化が必要になる」とした。

 ただ、道のりは簡単ではなさそうだ。佐藤館長は、「繁殖には新たな施設整備と維持管理が必要になり、地方の水族館は経営面の理由などで負担が大きく、極めて困難」と説明する。

 マリンパークも繁殖に取り組むが、ここ数年は死産続き。10年ほど前には赤ちゃんが誕生したが、島の周囲に網を張った専用プールに流れ込んだ漂流ゴミをのみ込んで死んだという。

 県内の関係水族館は、今後、イルカをどう確保していくのか、新たな問題が突き付けられた形だ。

153 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/23(土) 22:41:48.55 ID:6haT7JTI0.net
 
大分の水族館「協会脱退も選択肢」 イルカ問題

 日本動物園水族館協会(JAZA)が世界動物園水族館協会(WAZA)への残留を決め、和歌山県太地町(たいじちょう)からイルカを購入できなくなる見通しの大分市の水族館「うみたまご」。
田中平館長(59)は21日、「JAZA脱退も選択肢の一つ」などと述べ、ほかの水族館と連携して協会を抜ける可能性を示唆した。

 うみたまごの経営会社マリーンパレスは、津久見市の「イルカ島」と合わせたイルカ27頭のうち、26頭を太地町から購入。
だが、WAZAは、太地町の追い込み漁によるイルカ捕獲を「倫理規定に違反する」としてJAZAの会員資格を停止し、購入をやめなければ除名すると通告していた。JAZAは20日、加盟152施設の投票結果を受けて残留の希望をWAZAに伝えると決めた。

 田中館長は21日、うみたまごで記者会見を開き「追い込み漁はイルカを傷つけず捕獲する最良の方法」とした上で、「水族館が繁殖に取り組むのは使命だが、1〜2年でできることではない。1カ月でイエスかノーか求めることに憤りを感じる」と強く反発した。

 今後については「JAZAにいる間は従うしかないが、脱退も選択肢の一つ。各地の水族館と同じ方向性を作れるよう話し合う」と述べた。28、29日に兵庫県姫路市であるJAZAの総会で協議する考えを示した。

 同社は、繁殖で現在の頭数を維持するには、新たに10億円超を投じて施設を造る必要があると説明している。イルカが繁殖可能なほど育つには約10年かかるという。同社はこれまでも繁殖に取り組み、出産は2回。だが、死産や事故死にみまわれ、繁殖に成功していない。

 6月には神奈川県藤沢市の「新江ノ島水族館」から繁殖経験があるオスのイルカを借りるという。

154 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/24(日) 09:41:52.44 ID:NnWu6B/80.net
「海遊館」全株を近鉄に売却 大阪市が議案提案 2015.5.23 07:35更新 - 産経WEST

 大阪市港区の水族館「海遊館」を運営する第三セクター「海遊館会社」の筆頭株主の大阪市は22日、保有株式全1万株を24億8千万円で近鉄グループホールディングスに売却する議案を市議会に上程した。

 しかし、過去に近畿日本鉄道への売却計画が議会の反対で白紙になった経緯もあり、市議会は黒字経営会社の株式売却について、慎重に議論するとみられる。

155 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/24(日) 22:44:44.88 ID:sctVyhyX0.net
?偏向報道に通じる歪んだ視点は朝日新聞の十八番でもあるが、朝日に劣らぬ偏向という厄介事が、日本にまた災いをもたらそうとしている。世界動物園水族館協会(WAZA)から日本動物園水族館協会(JAZA)への通達――、会員資格「停止」問題である。

?面倒臭いから「世界協会」「日本協会」と略すが、何故、世界協会が日本協会の会員資格を停止(=除名処分)したかというと、日本の水族館は、和歌山県大地町で行なわれる「追い込み漁」で捕獲したイルカを入手しているから、というアンビリーバブルな理由からだった。

