【咲-Saki-】須賀京太郎カプ総合スレ131

名無しさん＠お腹いっぱい。

※某北海道ローカル番組パロ

（ナレーション：竹井久）
前回（※存在しない）、夏野菜で料理を作ろうということでその調理担当、即ちシェフとなった須賀。
本人もわざわざメニューを事前に用意するほどやる気に満ち溢れていたが、車で移動した先はなんと開墾もされていない農場であった。
買ってくるから今すぐ作らせろとゴネる須賀だが、竹井元部長は「食材がないからここで野菜を作ろう」とこれを一蹴。
彼は事前に知り合いの執事に用意して貰っていたパイ生地を腐らせることになってしまうのだった。

その一か月後、シェフ須賀は今度こそ料理を作ると意気込みながら野菜を見に行くということで先の農場にミス（優希）、エトペン、竹井、染谷部長、衣装担当の加藤と向かう。
そこには順調に成長を続ける野菜があり、一同は歓喜の渦に包まれる。

そして収穫は調理の直前ということで、まず準備を進めるために用意した調理器具の確認をしていた所、なんと加藤が食器を用意していなかったことが発覚した。
盛り付ける為の食器がなければ食事の配膳は出来ない。当然のことである。

「加藤さん貴女…食器は？」

嫌な予感が胸をよぎるシェフ須賀。その予感は的中し、一同がどうするのかと揉める中でミスが「皿作るじぇ」と提案した。
竹井はすかさずその案に乗り、これまたゴネる須賀を言葉の勢いでまたも一蹴するのだった。

「皿！皿作るじぇ！」
「なるほどぉｗｗｗｗｗｗｗ」
「なるほどじゃねえんだよォ！！ｗｗｗｗｗ」

視聴者の皆様は既にお気付きであろう。そう、加藤が食器を忘れたのは予定通りであり、それを作りに行くのは須賀とエトペンを除く部員の間で既に決定していたことだったのだ。

「いーよもう…慰めんなよ！お前！！オラァ！！！」ﾄﾞｶｯｸﾞｷｯﾄﾞｼｬｧｯ
「……っ！……っ！（悶絶）」

またしても騙されることになったシェフ須賀。彼は事前に用意して貰っていたパイ生地を二度も腐らせることになるのだった。

― ここでナレーション終了 ―

― 出発直後車内にて ―

「ちょっと揺れるわよー」

ビシッ！ドカッ！ボカッ！ガタッ！と荒れた道を行く車がその車体を大きく揺らす。
先の件で既に精神的に応えていた京太郎はあまりの出来事の連続に思わず笑いだしてしまう。

「パイ生地をねぇ～、また持ってくるとはねぇ～…ｗｗｗ」

「忙しい中練って貰ったんだぁ…その代わりってことで衣さんの相手もめっちゃしたよ…」

知り合いの執事に頼んだご自慢のパイ生地である。
その後しばらくある少女がその執事に「今日は京太郎は来ないのか」と聞く日々が続くがそれはまた別の話。

「そういえばハギヨシさんに『また騙されてはいませんか？須賀君、今回は辞めておいた方が宜しいのでは？』って言われてるところを」
「『何言ってんですか！そんな訳ないでしょお？前回野菜を作ったんだから、今回は収穫ですよ』と…」

「なんで萩原さんの言うこと聞かないのよ…ｗ」

「ふっふふ…ｗｗｗｗ」

「普通の人分かるのよね大体…」

「分かんだなあ普通の人は…『あんたダマされてんだから』ってなぁ…」

車内は笑いに包まれる。その後ろで角のような髪型が特徴的な少女が顔を隠している。