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カレー大好き!40皿目

28 :ぱくぱく名無しさん:2020/03/10(火) 23:10:56.37 ID:H2v4yKqk.net
>>25

「書いてあること」への絶対視は、「料理の作り方」についても見られる。
「本 に書いてあることは正しいと思うので、本の通りに分量を計って作ったときには『味み』をしない」と言う主婦(四〇歳)や、
「じっくり手をかけた料理とは、自分の感覚なんかに頼らずに、本を見て書いてある通りに作る料理だと思う」(三一歳)、
「本に書いてあるレシピ通りに作ることは、手を抜かない料理の仕力だと思う」(三三歳)、「来客などで大事なときは、本に書いてある材料で、決められた通りきちんと計って作る」(三九歳)などの発言も聞かれる。
「いちいち本を見なければできない」のではなく、 書いてある通りに作ることは「ていねいな料理」を意味するようになってきているのだ。
書いてあることか一つでないときには複雑になる。
同じ酢豚でも「本に書いてある作り方」と「酢豚用調味料のパッケージ裏面に書いてある作り方」では肉の下調理の仕方が違っていることに気づいた主婦(四〇歳)は、両方を見て時に応じてどちらにするか判断するのではなく、
本を見て作るときには肉に丁寧な下調理をして、市販の調味料で作るときには肉はそのまま使わなければならないと思っている。
それぞれの「書いてある通り」にしなければ上手くいかないのではないかと思うからだそうだ。
「育児講座で習った海老鮫子の作り方には『殻付き海老使用』と書いてあったので、その理由や違いは分からないが、剥き海老は使えない」と、わざわざ殻付きを買ってきて利いている主婦(三五歳)もいる。
「小さなスイートポテトを作りたくて本を見たら、本ではスイートポテトはケーキに分類されていた」。
そこでオーブンの「ケーキ」の所にダイァルをセットしたら「焼き時間な自動的に四七分と出たから」という両方の「書いてあること」に従って四七分間焼いたら、
スイ-ポテトは焼きすぎになってしまった主婦(三0歳)もある。
いずれも「書いてあることは正しいはずだから、自分でいい加滅に「自己判断」してはいけないと思ってその通りやった」と言うのである。
「書いてあること(情報)」に基づいて自分の判断で行うのではなく、「書いてあることは絶対」で「書いてあることは正しい」とみて、自分で考えなくなっている状況があちこちに見られるのである。

https://i.imgur.com/detQjMg.jpg
より抜粋

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