?彼らは、大地町で行なわれるの追い込み漁が「残酷」だと言うのである。

?日本動物園水族館協会に加盟している国内の水族館は全部で六十三施設(動物園八十九施設)。
そのうちの三十四施設で三七九頭のイルカが飼育されているが、それらのほとんどが大地町から購入したイルカだ。売買されるイルカは毎年二〇〜四〇頭前後になるそうだが、それがいかんと世界協会は言うのである。

?ご存じのとおり、大地町のイルカ漁は日本の伝統的な漁だ。
が、ご存じのとおり、クレイジー・エコテロリスト集団「シー・シェパード(幹部はキャロライン・ケネディ駐日大使の従兄弟)が激しく批判し、現地での執拗な抗議活動(という名目の嫌がらせ)を続けていることでも知られる。
彼らが隠し撮りで撮った『ザ・コーブ』という作品は、厄介なことにアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したりもした。

?おそらくは、エコテロリスト集団(幹部はキャロライン・ケネディ駐日大使の従兄弟)の主張を支持しているのだろうが、
動物園と水族館の国際組織・世界動物園水族館協会は、大地町のイルカ漁と、その追い込み漁で捕獲される野生イルカを日本の水族館が購入していることを「問題視」し、このたびの資格停止を議決した。

?大地町の追い込み漁は、世界協会の「倫理規定」に反する、と言うのである。
?で、私たちはあ然とするのである。偉そうに言うけど何なの、倫理規定って。

?昨年の会合で、世界協会は向こう二年間、追い込み漁で捕獲したイルカの入手を停止するよう日本側に求めていた。しかし、日本協会はその提案を拒否。
追い込み漁は国内法で認められ、水族館も法に従ってイルカを購入していることを説明したうえ、イルカへのストレスを軽減する目的で、追い込みの速度を緩めるなど改善策を採用したと報告していた。今回の資格停止処分は、そのさなかでのことだった。

「交渉中だったのに、唐突な通告で非常に残念」

?日本動物園水族館協会の長井健生専務理事はこう言い、大地町立くじらの博物館・桐畑哲雄副館長はこう憤った。

156 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/24(日) 22:48:54.39 ID:sctVyhyX0.net
「感情的な決定で、イルカの追い込み漁が槍玉に挙げられている。追い込み漁の見た目はインパクトが強いが、必要以上にイルカを傷つけることなく捕獲できる優れた方法だ。
日本政府と和歌山県が許可している正当な漁業だ。追い込み漁で捕獲されたイルカを入手することは、何ら恥ずべきものではないと考えている」

仁坂吉伸和歌山県知事も、今回の資格停止を批判した。

「水族館は捕ってきたイルカを展示する。養殖して繁殖させたものだけなら、展示は何分の一かになってしまう。希少種なんて、養殖は絶対にできない。世界動物園水族館協会は考える能力のない組織かもしれない。これは世界中からのいじめだと思う。フェアに考えてもらいたい」

思わず同調してしまう。世界協会の本部はスイスに置かれているが、ほとんど知られていないとはいえ、スイスには、韓国同様に「犬食」の文化があるではないか。犬は食ってもいいが、イルカの追い込み漁は残酷だからダメ、とでも言いたいのだろうか。

犬食の是非はさておき、日本協会の資格が停止されるとどうなるか――?

これが、大問題なのである。資格がなくなると、日本の水族館と動物園は、海外から珍しい動物、魚を入手することができなくなるのだ。
たとえば、スマトラトラやレッサーパンダ、アムールヒョウといった希少種だ。こうした希少種を含めた珍しい動物、魚を海外の動物園・水族館とやり取り(貸し借り)するには、世界協会のネットワークが不可欠になり、世界協会の仲介が求められる。

会員資格の停止は、今後、世界協会の仲介もネットワークも頼ることができなくなるということだ。
だから、日本の動物園や水族館には、新しい動物、魚が入ってこなくなる。追い込み漁で捕獲したイルカを購入しているというただそれだけの理由で、世界協会は日本協会の会員資格を取り上げた。

