【金スマ殉愛】たかじん嫁さくら【百田尚樹】★486

可愛い奥様

>>643続き
＞ASPとは長年、新聞記者として政治の傍らにいた三宅さんが、日本の伝統や国柄ですら壊し兼ねない民主党政権に危機感をもって再度の安倍登板を切望し、「最後のご奉公」と自らが立ち、各界に広く賛同を求めた、まさに「安倍（A）」再生（S）プロジェクト（P）」なのである。
＞「俵山会議」の数ヵ月後のことであった。二〇一一年七月、赤坂ANAインターコンチネンタルホテル東京。
＞四〇四号室、会議室と呼べるほど決して広い部屋でもないが、立派な机と十脚ほどの椅子が用意されていた。秘密裡の会合である。
正面議長席に三宅さんが座っていた。参加者には小堀桂一郎、すぎやまこういち、米長邦雄、金美齢、日下公人、内館牧子、花田紀凱……
会合名は、まさに「安倍再生プロジェクト」ASPであった。
＞「安倍再生プロジェクト」は数回の会合を重ねてのちに各界への拡がりを見せ、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」となった。この有志の会には、津川雅彦、山本學、奥田瑛二等の俳優陣、百田尚樹、小川榮太郎等の作家陣も加わった。
＞話を「俵山会議」に戻そう。静謐のなか、男たちが泣いている。
日本の将来を憂い、安倍さんへの奮起を促すために安倍さんを囲み、三宅さんも眼を赤くし、たかじんも勝谷も泣いていた。

いせきたけちか
メディアプロデューサー。佐賀県唐津市出身。広告代理店を経て契約社員として関西テレビ勤務、数々のドラマ・バラエティ番組に携わる。主な番組は「たかじんのそこまで言って委員会」「紳助の人間マンダラ」「とんねるずのハンマープライス」など。