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豊洲盛土問題を設計者の立場で議論する-3

156 :名無し組:2016/10/22(土) 20:39:00.09 ID:???.net
>>152
建物地下と揚水井戸の関係については、地下水管理システムの説明資料に概念図が掲載されている。
A.P.+2.0から上に砕石層が50cm。
その下に連続する形で導水用の砕石トレンチがそれぞれの揚水井戸に接続する形で設けられている。
敷地工事中の写真を見ると、トレンチというより断面が円形の導水路を何本も隣接して並べたような形で施工している。
だから、擁壁基礎が砕石層を分断していても、揚水井戸への導水には問題は発生しない。

>>153
直接は繋がっていないが、上記のとおり砕石層⇒導水トレンチ⇒揚水井戸という形で繋がっている。

さて、当初は雨水が砕石層を伝って地下ピットに入ったと思っていた。
実際に第5街区の青果棟の地下については砕石層がむき出しなのと相対的に浸水が早かったことから、このルートでの浸水がかなり含まれていると思う。
ただ、砕石層経由で浸透してきたにしては、台風で大量の雨が降ってから地下ピットの水が増水するまでのタイムラグが長すぎた。
第6街区と第7街区の水産棟の地下については、床が一応はコンクリートで密閉された状態と伝えられていた。
その後の浸水が始まった時に現場の作業員が床の5cm程度(手で大きさを示していた)の丸い穴から水が湧いてきていると証言していた。
何の穴のことか理解できなかったが、多数のモニタリング用井戸が建屋の地下に残っていたことから、この井戸からの湧水と考えられる。

すべての地下が砕石層むき出しだったらまだ良かったのに、なまじ床を密閉しようとしたことが災いしたとしか言いようがない。

個人的には、先行して実施された土壌除染工事が成果を上げていて、元の高度汚染土壌からの湧水が規制値以下か問題のない程度であることを祈っている。
そして、多少の遅れはあっても豊洲が新市場として機能してくれることを期待している。

だが、結果として地下からの水の汚染度が大したことがなかったとしても、これは特殊な条件での建築工事の施工管理上の教訓として長く記憶すべき大失敗だ。

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