大地町からのイルカの購入をやめなければ除名する――、なんてのは、私には「脅し」にしか感じられないが、自分たちの倫理規定に反するからとの理由は、朝日新聞も真っ青の偏り具合だ。

何故、追い込み漁が残酷なのか、日本協会は説明を求めたが、世界協会からの回答はないまま、資格停止が決められた。やり方が、実に姑息でアンフェアだった。

世界協会のエゴのゴリ押しは、しかし、日本協会にすれば死活問題にも等しく、日本協会は加盟する六十三の水族館と八十九の動物園に、世界協会から「離脱」するか「残留」するかのアンケートを行なった。有効票は一四二票。うち九九票が残留を希望、四三票が離脱と回答した。

結果、日本協会は、世界協会への残留を希望する旨を伝えた。

日本協会は、今後、加盟の水族館は大地町のイルカを購入しないことを約束した。しかしこの決定は、イルカを飼育する水族館に、自力での繁殖を強いることにもなった。イルカの繁殖は難しく、技術はまだ確立されていないというレベルだ。

バンドウイルカの寿命は平均四〇〜五〇年だから、いますぐに影響は出なくとも、繁殖できなければ、数年後には「イルカショー」がなくなる可能性もある。
イルカそのものが水族館から消えることだって考えられる。大地町からイルカの入手を継続するため、日本協会を脱退する水族館が出てこないとも言い切れない。

昨年、大地町は小型のクジラを含め計九三七頭を捕獲し、バンドウイルカ四〇頭など八四頭が水族館や動物商に売られた。イルカ一頭の値は約一〇〇万円ほどだから、日本協会の決定は大地町の経済にも打撃を与える。

「追い込み漁は残酷な手法ではないと一貫して主張してきたが、残念ながら理解してもらえなかった」

日本協会・荒井一利会長が無念をにじませた。
静岡県「下田海中水族館」の湯川弘営業課長もこんなことを言って肩を落とした。

「追い込み漁で水族館用のイルカを捕獲するのは決して残酷な方法ではない。間違った外国の考えに屈するようなかたちになった」

157 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/25(月) 21:27:11.93 ID:C2IN88zc0.net
 日本動物園水族館協会(東京)が和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を会員施設に禁止したことを受け、
イルカを現在飼育する三十四の会員施設のうち五施設が、太地町からの入手を継続するため、協会脱退を含めた検討をしていることが二十四日、共同通信の各施設への取材で分かった。
ほかに二施設が、将来的に脱退を検討する可能性を認めた。

 一方で残留を明言したのは全体の半数近くの十六施設。七施設は未定、四施設は回答しなかった。

 イルカの寿命は最長三十年前後で、毎年入手する必要はないが、繁殖は容易ではない。今後、脱退の動きが広がるかに注目が集まりそうだ。

 追い込み漁のイルカ入手を禁止した後の二十二〜二十三日、会員施設に電話で今後の方針や繁殖についての考えを聞いた。

 脱退を含めて検討していると答えたのは、登別マリンパークニクス(北海道)、あわしまマリンパーク(静岡)、下田海中水族館(同)、くじらの博物館(和歌山)、大分マリーンパレス水族館うみたまごの五施設。

 一部は自前での繁殖に成功している。ある館長は「協会は水族館を切り捨てた。花形のイルカが消えてお客さんが二〜三割減れば、倒産は避けられない」と憤る。

 全体の半数以上の施設が「繁殖に取り組む」としたが、繁殖用プールがない施設や雌しか飼育していない施設も多く、館長らは「設備だけでなく技術的な問題が大きい」「出産は十例以上あったが、一頭も育っていない」などと訴えた。

 追い込み漁を問題視する世界動物園水族館協会(スイス)は、日本協会の会員資格を停止している。今回の禁止措置を受け、世界協会は日本協会に対し、太地町からイルカを入手し続ける水族館が日本協会を脱退するのかを質問する方針を明らかにしている。

