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物理化学の教科書でお勧めは?その5

71 :あるケミストさん:2018/10/13(土) 16:54:10.47 .net
J. N. IsraelachiviliのIntermolecular and Surface Forcesは確かに高名で偉大なtextであるが, Colloid Scienceはそれだけで済むほど小さな世界ではない

日本化学会編の以下の4冊
コロイド科学 I. 基礎および分散・吸着, II. 会合コロイドと薄膜, III. 生体コロイドおよびコロイドの応用, IV. コロイド科学実験法
は必読. 特に第4巻は実験台の傍らに常備すべし

入門者には名著, 北原文雄「界面・コロイド化学の基礎」を推す. Colloidの理解に必須なgistを150頁程度に非常に巧くまとめてある. text自体は短いが説明は丁重で, 誤解されることを防ぐための工夫が随所に凝らしてある. 説明の巧みさは見習いたいと常々思う.

他の専門書として
近藤精一, 安部 郁夫, 石川 達雄「吸着の科学」
小野周「表面張力」
北原文雄, 古澤邦夫, 尾崎正孝, 大島広行「ゼータ電位 微粒子界面の物理化学」
小林敏勝「きちんと知りたい粒子分散駅の作り方」

読み物として
「コロイド化学史」「超撥水と超親水」「微細構造から考える表面機能」

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