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窪田ミナ part1

44 :名無しのテーマ:2011/08/14(日) 15:37:35.90 ID:LlHjcO4q.net
JOC出身者はもともと作曲能力があるので、その勢いで音大作曲科に行き、
様々な音楽ジャンルの分析&データベースを自分の中で構築して、商業作曲家に
なるわけか。JOC出身者としては最上級レベルだろうな。
窪田ミナはガチで商業音楽を専攻しているようだから、劇伴音楽は超得意だろうな。

劇伴音楽の肝は、短時間の楽曲へ、泣きや笑いを連想させるコード進行&メロディーをどれだけ
バランスよく突っ込めるかどうか、だ。
泣きや笑いというのは、結局ドミナント(V)→トニック(I)への移動の間に、どれだけ不安定なコード(テンションコードなど)を
詰められるかであり、それは感情に合わせてほぼパターン化されている。
(マーラー系のクラシックをベースに、宗教音楽、ジャズ、プログレ等の知識が必要)
商業音楽は、そのパターンを徹底的に分析しており、必要に応じてつなげて提供される。

そういうわけで、窪田ミナの特徴はこんなところだな。
・音大(それも商業音楽)出身者ならではの豊富な楽曲知識+独特のコード進行をマスターしている。
・「そんなに不自然ではない」転調を多用している。
・コードの付け方がかなり繊細で、注意深くテンションコードなどを多用している。
・編曲もピアノベースと繊細である。

例えば「モーメント」の1:49〜2:06辺りのインターバルの、調性感が無い下がり転調コード進行は、彼女の特徴的なコード遣いだ。
ベース音はなじみやすいものを遣い、上に注意深くテンションコードを載せている。
最初の4小節に対して、次の4小節は微妙にコードが違う。最初の方は不安さ、後の方は決意を表すようだな。
http://www.youtube.com/watch?v=_ebDVqkw9f8

彼女の弱点は、転調を多用し過ぎるため難解になる傾向があり、楽曲として一般受けしにくいことだ。
同じ事は管野よう子にも言えるが、彼女はそこは分かっているようで、多用してもし過ぎてはいない。
それと、編曲、コードの当て方など繊細過ぎる気がする。たまにはガツーンとしたのを作って欲しい。
あ、モーメント(CD)は購入した。次回作も楽しみにしているよ w

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