 日本協会は二十八日から、兵庫県姫路市で総会を開く。幹部は「将来、イルカを入手する必要に迫られて脱退する会員が出てくる可能性は高い」と話している。


◆水族館館長「太地の否定はできない」

 イルカの入手方法をめぐり、日本動物園水族館協会に加盟する三十四施設のうち五施設が、脱退を検討するなど揺れている。
その一つ、静岡県沼津市のあわしまマリンパークの佐藤充館長は、「合法的な漁でのイルカ入手を一方的に禁止することは疑問。話し合いもできない世界動物園水族館協会とつながる必要があるのか」と脱退を視野に入れている理由を説明した。

 同館のバンドウイルカ三頭は、和歌山県太地町から調達した。倫理規定に触れるとする世界協会の主張に従えば、「資源を減らさないよう配慮している太地町のイルカ漁の否定になる」と考えている。

 繁殖にも取り組むが、過去に約四十頭生まれた赤ちゃんイルカで成長したのは三頭。海中のポリ袋を間違えて食べて死ぬこともあるため、繁殖に重点を移す場合は、陸上プールを新たに整備する必要に迫られ、コスト上の問題が生まれる。

 今後、追い込み漁に頼らないイルカの捕獲方法があるかを調べた上で、脱退するかどうかを判断するつもりだ。

 残留か脱退かは「未定」と答えた名古屋市の名古屋港水族館は、二〇〇一年春にイルカを含む鯨類の飼育を始めた。
一三、一四年に生まれたバンドウイルカと、〇九年に生まれたカマイルカなど計六頭の子どもが順調に育つ。日登(にっと)弘館長は「生き物を飼う以上は繁殖に努め、生命のつながりの象徴である親子の姿をお見せするのが使命だと思う」と話しており、繁殖に注力する構えだ。

 ただ、全部で十六頭いるバンドウは同館生まれの個体をのぞく十四頭の入手元が太地町で、カマも三頭中一頭が同町からの購入。
「繁殖だって当然、最初のカップルが必要だった。親イルカがどこから来てくれたのかに思いをはせれば、太地に後足で砂を掛けるような振る舞いや発言はできない」と日登館長。“外圧”で多くの水族館が選択肢を狭めざるを得ない事態への割り切れぬ思いものぞかせた。

158 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/26(火) 20:54:13.03 ID:HWEcWsIE0.net
 
またまた和歌山県太地町の「イルカ漁」が叩かれている。

世界の300を超える施設が加盟している国際機関「世界動物園水族館協会」(WAZA)が太地町のイルカ追い込み漁が「倫理規定」に反しているとして批判。
これによって捕獲されたイルカの購入を続けるようなら除名すると日本動物園水族館協会(JAZA)に迫り、同協会がこの“圧力”にひれ伏したのである。

会員の半数以上(89会員)を占める動物園にとって稀少動物の繁殖を行うには、JAZAからWAZAへという国際ネットワークは必要不可欠だ。
多種多様な稀少動物とイルカを天びんにかければ、WAZA脱退という選択は現実的ではない。JAZAの構造的な弱みにつけこんだWAZAの“作戦勝ち”といえる。

欧米ではサーカスの象に対しても「残酷だ」なんて批判もある、海で泳ぐイルカくんをとっ捕まえて水槽に入れて芸を仕込むことに対しても激しい拒否感がある。
WAZAも彼らのパートナーである「国際自然保護連合」(IUCN)も10年以上前から難癖をつけているので、さして驚くような話でもないのだが、問題はなぜこのタイミングで強硬な態度に出たのかだ。JAZAの荒井一利会長が記者会見で興味深いことを言っていた。

「WAZAの通告の裏には反捕鯨キャンペーンがあったと思う。いじめという言葉が妥当かは分からないが、圧力があったのは間違いない」

要するに、反捕鯨団体から突かれたWAZAがJAZAに圧力をかけて太地町のイルカ漁追い込み漁を行わせないように追い込みをかけた、という構図なわけだ。

確かに言われてみると、そう思えるような「伏線」もある。従軍慰安婦問題などでちょいちょい名前がでてきた「国際司法裁判所」が日本の南極海調査捕鯨の中止を命じたのが2014年3月。
その半年後のIWC(国際捕鯨委員会)総会では、明らかに日本を標的としたミンク鯨の捕獲拡大案も否決されている。
事前に海洋生物学の専門家で構成されるIWC科学委員会からは捕獲を続けて問題のない豊富な資源量だと「内定」をもらっていたにもかかわらず、欧米諸国から「やっぱかわいそうじゃん」と覆されたのだ。

ただ、日本も黙って引き下がるわけにはいかない。来年のIWC総会の結果いかんでは、国際司法裁判所にIWCの決定無効を求めて逆提訴をする準備を水面下で進めており、その中心人物が鶴保庸介参議院議員だ、と情報誌『FACTA』が伝えている。

鶴保議員といえば、太地町が選挙区ということもあり、「シーシェパードを入国拒否にすべき」なんてことも訴えるので、反捕鯨団体からすれば“目の上のたんこぶ”ともいうべき憎き存在だ。

太地町を締め上げれば、かわいいイルカちゃんも助かる、小生意気なクジラ議員にもダメージを与えることができる、こりゃ一石二鳥だわ、と反捕鯨団体が喜んだかどうかは知らないが、圧力をかける「動機」としては分からない話でもない。

ただ、個人的には今回はそういう話ではなく、関係各位の「ビジネス」における戦略だった思っている。

追い込み漁で捕獲されたモノを買えない場合、日本の水族館に残された道は「繁殖」と「迷いイルカ」のような“自然保護ルート”しかないのだが、まず日本には繁殖のための設備やらノウハウがない。
となると、WAZA加盟の欧米の水族館関係者にすがるしかないのだが、もちろんタダなわけはないので人材育成、設備、研修……とさまざまなビジネスチャンスが欧米の水族館業界に転がり込む。
また、“自然保護ルート”を活用させていただくとなると、イルカを保護する自然保護団体関係者にもさまざまな形で“ご指導”していただくことになるので彼らへのフィーも発生していく。

つまり、今回の圧力によってイルカビジネスのボトルネックを日本の漁村から剥奪して、欧米の水族館、自然保護ビジネスに関わる人々の元へもってくることができたというわけだ。だが、そんな彼らよりも“旨味”を得た人々がいる。

他でもない反捕鯨団体だ。

ご存じの方も多いと思うが、反捕鯨団体に限らず動物愛護団体には多額の寄付が寄せられる。
個人はもちろんのこと、「自然保護」などでブランディングしている企業のスポンサーも受けている。アウトドア用品などを扱うパタゴニアや、化粧品や入浴剤などを扱うラッシュなんかが有名だ。

159 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/26(火) 20:58:07.61 ID:HWEcWsIE0.net
この手の「寄付ビジネス」というのは闘争がうまく「見える化」していないと回らない。
愛くるしい動物を自分たちの利益のために残酷に殺すという悪者の前に、信念をもつ活動家たちが立ち塞がるという分かりやすい構図によって、ハリウッドセレブとか環境系企業からチャリンチャリンという流れができるのだ。

実際に産経新聞が入手したシーシェパードの活動報告書によれば、2004年の収入は120万ドル(約1億4000万円)に過ぎなかったが、2012年では1365万ドル(約16億2000万円)に拡大。
この8年で11倍強という急成長の原動力はなにかといえば、日本の捕鯨船への体当たりやらイルカ漁の網を切るなどの“過激なパフォーマンス”が世界的に注目されたことが大きい。
環境をテーマにした専門チャンネル、アニマルプラネットでは「クジラ戦争」なんてレギュラー番組ができたし、OBが制作したドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』はアカデミー賞もとった。

つまり、シーシェパードのような反捕鯨活動事業というのは、日本のような「敵」がいて、バチバチと火花を散らすことで右肩上がりの成長ができるというわけだ。

そう考えて、彼らの市場環境を見てみるとどうか。先に述べたように、IWCと国際司法裁判所によって調査捕鯨自体が「絶滅危惧」へと追い込まれている。
実はこれは反捕鯨団体にとって最もマズい。「敵」がいなければ寄付が集まらないし、「イルカとクジラの味方」という事業の根幹も見直さなくてはならないからだ。

ならば、どうするか。もしも自分が反捕鯨団体ならば、相手に適度な嫌がらせをするだろう。追い込むことで窮鼠猫を噛むではないが、逆上してより過激により独善的になる。その方が、かわいい動物を大量殺戮する「ヒール」にふさわしくないか。

JAZAへ圧力をかければ、太地町について離脱する水族館も現れる。怒りにふるえる漁業関係者が過激な活動に走るかもしれない。
日本の伝統を守れという世論が高まれば、調査捕鯨もガチガチに態度を硬化していく。そうなれば、シーシェパードが正義の暴力を行使する「大義名分」ができて、寄付もじゃんじゃん集まるというわけだ。

そんなの妄想だと思うかもしれないが、こういう包囲網を使って国際的に孤立させ、「ほら、あいつら野蛮でしょ、やっつけちゃいましょうよ」ともっていくのは先の大戦から使われる欧米の常套手段でもある。

反捕鯨のルーツを探っていくと、1972年に米国で制定された「海産哺乳動物保護法」が大きな影響を及ぼしているといわれる。この法律に署名をする時、ニクソン大統領は「私はこの法律の効果を世界中に広めたい」と言った。

本人たちの気分は良いだろうが、押し付けられる側はたまったものではない。
水産ジャーナリストの梅崎義人氏は『動物保護運動の虚像』(成山堂)のなかで、動物愛護ということでよその国にズカズカと土足で入り込んできて、そこで暮らす人々を悪役に仕立てあげるスキームを「環境帝国主義」として厳しく批判している。

160 :Zoo Zoo Zoo:2015/05/27(水) 18:29:43.41 ID:Bs+w6a2O0.net
サイバー攻撃で飼育員の情報ネット流出

水族館で展示するイルカの入手方法を巡って国際組織から批判を受けた、日本動物園水族館協会の会員用のホームページが、サイバー攻撃を受け、全国の飼育員の電話番号やメールアドレスなどが流出していたことが分かりました。
攻撃は、国際的なハッカー集団「アノニマス」を名乗って行われていて、協会は加盟する施設に注意を呼びかけました。

日本動物園水族館協会によりますと、ことし3月、加盟する施設やその飼育員などの情報がネット上に公開されていると、警察などから協会に連絡が寄せられました。
公開されていたのは加盟する施設の飼育員などおよそ2350件のメールアドレスと電話番号などで、加盟する152の動物園や水族館などのうち少なくとも130余りの施設に所属する人の情報が公開されていました。
これらの情報は、協会の会員専用のホームページがサイバー攻撃を受けて流出したものとみられ、このページには、イルカなど会員の施設が飼育している生物の入手や繁殖の記録なども保管されていました。

このため協会は一時ホームページを閉鎖し、セキュリティー対策を強化するとともに、会員に注意を呼びかけました。
ネット上に公開された情報には、国際的なハッカー集団「アノニマス」の署名があり、水族館でのイルカやシャチの展示や捕獲に抗議するメッセージにつながる情報が載せられていました。
日本動物園水族館協会は、加盟する水族館がイルカを「追い込み漁」で入手していることについて批判を受け、今月20日、こうした捕獲方法をやめることを国際組織に伝えています。
日本動物園水族館協会の岡田尚憲事務局長は、「これからも狙われるおそれがあるので、再びこのようなことが起きないよう対策を強化したい」と話しています。

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